【明慧日本2021年1月29日】米国大統領選の情勢がめまぐるしく変わり、あらゆるニュースが飛び交っています(訳注:筆者が記事を書いたのは、新大統領の就任前)。最近のアメリカの主流メディアやハイテク企業が、アメリカ大統領の言論の自由を堂々と妨害しているため、政界は猛烈な嵐のようになっています。中国での1999年「7.20」の事を思い出す学習者もいます。特に2021年に入り、徐々に学習者の中でも噂が流れ、一部地域ではあれやこれやと噂が流れるようになり、どこかで通達があった、どうやって準備するのかという話も出て来ました。
1999年、私が北京にいた時、当時の社会の状況は今と確かに似たものがあって、ある時は、学習者からテレビ側の状況が伝えられて来たり、政府内部の幹部が意見を表明したと言われたり、数日後にはどこかで異様な動きがあるという噂があったり、またはアメリカの学習者がどのように考えているのかも流れて来ました。この状態は2000年末に中国を離れるまで続きました。当時は、確かに色々なニュースで人の心が惑わされました。
今の状況は、何か似たようなものがあるように見えます。権威ある憲法の専門家はこう言っている、あのベテラン議員はこのような計画を持っている、学習者が設立したメディアやセルフメディアホストも長期的な計画が必要であると言っている等々、これらによって心に動揺がもたらされました。何人かの学習者は、セルフメディアが皆言っているので、何か変化があったのだろうかと推測までしていました。
これだけの年月をかけて鍛えられたのです。私たちがしっかり覚えておくべきことは、「この世のいかなることも神が司っており、神にコントロールされています」[1]、「中国大陸の情況は非常に混乱しているようにみえますが、実は非常に秩序があるのです」[2] 、「この十数年来、様々な紆余曲折があり、とても混乱しているように見えます。邪悪によるこの迫害は、広い範囲で大法弟子を逮捕し、人々に恐怖感を与え、迫害と抑圧を繰り返し、状況を混乱させています。しかし、知っていますか? この混乱は按排されたもので、しかもすべての学習者、世の中の全ての人の考え、一挙一動を漏れなく見ており、非常にはっきりと見ています。混乱の中に順序があり、混乱は按排されたものです」[3]ということです。
1999年に迫害が起きたのは、天象の変化であり、大法弟子への試練であることを知っています。今の天象の変化も「大法弟子に対する邪悪の迫害はすでに行き詰まり、末路を辿っており、邪悪は自身を守ることもできなくなり」[4]であることを知っています。当時の邪悪による中国の大法弟子への迫害は、宇宙の上から下まであらゆる腐敗物を動員しましたが、長年の粛正によって、旧勢力は当時のような迫害を起こすことは完全に不可能であり、アメリカで更なる大きな迫害を起こすことも当然無理です。
今回の大統領選は、選挙中に事故があったと思う人もいました。実は私たちは知っていますが、師父は「人間の智慧は限られているので、これらのことに思い付かず、全てのことが自然なこと、偶然のことだと思います。私に言わせれば自然なことは存在せず、偶然なことはなく、全てのことに原因があるのです」[5]と説かれています。存在の原因は皆の態度を平易な事実で見て、徹底的に選別しているのかもしれません。人種でも党派でもなく、階級や貴賤でもなく、人心だけを見ています。これは公平な審判であり、大統領選の形式を通じた、全員の人心のテストなのです。
1999年に迫害が始まった時には、ほとんどの神が神の座から去ってしまい、人々の祈りの答えが返ってこなかったのです。しかし、今は再び神の座に戻って来られたようです。非常に純粋で強力なエネルギーを持って、ポジティブで肯定的な啓示を与え、それぞれの信者に啓示を表現しているようにさえ見えます。かつての人間社会の次元の低い悪霊は一斉に消え、共産邪霊が負の役割を果たしているので、彼らの迫害方法は、当初の中国の大法弟子に対する迫害方法とほとんど同じなのです。
現在は共産邪霊がほぼ消滅されているので、当初の邪悪を復現することができません。神に選ばれた人は、神の保護の下で何をするのも簡単です。法を正す進程も、世の中の混乱が何年も続くことを許さないし、数カ月でもだめなのです。
私たちはアメリカ社会に共産邪霊の真相を伝えていた時、多くの素朴なアメリカ人は、共産党があらゆる悪事を行うとはほとんど想像できず、共産主義はあくまでも社会制度の実践だと考えていました。少数の人はアメリカで実践しても悪くないとさえ思っていたし、アメリカで共産邪霊が個人的に邪魔するとは想像すらできなかったのです。そして、この次から次へと繰り広げられる場面が、アメリカの人々に直接共産主義の邪悪さを伝えているのです。
アメリカ国民が本当に共産主義の罪悪を認識すると、神に選ばれた人がすでに座るべき場所に座る時になれば、それは全体として地球の腐敗物の清算の始まりになります。これはもうすぐ来るのです。そして今、この期間は大法弟子が真相を伝えるために残されています。
今まで学習者が設立したメディアが欧米社会の人々に何をすべきかを伝えるには障害があり、正義感ある人達は人権や道徳の角度から支持し、これは中国で起きたことなので自分と関係ないと思う人もいました。今は、大手メディアがほぼ一方的に嘘をついており、ほぼ全ての人がこの問題に関わっています。この時、学習者のメディアだけが大々的に真相を伝えており、毎日何十万人もの一般のアメリカ人が積極的に真相を求めて、新たに流入してくる時でもあり、これはまさに最高かつ巧妙な按排ではありませんか。
個人的な現在の認識ですが、修煉者との交流に限ります。
注:
[1] 李洪志師父の経文『二〇一五年米国西部法会での説法』
[2] 李洪志師父の経文『北米での巡回説法』
[3] 李洪志師父の経文『二〇一四年サンフランシスコ法会での説法』
[4] 李洪志師父の経文『二〇一九年ニューヨーク法会での説法』
[5] 李洪志師父の経文『ヨーロッパ法会での説法』