明慧法会|訴訟を起こすことで法輪功迫害の事実を明らかにする(1)
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 文/山東省の大法弟子

 【明慧日本2021年11月25日】私は1996年に法輪大法の修煉を始めました。私の天目は閉じており、特別なものを見たことはありません。しかし、長年にわたり、大法修煉から多くの恩恵を受けてきました。特に、私の人生で最も困難な時期に師父の声を3回聞きました。それは私の正念を強化し、私に確信を与えてくださったのです。

 以下は、私の関連する経験の一部です。

 困難な状況で励まされた師父

 1999年に中国共産党が法輪功を弾圧し始めてから、私を含めて多くの学習者が差別され、経済的な損失を被りました。私が勤めていた会社は、私の信仰を理由に解雇し給与やボーナスを差し止めました。

 これは中国憲法で認められている信仰の自由の権利を侵害しているため、私は会社を訴えることにしました。提訴も2回、上訴も2回、そして裁判も2回行いました。

 すべてのステップがとても困難でした。私はこの分野での経験がなく、法律についてもほとんど知らなかったので、法律用語は私にとっては未知のものでした。弁護士を雇うこともほぼ不可能だったのです。ある弁護士は「法輪大法に関する事件や、財産の強制的な取り壊し等についての弁護をひき受けてはいけないと当局からの命令がある」と私にはっきりと言いました。

 一番大変だったのは、第二次の上訴の前でした。私は「法輪大法とは何か」、「なぜ弾圧が間違っているのか」をまとめた公開書簡を2通書きました。そして私の職場の主要幹部の連絡先も書きました。他の学習者も手伝ってくれて、市のほぼ全域に手紙を配り、特に私の職場と住宅地にも配りました。一軒一軒配達したものもあれば、郵送したものもあります。他の国の同修たちは、明慧でこのことを知り、会社の人にも法輪功迫害の事実を伝えてくれました。

 直接迫害に参加している関係者を含め、一部の関係者は激怒しました。彼らは、私が彼らの連絡先を公表したことを言い訳にして、代わりに私を訴えたり、拘留したり、殴ったりすると脅し、さらには、私の家族にも圧力がかかったのです。

 「あなたは会社を訴えても無駄だ。直接あなたを留置場にぶち込んでしまえばいいのだ」と、ある関係者は言いました。

 近所の人や、元同僚からは奇異な目で見られたり、卵が石にぶつかる(全然相手にならない)だけだと言われたりしました。

 私は心がすっかり落ち込んでしまって、辛くて、もう我慢の限界だと思いました。裁判前日までの10日間は体重が5キロ減り、インフルエンザの症状も出てしまいました。裁判当日になっても状況は改善されませんでした。家で功を煉っているとき、その辛さを思い出してしまって涙が出てきました。「師父、どうしてこんなに大変なのでしょうか?」と私は心の中で師父に問いかけました。

 すると突然、左の上の方から声が聞こえてきました。「あなたは人を救っているのですよ」

 その声は、はっきりとしていて私を目覚めさせてくれました。これまでの私は、自分がやっていることは、自分の苦しみを減らすことではなく、他の人が法輪功迫害の事実をはっきりさせて、悪行をやめるのを助けることだと思っていました。しかし、私は完全に無私の状態ではなく、心も十分に純粋ではありませんでした。師父のお言葉は私を安心させてくださいました。私は、嫌な気持ちになるどころか、心の中で喜びを感じていました。これは修煉の一環であり、私はただ師父のお言葉に従うだけでよかったのです。

 師父はこう説かれました。「做すところ到るは是れ修なり」[1] 

 このような困難があったにもかかわらず、私は法輪大法の原理を学び、煉功を続けながら、人々に法輪功迫害の真実をどう伝えたらよいかを考えていました。公開書簡の一つに、弾圧と私の状況を明らかにし、もう一つは公聴会への参加を呼びかけました。どうやってこのことを話し、迫害の本当の恐ろしさを知ってもらおうかと考えました。被告人や裁判所の職員、関係者など、多くの人と交流しました。直接会っても、電話でも声を録音し、起こったことを書き留めました。

 私が働いていた職場のキーパーソンを呼び出すために、彼らの違法行為を告知する手紙を何度か作成し、掲示板に貼り付けました。また、上位機関や監査部門にも報告しました。また、『共産党についての九つの論評』のコピーや臓器強制摘出の情報を政府関係者に送りました。何をするにしても、私の心の中には、「弾圧に対する認識を高め、人々を救うためにやっている」という明確な思いがありました。

 裁判官は事実に耳を傾ける

 トップダウンの迫害政策と610弁公室による介入のため、私は勝訴できませんでした。会社は私を再雇用せず、公正な補償もしませんでした。

 しかし、修煉者として、私は自分がすべきことをしたと思っています。さらに、この過程で私は自分の心性を向上させました。思いやりの心が生まれ、心の器が大きくなったと感じました。ここでは、事実を聞いて応援してくれた人たちのエピソードを紹介します。

 証人

 1回目の上訴の際、裁判官から2人の証人を見つけるように言われました。これは簡単なことではないと思いました。大規模な迫害を受けている法輪大法の学習者に、一体誰がサポートすると言ってくれるでしょうか?

 しかし、実際に探してみると、なんと4人の証人を見つけることができたのです。2人は聴聞会に出席してくれると言い、他の2人は書面で証言すると言ってくれたのでした。

 私の前の上司であるCさんもその1人でした。職場の人間が証言してくれたことに、多くの人が驚いたのでした。

 (続く

 注:
 [1] 李洪志師父の詩:『洪吟』「實修」

 (明慧ネット第18回中国大陸大法弟子の修煉体験交流会)

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2021/11/13/433168.html)
 
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