ワクチン接種を拒んだ私の反省
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文/中国の大法弟子

 【明慧日本2021年12月4日】新経文『目覚めよ』を見て、すぐボールペンを執って全文を書き写し、繰り返し読んでいました。

 「感染を恐れている人もいれば、ワクチン接種を頑なに拒む人もいます。この時、あなたはまだ大法弟子の称号に相応しいのですか? もちろん、妊娠している女性大法弟子もいます。私は皆さんにワクチン接種をすべきかどうか、疫病があなたに与える影響について言っているのではありません。もう一方の極端に走らないでください。いずれも人心なのです。あなたに伝えているのは、あなたが常人の心で自らを量っており、修煉者の角度から問題を見るのではなく、これは修煉の中で漏れがあるということです」[1]   

 この部分を私は10回も読み返して、ベッドに横になってからもずっと師父の言葉を考えていました。私自身はその「ワクチン接種を頑なに拒む人」であって、「もう一方の極端に走った」当事者だからです。無条件に師父がおっしゃった法理に同化したいため、翌日にもう1回読んで、内に向けて探しました。ワクチン接種の問題においての教訓と見解を書き出して、同修の皆さんと交流したいと思います。

 1、法理に則るのでなくて、誰かを手本にしがち

 修煉において、私は法理に則るのではなく、誰かをお手本にして真似しがちです。主に下記のような2種類の現れがあります。一つ目はネットで何を言っているのかを見て参考にします。パンデミックになって、全世界でワクチン接種が始まった時、私は毎日明慧ネットの交流文章を読んだ後、動態ネットにある常人のニュースや予言、特に大法弟子個人が作ったメディアをよく見ていました。見ているうちにその影響を受けて、ワクチンは有毒で接種すべきではない、ワクチンは旧勢力が人類を滅亡させるための道具で、宇宙人も関与した大きな陰謀であると思うようになりました。これに加えて中国当局は、積極的に国産の低効果のワクチンを強行に普及させて、私はますますワクチン接種を受けるべきではないと思いました。

 ある日、新経文『猛喝』を読んで、私は大きな衝撃を受けたので、その後は動態ネットにある一般社会のニュースや修煉者が作ったメディアを見ないようにしました。大法弟子が作った番組でさえ正しくない内容があるとは、今まで思ったこともありませんでした。これをきっかけに動態ネットへの依存を捨てたのですが、しかし、内面を深く掘り下げられず、これらのニュースやメディアの影響を受けて形成した観念と業力を排除しておらず、「誰かをお手本にしがちで、法理に則っていない」という修煉上の大きな問題にも気づきませんでした。

 二つ目は、周囲の同修たちのやり方に流されやすいことです。私が住んでいる都市は今年の夏からワクチンの強制接種が始まり、接種を受けたくない私は家庭、コミュニティ、職場から圧力を受けています。どうすれば良いのでしょうか? 学法しても何も悟れず、同修たちと交流すれば、大半の同修はワクチン接種をすべきではないという意見であり、私も皆に流されて、ワクチン接種を一つの修煉上の関と見なして、つまり、接種を受けたら関を乗り越えていないことと同じだと理解しました。

 最後に、狡猾な方法で病院から「体質上、ワクチン接種に適さない」との証明書を入手し、取りあえず接種の圧力から逃れることができました。

 話を戻すと、周囲からの圧力がとても大きかった時、妥協して接種を受けようとも考えました。しかし、それは法理を悟ったわけではなく、周囲からの圧力から逃げたいためです。明慧ネットに「接種を受けた後、体の中に入ったワクチンを師父によって排出してくれた」との交流文章を読んだ時、「これは良い方法だね、私も接種を受けて、その後、排出して頂くように師父に願おう」と思いました。但し、その後病院から証明書を入手して、自分の問題が一時的に解決したので、そうしませんでした。

 ワクチン接種を受けるか受けないかを考えた時、いずれも自分の損得を一番優先に考えて、私の救うべき衆生のことなど考えていません。もし、多くの大法弟子が私と同じように病気の理由だったり、体質の理由などを盾にして接種を逃れるならば、常人は大法弟子をどう思うのでしょうか。

 2、極端に走ったのは、法理がはっきり分からないからだ

 私自身は、今回のワクチン接種を中国で行われている「ゼロ行動」と同一視していたのですが、実は両者の性質は全く異なります。「ゼロ行動」は、大法弟子に対して行われている邪悪な行為で、大法を破壊するためのものであるため、それに反対するのは正当なことです。

 一方、ワクチン接種は法輪大法を破壊することでもなければ、法輪功を狙ってくることでもなく、全世界で推進されていて、中国共産党の専有物ではありません。現在の社会は科学を信じて、ワクチンに依存するようになっているので、大法弟子にそれを変える義務もなければ、私たちが今やろうとしていることとも何の関係もありません。

 「大法に反対さえしなければ、法がこの世を正す時に淘汰される危険から免れることができます。法を破壊してはいませんが、良くない或いはあまり良くない生命に対して、現在一切関わりません」[2] 

 「衆生を救い済度する中で、消滅されたそれらの非常に邪悪な生命も、法に対して破壊活動を行なった生命だけです。それらと同じ基準にいる多くの生命は、法を破壊しておらず、このことに参与していないので、一切関わりません。なぜでしょうか? 法を破壊しなかった生命は、次に法を正す時、彼らに対しても機会が与えられます」[2]

 新型コロナウイルスが始まった時、多くの修煉者はどうしたら良いかが分からなくて、師父は新経文『理性』を発表しました。師父は「精進していない大法弟子、極端に走る大法弟子は直ちに、自分自身を正し、誠心誠意に法を勉強し、修煉してください。なぜならば、このような弟子は最も危険だからです。本当の大法弟子はエネルギーがあり、業力とウイルスを滅することができ、最後の時期に衆生を救い済度するための使者として、人を救い真相を伝えるとき理性的に行動するのです。現在、各地で一部の学習者は集団で正念を発するとき、今回の中共ウイルス(武漢肺炎)を解体するようにと言っています。これは間違っています。皆さんは歴史を変えるために来たのではなく、歴史の最も危険な時期に人を救いに来たのです。真相を伝えること、共産党組織から脱退するよう勧めること、心を込めて真言を唱えるよう教えることなど、いずれも特効薬で、人を救う最も効果的な方法です。人心が変われば、物事が正しい方向へと変化します。中共は最後のあがきをしており、人に危害を加えるため社会を掻き乱しています。大法弟子はこの混乱した状況に動かされないようにしてください。根本を守り抜いてはじめてこの混乱した状況を正しく認識することができます」[3]と説いています。

 この「根本を守り抜いて」とは、大法の特性である真、善、忍という根本的な法則を守ることだろうと私は悟っています。心の中に衆生を思い、衆生を救うのは最大の善だと思います。もし大法弟子の極端な行為によって常人が恐れて、私たちを理解せずに私たちから遠ざかって、多くの場所に私たちが入ることを許さず、これは大法弟子自ら真相を伝える環境を人為的に破壊することになるのではありませんか。これでは本末転倒ではありませんか。

 注:
 [1] 李洪志師父の経文:『目覚めよ』
 [2] 李洪志師父の経文:『北米での巡回説法』
 [3] 李洪志師父の経文:『理性』

【編集者注:この文章は筆者の現時点での個人的な認識を代表しているものであり、同修の皆さんと切磋琢磨し、「比して学び比して修す」のためのものです】

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2021/11/28/434135.html)
 
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