警察官である長兄は共産党を脱退した
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文/中国の大法弟子

 【明慧日本2022年4月4日】私の長兄は以前、警察官をしていました。年齢差が大きいこともあり、仲は良くなかったです。

 1980年代に長兄は警察学校に入り、警察官となりました。当初は、彼は誠実で良い警察官になり、人々を助けたいと考えていましたが、次第に多くの悪い習慣を身につけ、気性も荒くなり、怒りっぽくなって、凶暴な顔つきになりました。

 1996年、北京の大学生だった私は、法輪功を修煉し始めました。迫害が始まる前でしたが、私が実家を訪れると、長兄はしばしば嫌味を言い、法輪大法の修煉を妨害してきました。

 1999年初め、彼は私に法輪功の修煉をやめるように注意しましたが、その直後、彼は職場で異動があり、1999年4月から政府機関の仕事に就きました。表面上、誰かに助けられたように見えましたが、実は大法修煉者の家族として兄は、祝福を受けていたのです。この異動によって、彼は多くの業を造ることなく、1999年7月に中国共産党(以下、中共)が開始した迫害に参加することもなかったのです。

 ある日、私は実家に帰ったとき、兄は嫌味な口調で、「拘束された法輪功学習者(以下、学習者)の一部が信仰を放棄する圧力に屈服しない」と警察官の友人から聞いた話を話しました。彼は学習者を馬鹿にしていました。私は、兄は法輪功迫害の実態を知る必要があることを知りました。

 2000年、彼が北京に出張したとき、一緒に食事をする機会がありました。私は、兄に法輪功迫害に関する多くの事実を話しました。彼は何も言わず、ただ法輪功を宣伝するときに注意するようにと言いました。

 そして、2001年1月、中共が仕組んだ「天安門焼身自殺事件」が中国全土のテレビ局で宣伝されました。兄は専門的な知識と経験から、それがフェイクニュースであることをすぐに認識しました。それ以来、兄は私に法輪功の修煉をやめるように説得したことは一度もありません。

 数年後、私が実家に帰り、テレビを見ていると、長兄が入ってきて、「あなたの師父は佛ですか?」と聞いてきました。私は躊躇することなく、「はい」と答えました。彼は静かに立ち去りました。

 またある時、私は長兄と実家で会った時、私は彼に、彼の友人の多くの警官は悪の報いを受けたのかと尋ねました。彼はかつてのように友人をかばうことはしませんでした。後日、別の筋から聞いた話では、パトカーが爆発して、2人の警官が焼死したそうです。

 2008年末に家族全員で旧正月の晩餐をした時、彼は私に、学習者は人々に中共とその組織を脱退するよう勧めているのかと尋ねました。そして、自分も脱退したいと言いました。夕食後、彼に党員であることを確認すると、彼は本当に脱退すると言いました。

 迫害は20年以上続いています。兄は何度か危険な状況を経験しましたが、しかし、幸いにも本当の危険は免れました。2016年に30年間の公務員を務めた後、早期退職の道を選んでいました。それ以来、彼の外見は優しくなりました。そして、家族団欒の場では、長兄は必ず中共を罵倒していました。彼の妻や子供たちも中共の組織から脱退しました。

 長兄は中共の制度の被害者であり、自らの体験を通じて中共の悪しき本質を認識した警察官の一人です。多くの人は彼のように中共を捨て、中共を信じなくなったら、中共はいつまで存在するのでしょうか?

 
(中国語: https://www.minghui.org/mh/articles/2022/2/12/438867.html)
 
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