瀋陽バス爆発事件で目覚めた私
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文/瀋陽の住民

 【明慧日本2022年4月4日】2022年2月12日夜、遼寧省瀋陽市でバスの爆発事故が発生しました。1人が死亡、2人重傷、40人が負傷しました。そのバスが232番と知ったとき、私は背中に冷や汗が出ました。そのバスは、いつも私が巴山路にある姉の家に行くのに乗っていたバスで、爆発があった停留所の一つ手前で降りていたからです。

 その日、私はバスに乗っていなかったのですが、爆発を知って動悸がしました。姉や他の法輪功学習者が中国共産党(以下、中共)の組織の脱退を勧めていた理由が、不意によく分かるようになりました。中共の悪質な本質を認識し、そこから脱退することで、私を含む多くの人々が祝福を受けたのです。

 10年前、姉が私に中共の組織から脱退するように言ったとき、私はそれを政治的なことと勘違いして賛成しませんでした。その後、姉が折に触れて話をする機会を増やしたので、私は腹が立って「衣食住さえあれば、他はどうでもいい」と言ったのです。

 それでも、姉が私のことを大切に思ってくれていること、愛してくれていることは理解できました。言われなくなった今でも、姉は私のことを心配してくれているのだと思いました。8年前、私は姉にこれ以上心配をかけたくないと思い、若い時に入った中共の組織を脱退することにしました。姉が安心したのを見て、私も嬉しくなりました。

 不思議なことに、中共の組織を辞めた後、私は姉から聞いた法輪功の事実を受け入れることができるようになりました。そして時々、「法輪大法は素晴らしい、真・善・忍は素晴らしい」(心からの九文字)と心から唱えていました。

 私は爆弾が起こったあのバスに乗っていませんでした。しかし、そのバスに乗っていたとしても、爆発の一つ手前で降りたので大丈夫だと思いました。

 私は以前、法輪功学習者への弾圧は学習者以外の人には関係ないと思っていました。しかし中共が「真・善・忍」の原則を標的にするとき、この社会のすべての人が犠牲者になることを、今私は理解しました。

 例えば、修煉者は残酷な迫害をされても、憎しみを持たず、慈悲の心で人に接しました。これに対して、日常生活で普通の人は、不当な扱いを受けると復讐しようとし、時には一般市民を傷つけてまで不満を表現することもあります。そうすると、またしても一般市民が犠牲になってしまいます。

 このような社会に対する復讐はよく見かけますが、私はいつも自分からは遠いものとして感じていました。それが今回は私がよく利用するバスでの出来事で、本当に目が覚めました。もし、死傷した40人以上の人たちが私のように法輪功の事実を知り、中共を辞めることができていれば、多くの人がこの惨事を避けられたのではないかと思いました。

 法輪功の事実を知り、中共の組織から脱退することは、この世の人々にとって非常に重要なことなのです。

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2022/2/18/439092.html)
 
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