黒竜江省の顧巧玲さん 法輪功の資料配布で懲役2年
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 【明慧日本2022年4月4日】黒竜江省密山市在住の法輪功学習者・顧巧玲さん(60歳女性)は2021年5月25日、紅興隆農場裁判所により懲役2年、罰金2万元の不当判決を下された。

 顧さんは2020年9月30日、住宅の建物内で法輪功に関する情報資料を配布していると通報され、連行された。顧さんのカバンの中に、法輪功迫害に関する10冊以上の小冊子と数百元の真相紙幣が押収された。法輪功は中国の伝統修煉法で心身の健康に高い効果をもたらす気功である。

 同日の夕方5時頃、警官らが顧さんの家に来た。顧さんの夫がドアを開けようとしないので、警官は覗き穴を外し、その小さな穴に金属線を突っ込んでドアを開けようとした。顧さんの夫はドアを内側からロックし、警官が入ってくるのを許さないと言った。

 警官が去った後、顧さんの夫は午後6時頃、興凱湖農場派出所に行き、顧さんの釈放を求めたが、自ら連行された。治安大隊隊長・馮輝と派出所所長・楊軍は、一晩顧さんの夫を派出所に拘束した。

 翌日午前8時、警察は車2台を派遣し、夫妻を鶏西市留置所へ連行した。夕方、家に誰もいなかったので、警官らは彼らの自宅を家宅捜索した。

 顧さんは鶏西市留置場で20日間拘留された後、密山市留置場に移送され、さらに10日間拘留され、10月31日に釈放された。

 顧さんの連行が建三江農場検察庁に承認された2日後の11月6日、馮輝ともう1人の幹部は顧さんの家に行き、顧さんの連行承認通知書に署名するように命じた。顧さんはこれを拒否し、自分は犯罪を犯していないと主張した。その後、警官らは立ち去った。

 その後、建三江農場検察庁は顧さんの案件を紅興隆農場検察庁に移し、検察庁は顧さんを起訴し、事件を紅興隆農場裁判所に移した。

 2021年5月17日、紅興隆農場裁判所は、顧さんの審議を行った。弁護士だけが出席を許され、家族は外に呼び止められた。

 検察官の馮飛は、顧さんの自宅から押収した1237個の法輪功関連物品を検察側の証拠として提出した。彼は、彼女に3年の懲役と罰金を科すことを提案した。

 顧さんの弁護士は、警官らは誰もいない時に、顧さんの家を物色し、押収された物品を本人に確認しなかったと主張した。検察はまた、法輪功の冊子を持つことがどのような法律に違反し、他人にどのような損害を与えたかを説明しなかった。弁護士は裁判官に対して、顧さんの無罪を要求した。

 検察は、起訴状に証人の穆麗麗、王春英、徐素栄、劉江業を記載した。しかし、彼らは誰も法廷に現れず、反対尋問に応じなかった。

 裁判長の王暁東は2021年5月25日、顧さんに2年の懲役と2万元の罰金を言い渡した。2022年9月30日に釈放される予定である。

 徐鎮明、于装軍という2人の裁判官と、裁判官の助手・王鳳凯、裁判所書記官・呉迪も、顧さんの判決に参加した。

 (注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2022/3/4/439640.html)
 
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