西安市雁塔区裁判所は20人以上の学習者に不当な判決を下した
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 【明慧日本2022年4月22日】陝西省西安市の蓮湖区裁判所、灞橋区裁判所、雁塔区裁判所は長年にわたって、地元法輪功学習者に不当な判決を宣告した。2019年から、雁塔区裁判所の裁判官・楊琳は宋智さん、王平創さん、趙西娟さん夫婦など多くの学習者に不当な判決を言い渡した。

 宋智さんは懲役4年6カ月の不当判決に

 2019年9月28日、宋智さん(男性)は身柄を拘束され、西安市留置場で拘禁された。同年11月、不当に逮捕状を発付され、案件は雁塔区検察庁に提出された。

 2020年4月末、宋智さんの案件は雁塔区裁判所に出された。同年7月16日午前、雁塔区裁判所の裁判官・楊琳は宋さんに対して開廷した。しかし、2021年5月1日まで結果は宣告しなかった。

楊琳は中級裁判所にどのように判決するかと聞いたが、結果はなかった。2020年7月以来、指定された弁護士は宋さんと1回しか面会できなかった。

 2021年4月末、案件が2年経った時期、宋さんの家族は弁護士を雇い、面会を託した。弁護士は「西安市留置場ではオンラインで面会しました。その時の宋さんは髭が伸びてだらしなかった」と言った。

 弁護士は楊琳などの関係者が刑事訴訟の法律に違反した2点を指摘した。1つ目、開廷してから10カ月経っても結果を出さず、期間延長の拘禁となる。2つ目、雁塔区裁判所が中級裁判所に指示を求めたことは再審と控訴の意味をなくし、初審の裁判所は独立で判決を下す原則に違反した。

 2021年6月18日、弁護士は楊琳に『宋智さんに対する逮捕強制措置を解除する申請』を出した。宋さんが2020年7月16日に開廷されてからすでに1年以上経ったことを指摘した。

 しかし、楊琳は開廷後の1年あまり、2021年7月12日、宋さんに懲役4年6カ月の不当な判決を宣告した。

 現在、宋さんは渭南刑務所に移送された。

 王平創さん、趙西娟さん夫婦は不当な判決に

 西安市長安県の学習者・王平創さん、趙西娟さん夫婦は2020年5月11日に長安県の微区で法輪功の無実を伝え、自宅まであと100メートルの帰り道で県の警官に身柄を拘束された。自宅にあったパソコン、プリンター、レコーダー、インク3つ、現金1万元以上(16万円以上)の家財を押収された。王さんと趙さん2人は三窯留置場に送られた。

 2021年12月16日、王さんは雁塔区裁判所に懲役9年、趙さんは懲役7年の不当な判決を宣告され、現在2人は西安市留置場で拘禁され、西安中級裁判所に控訴した。

 学習者・張喜維さん達は雁塔区裁判所の開廷に直面

 2021年7月21日夜、陝西省礼泉の学習者・張喜維さんは雁塔支局の国内安全保衛部門(法輪功迫害の実行機関)に身柄を拘束され、現在西安市留置場で拘禁されている。

 確実な証拠がないまま、張さんの案件は雁塔区検察庁に起訴された。検察官の平静は張さん本人のサインがないにも関わらず、案件を雁塔区裁判所に提出し、担当の裁判官は楊琳である。2022年4月12日、張さんは雁塔区裁判所に開廷された。

 他のもう1人の学習者も西安市留置場で拘禁されている。もし開廷される場合は、同じく雁塔区裁判所になる。

 雁塔区裁判所に不当な判決を宣告された学習者

 今まで雁塔区裁判所に不当な判決を宣告された学習者は次の通りである。袁輝武さん(3年)、楊キンさん(3年3カ月)、袁光武さん(放浪生活中)、賈蕊菱さん(4年)、楊燕雲さん(11カ月拘禁されてから解放)、馮新城さん(2年6カ月)、韓秋利さん(7年)、劉衛東さん(4年)、王秀霞さん(3年)、蘇少華さん(2年2カ月)、張立竜さん(5年)、趙力さん(2年)、王桂萍さん、劉鳳香さん(3年6カ月)、和秋玲さん(2年)、張玲さん(2年)、陶美衣さん(2年)、賀長華さん(3年6カ月)、張雲深さん(3年6カ月)、合計24人である。ほかに名前が知られていない学習者もいるという。

 (注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照) 

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2022/4/13/441220.html)
 
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