【5.13応募原稿】 ホテルの支配人になった大法弟子
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文/中国の大法弟子 

 【明慧日本2023年9月5日】地方でホテルを経営している知人のAさんが、私に経理を担当してほしいと頼んできました。Aさんはいつもホテルにおらず、ホテルに厄介な問題が発生すると、彼は私に調整と解決を依頼し、その過程で私はできるだけ相手に法輪大法の良さを知ってもらい、問題も自然に円満に解決できました。

 「ここに法輪功をやる良い姉さんがいます」

 管理職はみんなホテルに住み込みで働き、人員の入れ替わりも激しいのです。改装工事から開業するまで次々と人が変わり、性質も人それぞれで、かげで悪口を言う人もおり、怒ったら罵って手を出す人もいました。みんなを一つにするのは簡単ではありません。でもどんな人も大法弟子の前では最後は和やかになり、老若男女を問わず私を尊敬して「姉さん」と呼んでくれました。

 従業員食堂で働くBさんは、料理が下手でしかも片付けもあまりできず、厨房はいつも散らかって汚れています。Bさんはよく鍋を壊したりお椀を割ったりするので、みんなは彼女が作ったご飯を食べたくなく、私にBさんを解雇するように言いました。私はBさんを差別せず、時間があればBさんを助けてご飯を作ったり掃除をしたりしました。Bさんは感動して「姉さん、あなたはどうしてこんなに優しくできるのですか。どうして?」と連呼するので、私は、大法を修めたらこんなに優しい人になったのだと言いました。後日、Bさんは息子と夫を連れてきて、私に法輪功の真相を聞かせて欲しいと言いました。退職した時Bさんは『轉法輪』を受け取り、実家に帰ってから修煉を始めました。

 ある日、60代の従業員のCさんがカーテンを掛ける時に高い所から落ちて怪我をしたので、オーナーのAさんは私にこのことの処理を頼みました。私はCさんに「法輪大法が素晴らしいと唱えるとすべてが良くなりますよ」と言うと、彼の婿さんは「私たちはそれを信じない、お金を早く持って来い」と怒鳴りました。「すぐ病院に行ってください、治療費は会社が負担します」と話すと、家族は口を揃えて「金を先に出せ」と叫びました。何とかしてCさんを病院に運んで、私は手術の前金を払いました。

 手術の日、私は病院に見舞いに行きました。Cさんの二人の娘と婿は病院のホールで「すべてはお前たちの責任だ! 金を出さないと商売できないようにしてやる!」と怒鳴りました。Cさんの奥さんも私を殴ろうとして、「金をよこせ! 金がなければ何を言っても無駄だ!」と叫びました。Cさんが手術室に入るまで私はずっと穏やかに対応しました。それから、家族は絶えず電話をかけてきて、婿さんは何度もホテルに来て理不尽なことをしました。私は終始家族を理解し、「労災認定に基づいてできるだけ家族の要求を満たす」というAさんの決定を家族に伝えました。彼らの無礼と理不尽さに穏やかに対応できたのは、大法の学びがあるからです。最後は、彼らに大法の真相を伝えて「三退」してもらいました。

 従業員のDさんは仕事中に3本の指に切り傷を負い、そのうち2本の指の腱が切れて、彼を病院に送って手術代を払いました。私の対応は彼の十数人の家族に認められ、みんなが「三退」し、労災のことも円満に解決しました。経営の中で、このようなアクシデントが多く発生しますが、毎回、私の対応に相手は不満がなく、認めて感謝されています。ある従業員は「姉さん、私は複数の職場で働いたことがあり、利己的で悪い人間をたくさん見てきました。ここは本当に働きやすい環境です。ここに法輪功をやっている良い姉さんがいることを私の息子の嫁まで知っています」と言いました。

 善の力

 ホテル運営の2年間で、私は本職の経理の仕事を完璧にしただけでなく、同僚たちと協力して黙々と職場の雰囲気を調和させました。オーナーのAさんは150の客室、数十人の従業員を有するホテルを私に任せて、私は支配人兼経理を務めました。

 管理については私は素人で、特にサービス業の対象は複雑な人の集まりであり、従業員の性質もさまざまで、安定した雇用、良質なサービスと衛生が不可欠です。どのように管理したら良いでしょうか。私は定期的に従業員を集めて伝統文化と昔話をして、みんなと話し合い伝統文化の真義を理解してもらいます。また、従業員にさまざまな客に対しどのように接したかのエピソードを話してもらい、良い経験を分かち合いました。だんだんと従業員たちのサービスは良くなって、客と喧嘩することもなくなり、客の忘れ物を発見したらすぐにフロントに預けるようになりました。

 ある日、入社して間もない従業員のEさんが、父親が入院していると泣きながら私にお金を借りに来ました。 私はすぐにお金を渡し、病院まで一緒に行きました。途中、Eさんに大法の素晴らしさを語り、大法はお父さんを救うことができると言うと、Eさんは真相を理解して「三退」をしました。病院に着くと、私は医師のところへ行き、患者に会わせてください、会うのがいかに重要かを説明すると、医師は特別に私を集中治療室に入れてくれました。患者が意識を失っているのを見て、私は彼の耳元で彼の名前を呼んで、「〇〇さんの元神よ、聞いてください。法輪大法は素晴らしい、真・善・忍は素晴らしいを覚えていれば、きっとすぐに回復しますよ」と言いました。翌日、また病院に行ってEさんの母親に大法のお守りを渡し、患者のポケットに入れてあげてくださいと伝えました。母親は私の手を握り、泣きながら感謝して、そこにいた親族4人とも「三退」をしました。数日後、Eさんのお父さんは元気になって退院し、その後も元気に過ごしているそうです。

 私は従業員たちの困難を自分のことのように大切に扱ってよく助けました。ですからほとんどの従業員は「三退」しました。

 「あなたが法輪功を修煉しているからです」

 ある日、当ホテルチケット予約業務を担当するFさんを通じて航空券を購入したお客さん3人が、天候のせいで空港に時間通りに到着できないため航空券を変更したいと、早起きしてFさんに電話しました。しかしFさんは勤務時間外の電話は、詐欺電話や嫌がらせの電話だと思い、罵声を浴びせました。お客さんたちは不安と怒りに駆られ、私のところに来ました。その時、航空券の値段が絶えず高騰していたため、憤った3人は「もっと早く対応してもらえば、こんな数百元(約1万円)の損をしなくて済んだ」と訴えました。私は「心配しないで、まず航空券の変更をして、当店に責任があるため、差額の部分は当店が負担します」と彼らを慰めました。適切な処理をした後、彼らはようやく満足して叫ばなくなりました。私はタイミングよく法輪大法の良さを伝え、3人とも喜んで「三退」をして、私と握手してホテルを出ました。

 またある日、フロントのミスで宿泊客のGさんの部屋を空室と思い別の客さんに貸してしまいました。Gさんが戻ってくると、荷物がなくなっていたのでとても不満に思い、後に来た客を部屋から追い出して、フロントで大騒ぎをしました。フロントマネジャーは対応できなくて、私を呼び出しました。私が謝っても、Gさんは「何を言っても無駄です。私を不快にさせたので、私もあなたたちを不快にさせるから」と言って、入ってくる客に「ここに泊まるな」と怒鳴り散らし、怯えた客はすぐさま立ち去りました。私は笑顔で「うっ憤を発散できるなら、何を言ってもいいですよ」と言って、彼に水やドリンクを渡しました。彼は断って、また2人の客を追い出しました。

 こういうことが起きると普通は警察を呼びますが、私は彼の隣に座って、怒りが収まるのを静かに待ちました。彼は入ってくる客を次々と追い出したのですが、最後に入った客は彼を怒鳴りつけ、その客はチェックインして部屋に行きました。Gさんはメンツがつぶされて、シュンとなりました。そのタイミングで私は「お客さん、あなたはきっと何か不愉快なことがあったので、われわれに八つ当たりしているではありませんか。当店に大きな損をもたらしたので、普通は通報してあなたに弁償してもらいます。そろそろ部屋に戻って休んでください」と言いました。彼は少し考えて「知り合いに記者がいるから、私は今から彼を呼んできます。あなたとスタッフ一同で私に謝って、謝罪のビデオをテレビで流さなければなりません」と言いました。私は「分かりました。今日のミスは当店の責任なので、お許しください」と言いました。彼は門から出て行って、二度と来ませんでした。

 私が支配人に就任してから、毎月の利益は前年同月より5%増えています。就任からわずか8カ月で利益は前年に比べて46万元(約1000万円)増えて、その後、年間の純利益は400万元(約8000万円)に達し、奇跡と言えるほどになりました。地元のSNSでは、多くの投稿は当ホテルの衛生とサービスの良さを絶賛しています。

 これを目の当たりにしたオーナーは私の管理をみて、大法の素晴らしさが分かりました。彼は真摯に「姉さん、なぜ私があなたに来てもらったかを知っていますか、あなたが法輪功を煉っているからです!」と言いました。

 (明慧ネット第24回世界法輪大法デー入選文章)

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2023/5/22/460157.html)
 
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