坐禅中のぼんやり状態を突破するまでの過程
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文/海外の大法弟子

 【明慧日本2024年4月20日】 静功をしている時の私は、主意識が弱く、しばしばぼんやりしていました。それでも、自分ではしっかり修煉していると感じていて、このような状況が長い間続いていました。

 私はこの状態を変える決心をしました。そこで、鏡の前に座って煉功し、自分自身を見つめることにしました。しかし、目を閉じて煉功すると、知らず知らずのうちにまたぼんやりしてしまいます。  

 師父は、私が静功をしっかりしたいと思う心を見て、手助けをしてくださいました。ある日、私が坐禅をしていると、師父の法身が私の右腰を軽く叩かれました。「あら!」と、私は自分の腰がまっすぐではないことに気付きました。問題はここにあるのだと理解しました。それで、すぐに腰をまっすぐにしました。しかし、しばらくするとまた崩れてしまいました。長い間身についた習慣で、いつもまっすぐに座ることができないのです。その結果、ぼんやりしてしまいます。1週間後、坐禅をしていると、師父の法身が再び私の右肩上部をつかみ、良くないものを取り除いてくださいました。しかし、状況は繰り返され、私はまだまっすぐに座ることができず、とても落胆しました。真剣に考えた結果、自分の意識が弱いことに気づきました。

 『轉法輪』を勉強する時、師父は「『先生、わたしは目を閉じるとふわふわします』と言う人がいつもいます。わたしはそうは思いません。あなたはすでに自分の主意識を放棄する習慣を身につけているから、目を閉じると自分の主意識が緩んで無くなってしまうのです。あなたはすでにこういう習慣になっているのです」と説かれました。

 私は非常に焦っていました。毎日座禅をするたびに、今日は必ずしっかりしようと思い続けましたが、いつも同じ過ちを繰り返し、自分を見失い、腰はまっすぐではなく、頭が下がると何もわからず、ぼんやりしてしまいます。私は必ず基準を達成すると決意しました。そこで、『轉法輪』から「主意識を強くもつべし」の部分を暗記ことにしました。私は千回暗記することを決心しました。時間があればいつでも暗記し、冷静な頭を保ちます。「しかしほとんどの人は強い主観思想(主意識)を持って、それを排除し、それに対抗することができます」という法を読んで、なぜ自分は坐禅でのぼんやりした状態を変えられないのかを理解しました。強力な正念が主観思想、主意識をサポートしていないからです。それゆえ、長い間突破できなかったのです。

 自分を変えることを決意し、師父の号令を真剣に聞き、師父の号令通りに行動し、自分の意志を守り、体をまっすぐに保ち、自分の両手を見守り、師父の号令が行くところに、私の意志も行きます。

 私は、20年以上静功を続けてきましたが、いつも師父の号令に注意を払っておらず、印を結ぶと、すぐに自分の主意識が緩み、完全にリラックス状態に入り、何も考えなくなります。これが私の混乱した静功状態の原因であると理解しました。真の原因を見つけた後、私は自分を変え、坐禅をする際には、腰と頭をまっすぐにし、胸と背中を上に引き上げるようにしました。自分の主意識を強化し、自分を見守るようにしました。神通加持法の手印を結んだ後、意識は両手に感じるエネルギーが非常に強く、両手で腕を引き上げ、手のひらを変えても同じように、エネルギーの流れが非常に強く、全身が熱く感じました。腰と頭をまっすぐにし、すべての動作を師父の指示通りに行い、1時間動かずにいました。ついに腰をまっすぐにすることができました。

 ある日、坐禅をしていると、自分が空中に浮いているような感覚がありました。地面から約一尺離れていて、体が軽く浮遊している感じがしました。その感覚は非常に心地よく、素晴らしかったです。連続して3日間、このような感覚が続きました。これを達成することは難しくありませんでした。自分の主意識に気を配ることが重要です。今では意識を特に強化する必要はありません。単に師父の号令通りに動作を行い、姿勢を正しく保つことで、体がすぐに麻痺して熱くなり、膨らみ、全身を通るエネルギーの流れを感じることができます。しかし、体全体は感覚がなくほとんど感じません。しかし、まだ自分を緩めることができません。主意識を緩めると、またぼんやりしてしまいます。師父の号令通りに動作を行うことで、奇跡が起こることを信じています。私はこの難しい関を3年かけてやっと突破しました。以前は真の修煉をしていなかったことを後悔しています。

 以上が、私が主意識を強化し、坐禅で困難を克服し、静功の基準に到達するまでの経験です。

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2024/3/27/474592.html)
 
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