ーー法を正す時期における大法弟子の最大の使命は大法を守ること
文/アメリカの大法弟子
【明慧日本2024年12月27日】宇宙の法を正すことはすでに終息に向かっており、2024年のアメリカ大統領選挙が終了することで、人間社会は正しい方向へと進み始めている。そして、同時に中国共産党(以下、中共)による法輪功と李洪志師父への誹謗中傷も再び激化した。それは、宇宙における旧勢力は主を認識せず、自らが最高であると自負し、無理やり法を正す過程に最終的な迫害を押し込んできた。法輪功に対する迫害は、他の多くの空間から見れば非常に短い期間であるが、人間社会ではすでに25年もの間続いており、現在もなお続いている。法を正すことを妨げる宇宙の邪悪な旧勢力はすでに消滅したが、その細やかな計画は依然として最後の毒として作用している。中共は、宇宙における邪悪な勢力(旧勢力とも呼ばれる)の人間社会における総代理人である。
中国で法輪功に対する迫害が行われ、中国人や強制的に転化させられた中国の法輪功学習者(以下、学習者)を師父の画像を踏みにじるようにさせたりする一方で、中共邪党は海外のメディア(ソーシャルメディアを含む)を利用し、学習者の中に紛れ込んだ悪人や工作員を使って分裂と破壊を引き起こしてきた。特に最近では、心の悪い人々を利用し、アメリカの司法システムを悪用して、神韻と師父に対して司法を超えた戦争を仕掛け、学習者内部の環境が異常に複雑になり、ある環境下では真の修煉者が偽の修煉者や大法を破壊する悪人に排除され、抑圧されるという状況が現れ、いくつかの学習者は混乱を感じている。
ここで説明しておくべきことは、本文で言う「悪人」は社会の悪人ではなく、学習者内部に潜んでいる、旧勢力が送り込んだ反作用を起こす人々を指しているということである。
学習者が抱えている混乱の問題は、以下のようなことを含むが、それに限らない。つまり、なぜ師父は法難が起きることを許されたのか? なぜ悪人が学習者の中で悪行を働くことを許されるのか? なぜ学習者の中に紛れ込んで破壊活動を行っている工作員をまだ明らかにしないのか? なぜ法を正すことが間もなく人間界に入りつつあるのに、法難は小さくなるどころか、師父本人が訴えられるという逆天的な悪行が現れたのか? なぜかなりの数の海外学習者は、長年にわたり無感覚で無関心であり、今日に至っても大法を守ろうという意識を持てないのか? これらの問題は、本質的に25年前の問題と同じである。なぜなら、常に新しい学習者が加わり、途中で離脱した学習者、再び修煉に戻る学習者がいるからである。
個人的な理解として、工作員や悪人が学習者の修煉の中の漏れを利用して破壊活動を行うことは、法を正す過程で必然的に現れるものであり、驚くべきことではない。師父は逆にそれらを利用し、中共が邪悪な本質を自ら明らかにするようにし、さらに多くの生命が中共とマルクス主義の本質を見抜き、宥和や幻想を捨て、より多くの人々が救われるようにされている。旧勢力は常に学習者の人心を利用して、偽の修煉者、うわべだけの者、修煉できない者を大法修煉の集団から排除しようとしている。この過程で、師父は常に私たちとすべての生命のために、残された業力の大部分を引き受けてくださっている。
悪人とは何か? 師父は『精進要旨』「境界」の中で、「悪者は嫉妬心によって、私のため、怒りのために、自分が不公平だと言います。善人は慈悲心が常にあり、憎むことなく、恨むことなく、苦をもって楽とするのです。覚者は執着心がまったくなく、幻のために迷っている世人を静かに観ています」と説かれた。
師父は最大の慈悲をもって、すべての救われるべき命──善良を保てる命を救っておられる。一方で、学習者にとっては、大法の「真・善・忍」に従って絶え間なく精進するか、それとも大法を利用し、「真・善・忍」を哲学的な理論や「病気もなく安全な」生活の方式として捉えるのかが、学習者が大法に対する信念の深さを示している。
真に修煉をしている弟子や本当に修煉したい学習者と現在現れている「混乱」について交流するため、本文では邪悪な様々な表れと、それにどのように認識し、対処すべきかについて議論したい。
一、正邪の戦いは止まったことがなかった
旧勢力が仕組んだこの法難は、1999年に始まった。当時の状況は、中共が中国で師父を全面的に中傷し、学習者に対して迫害を行い、数えきれない学習者が連行され、拘禁され、拷問を受け、精神的に破壊され、さらには生きたまま臓器を摘出されることさえあった。この全宇宙から来た、旧勢力が操る悪しき力による学習者を淘汰するための巨大な試練は、師父によってすべて受け止められ、私たちが経験したのはその表面的な部分にすぎない。しかし、この表面的な部分でも、中国人を中心に無数の生命を害し続けている。そのため、大法弟子たちは迫害に反対し、大法の良さと迫害の実態を世間に伝え、中共の邪悪を明らかにし、大法に対する人々のネガティブな考えを洗い流すことで、法を正すことによって救われたのである。
この迫害は極めて邪悪であるが、海外にいる大法弟子の多くはその実感がない。つまり、中共が行った最も非道で、最も残忍な恐怖の迫害は基本的に中国本土に限られており、海外では主に工作員の浸透、そして海外メディア、政治家、ウォール街、大学、チャイナタウン、華僑団体、主流社会の重要機関や業界を買収する形で行われている。また、「素晴らしいプロパガンダ」を用いて法輪功を誹謗中傷し、さらに中共の党営メディアをニューヨーク・マンハッタンの最も目立つ場所に長期的に宣伝し続け、邪悪なエネルギーを拡散させ、人々がその存在に次第に慣れ、無意識のうちに中共の存在に驚かなくなり、日常生活や仕事における中共の影響を自然と受け入れるようにしている。これらすべては最終的な発難に向けた準備、布石となっているが、私たちはそれに気づき、重視しているだろうか?
「レッドカーペット観光」や「友人作り外交」、「孔子学院」などの浸透は、温水でカエルを煮るようなものであり、中共とその党員を「自分たちと同じ存在」と見なす自由社会の人々に強い麻痺と誘惑を与えている。これにより、マルクス・レーニン主義の思想と中共邪党の海外での浸透活動は、もはや強い拒絶や警戒を引き起こさなくなり、アメリカ社会が「極左」にほぼ完全に堕落する事態を招いてしまったのである(実際には共産主義の悪魔である。このことに関しては『悪魔が世界を統治している』を参照)。
そのため、海外の学習者の多くは、真剣に学法をしておらず、修煉する時間が長くても修煉の真髄を理解できていないため、正邪の戦いの存在と、その激しさや継続的な過程に気づいていない。彼らは中国国内での強権的暴力が人々にもたらす恐怖や窒息感について認識しようとしない。
多くの人々は完全に忘れている。正邪の戦いは1999年7月に始まり、それ以降一度も終わることなく続いている。中共が海外で行っている活動や陰謀は、1999年7月以前に中国国内で行っていたものと全く同じ手口であり、(党営メディアが宣伝し、事件を起こしてから、先に定義して後で調査を行い、公然と嫌がらせを行う。「4.25」の出来事や、武漢テレビ局事件など)、そのパターンは変わらない。
多くの学習者が悟らず、心性が法を正す基準に達しておらず、平気で「美しい生活」を享受している中で、師父は学習者の修煉を導かれているだけでなく、神韻公演を世界中の人々の想像を超える純粋なエネルギーを持たせてくださり、「善と美」の芸術的な表現を通じて、中共の宣伝による観客への邪悪な影響を無くすようにしてくださっている。
しかし、中共は結局は邪悪な毒の源である。この何年もの間、中共はさまざまな手段を使い、法輪功修煉者の集団を内部から崩壊させようと試みてきた。
1992年に大法が伝わると、中共は早くから学習者の内部に工作員を送り込み、いわゆる情報収集を行った。しかし、大部分の「特別任務」を帯びてやって来た人々は、大法の広大な慈悲に感銘を受け、中共を捨て、真心で修煉を始め、真の大法弟子となった。それに甘んじることができなかった中共は、再び海外(主にアメリカ)に目を向け、学習者が運営するさまざまなプロジェクトの高層部や重要な部署に工作員を送り込んだ。それによって、学習者の中では「この人は真剣に学法をしてない、心を修めていない、精進していない学習者なのか? それとも中共の工作員なのか?」を区別することが非常に難しくなった。一方で、中共の工作員の中にも、大法の修煉を選んだ人もいれば、中共の工作資金を持ち逃げして、海外で快適な生活を過ごそうとする人もいる。もちろん、「真・善・忍」に敵対し、法輪功を「中共と人々を奪い争う存在」と見なす工作員もいる。彼らは、大法を正面から理解することを拒み、人心や執着心が強い学習者を利用して自分たちを守り、自分たちを助けるために動く。そして、法難が進むにつれて、これらの工作員はますます大胆になり、大法を完全に無視し、党結成と私利私欲を図り、公然と破壊行為を行うようになる。
簡単に言えば、法難の初期形態は中共が外部から大法を迫害していたものであり、現在の形態は邪悪が工作員や大法に反する内部の者を利用して、内部と外部を組み合わせて大法を迫害するものになっている。すべての物事は初めから終わりまで繋がっているのである。旧勢力が強制的に加えた迫害も終結に向かっている。言い換えれば、今日の邪悪な迫害の表れは、中共邪党が解体に向かう前の最後のあがきであるとも言えることである。
(続く)