【明慧日本2025年4月17日】遼寧省康平県在住の7人の法輪功学習者・李满新さん、斉立科さん(55歳男性)、于常龍さん(54歳男性)、劉強さん、甄秀芬さん、盧玉明さん、王秀珍さんは、法輪功を実践していたとして、2024年8月27日、康平県警察に不当に連行された。斉さんと于さんがそれぞれ懲役3年3カ月の不当判決を受けた。李さん、劉さん、甄さん、王さんの釈放が確認された。盧さんの状況は不明である。法輪功(ファールンゴン)は世界の人々に親しまれる精神修養法であるが、1999年以来、中国共産党によって迫害されている。
斉さんに対する過去の迫害
2003年8月、斉さんは法輪功を中傷するポスターを公共の壁や電柱から撤去しようとした際に不当に連行された。鎮北派出所の警官は、法輪功学習者を連行するためにこれらの中傷ポスターを掲示し、斉さんに2年間の強制労働の判決を下した。
張士労働収容所での拘禁中、斉さんは地元の洗脳班に何度も連行され、法輪功の放棄を強要するための徹底的な洗脳を受けた。2人の職員と、現在は法輪功を実践していない元学習者数人が、24時間体制で斉さんを監視していた。斉さんが信仰の放棄を拒否すると、複数の電気警棒で同時に感電させられた。斉さんの全身は真っ黒になり、水ぶくれと傷だらけになった。監視員たちは斉さんを殴打し、後ろ手に手錠をかけた。
拷問のイメージ図: スタンガンで電気ショックを与える |
2022年7月15日、斉さんは法輪功のメッセージを書いたステッカーを貼っているところを監視カメラで発見され、再び連行された。警察は斉さんを15日間拘留した。
于さんに対する過去の迫害
2000年10月、于さんは友人を訪ねていた際に、鎮南派出所の3人の警官らに不当に連行された。警官はどの修煉者と接触していたのかを問いただしたが、于さんは質問に答えることを拒否したため、警察は于さんを康平県拘置所に1週間拘留した。
鎮南派出所の所長の指示の下、同年11月、两家子派出所の警官3人は于さんを職場で連行し、鎮南派出所に連行した。所長は于さんに、地元の高速道路沿いに法輪功のメッセージを書いた横断幕を掲げているのは誰か知っているかと尋ねた。
于さんは知らないと答えたため、所長は于さんを別の部屋に移動し、10人以上の警官に30分以上殴打するよう指示した。その後、所長は尋問を再開した。于さんは依然として質問に答えようとせず、所長は2回蹴った。さらに、所長は別の学習者が密告したと嘘をついた。于さんは全てを確認するため、その学習者と面会したいと申し出た。所長は黙秘を貫き、その後2カ月以上もの間、于さんを康平県留置所に拘禁した。
警察は、監視カメラに法輪功のメッセージを書いたシールを貼っていたところが映っていたため、2024年8月27日に于さんを連行したという。