四川省:留置場で薬物を注射され 法輪功修煉者が死亡(写真)
■ 印刷版
 

 【明慧日本2012年3月11日】法輪功修煉者の祝芸芳さんは中国四川省の広元市政府、駐成都オフィスの幹部だった。祝さんは何度も中共当局に残酷に迫害されて、痩せこけ、両足は腫れ、腐っていた。2012年3月6日午前9時過ぎ、祝さんは迫害されてこの世を去った。享年49歳。

 中共四川省委員会の副書記・李崇禧は、祝さんを四川省の重点的な迫害対象とするように指示した。祝さんはかつて広元市留置場で7昼夜吊るし上げられたことがある。警官は卑劣な方法とごろつきの手段を使い尽くして、祝さんを残酷に拷問し、虐待した。2006年4月25日の午後、広元市公安局は祝さんのオフィスを訪れ、彼女を不当に連行した。四川省の610弁公室は留置場に対し、祝さんを死ぬほど虐待するように指示した。留置場の警官と受刑者は祝さんに対して厳しく管理し、手錠と足枷で手足をそれぞれベッドの四角に固定して、四肢を四方向へ引っ張り、かつ強制的に灌食を行った。留置場の医師が祝さんに不明な薬物を注射した後、祝さんは鋭い刀が心臓を突き抜けるような痛みを感じ、全身が震えるようになった。

拷問の実演:体を四方へ引っ張られる

 祝さんは不当に7年の刑を言い渡された。2009年6月、祝さんは息子さえ母親だと見分けられないほど迫害されていた。祝さんの息子は病院に行って母に会った時、泣きながら、「私の母はとてもきれいで、とても高尚・上品な人だったし、みんなにとても尊敬されていた。全然こんな格好ではなかった!」と叫んだ。

刑務所で薬物を注射された後の祝芸芳さん

 医者は祝さんが長くても三日しか生きられないと説明した。祝さんの親族らがあちこちに助けを求めた。四川省の610弁公室は病院へ行き、祝さんが微かな息しか残ってないことを確認し、病院から退院しても死亡は確実だと確認した上、祝さんの親族に祝さんを迎えに来させ、帰ることに同意した。

 帰ってきた祝さんは親族に一心に世話され、学法し、煉功することを通じて、死の瀬戸際から蘇ったが、身体はまだ非常に衰弱していた。2010年1月の初め、成都女子刑務所は警官を手配して、祝さんの所に行かせ、祝さんを刑務所に連行して、引き続き迫害しようと企んだ。この情報を知った祝さんは、やむをえず家を離れた。

 このようにびくびくしながら流浪するなか、祝さんは身体の状況がますます悪くなり、2012年3月6日、祝さんは無実を晴らせないままこの世を去った。

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2012/3/9/254019.html)     更新日:2012年3月17日
 
関連文章