【明慧日本2012年3月25日】神韻芸術団は2012年3月7日、約1カ月にわたる神韻2012台湾ツアーの幕を台南で開いた。台南での6公演は、すべて満場或いは超満員となった。約7千8百人の観客が訪れた。
初公演の当日、大統領を始め、副大統領や外務省と内務省の大臣、及び監査総長などの政府要人、台南市長らが主催者に祝辞などを送り、神韻を称賛すると共に公演の成功を祈った。
馬英九総統と、蕭万長副総統が送った祝福カードと生花
中国伝統文化を表現する神韻公演に対し、中国人と同じ祖先を持つ台湾の観衆は、他の地域の神韻ファンと違って、格別な感情を持っており、政府の高官から一般の庶民まで、階層、貧富、年齢の差などに関係なく、深い感動と親しみを覚えている。年に一度の公演時期に入ると、神韻鑑賞のブームは台湾に休暇に訪れる旅行者にも及ぶほど、大きな社会現象となった。
ERPソフトウェアサプライヤー(SAP社)の顧問Patrick Fauret氏(右)
ヨーロッパ最大のソフトウェア会社SAP社の顧問で、フランス人のPatrick Fauret氏は台湾に休暇に来て間もなく、すぐ台湾の友人に誘われて神韻を鑑賞した。初めて神韻を鑑賞したFauret氏は「愉快な気持ちに包まれて、非常に気分がいいです」と語り、ジュネーブに戻ったら地元でもう一回鑑賞したいと述べた。
有名な映画監督・郭南宏氏
任侠をテーマとする映画を主に監督する郭南宏氏は、数多くの映画を制作してきた。郭氏は70年代頃、入場客がすでに百万人を突破し、「百万人観客の監督」と呼ばれ、台湾と香港の間で大変有名な監督だ。
3年連続で神韻を鑑賞し続けてきた郭氏は3月8日鑑賞後、「これほどの素晴らしさを感じられるのは神韻公演だけです」と絶賛した。その理由について次のように述べた。
「毎度観て毎度感動してしまいます。その感動は言葉でとても言い表すことができません」「演目が3、5分毎で、次々と変わっていくので、もし厳しい練習が重ねていなければ、とても無理です。この数10年、このようなことができるのは神韻だけです。また芸術、演出、美術デザイン、衣装、歌の各方面においてもすべてが素晴らしいです。特に今年のバックスクリーンの演出はまるで神話のように素晴らしかったです。高雄に戻ったらもう一回観たいです。毎年必ず2、3回観てしまうのです」
鳳凰管弦楽団の団長・魏ケイ仁氏(左)
台南市鳳凰管弦楽団の団長・魏ケイ仁氏は3月8日、舞台全体の演出を観察したいと思い、2階で鑑賞した。鑑賞中、魏団長は、ずっと目をダンサーらの動きに集中して観ながら、耳を澄ましてオーケストラの生伴奏の音楽を聴いていた。観察後、音楽はダンサー達の動き、バックスクリーンの映像とぴったりと息が合致し、隙が全くないことが分かった。さらに「神韻の作曲家はとても凄いです。曲は舞踊、バックスクリーンの映像、演目内容に全部合うように作られました。素人の観客は舞踊が主役だと考えてしまうのですが、本当の主役は音楽です。また音楽はどの節でどの舞踊の動きを表現するのかのところでも、切り替えがとても的確でした」と語った。
台南市成功ライオンズクラブの李進国会長は3月11日に鑑賞に訪れた。この日はちょうど東日本大震災の1周年の記念日であるため、李会長は次のように述べた。「この1年で、世界各地で様々な災難が起きていましたが、私達は上手く対処することができませんでした。人生に彷徨って孤独を感じた時、『創世主は遅れたりしません』という神韻の歌詞が希望をくれました。毎年一新される素晴らしい公演を観ることができますので、私はもう5年観続けていました。時代遅れにならないように、商工業界の人は必ず観なればなりません」
観る人の違いによって、神韻公演から感じ取るものも違ってくる。台南市陶芸学会の会長・齊競文氏は「神韻は中華民族が失った価値観を取り戻してくれました」と称賛し、台湾塩の生産技術広報室の室長・鄭阿雪氏は「神韻の旋律を永遠に忘れません」と感激した。また台南建築士協会の理事長・卓建光氏は「神韻の色彩は観る人に、より豊な人生感を与えてくれます」と語るなど、様々な感想がみられた。