【明慧日本2012年3月27日】チチハル市に住んでいた法輪功修煉者・鄭偉麗さん(52歳女性)は当局の迫害により自宅を追われ、路頭に迷う生活を送っていた。2008年の北京オリンピック開催前、鄭さんは河北省・タク州市で拘束され、半身不随になるまで迫害された上、2009年6月15日に懲役7年の不当判決を宣告された。河北省女子刑務所に拘禁されていた期間中、鄭さんはトイレや食堂へ行く時、腕や足を使って腹ばいで前進しなければならず、寝る時にも人の手を借りてベッドへ運ばれる状態だった。
2000年12月20日、鄭さんは法輪功の潔白を訴えるため、北京へ陳情に訪れた。鄭さんは北京市内の数箇所で法輪功の真相を伝えるための横断幕を掲げたという理由で不当に逮捕され、地元であるチチハル市の文化路派出所に身柄を引き渡された。鄭さんはそこで、「上大掛」と呼ばれる拷問を受けた。その後、チチハル第一留置場と第二留置場での不当拘禁を経て、鄭さんはチチハル市労働教養所へ送り込まれた。拘禁中、鄭さんは「鉄椅子」と呼ばれる拷問を連続33日も加えられ、死ぬほどの苦しみを受けた。
拷問の実演:「鉄椅子」
2003年、鄭さんは再び文化路派出所に拘禁され、連続7日間「虎の椅子」と呼ばれる拷問を受けた。それ以降、鄭さんは自宅を追われ、放浪生活を余儀なくされた。
拷問の実演:「虎の椅子」
2008年4月23日夜、鄭さんは河北省タク州市で桃園派出所の警官に不当に逮捕され、タク州市留置場に拘禁された。
当時48歳だった鄭さんは、もともと健康だった体が拷問によってひどく傷めつけられた。鄭さんは他の修煉者の居場所を告げるよう脅迫されたものの、断固として全ての不当な要求を拒否した。しかし、そのため鄭さんは吊るし上げの拷問など、様々な迫害を受け半身不随となった。さらに、7年の禁錮刑という重刑判決を科せられた。
河北省女子刑務所は、多数の修煉者を拘禁し、迫害している。そこでは受刑者を利用して、修煉者1人につき2人の監視員が監視や暴行を加えている。また十数時間の過酷な強制労働が科せられている。
(注:法輪功修煉者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)