五、長年の迫害で、大勢の修煉者が死亡した
【明慧日本2012年3月30日】山東省招遠市の傅新立さん(47歳男性)の10数人の家族は、皆法輪功を修煉しており、修煉を始めてから、父親の傅希彬さんの胃癌は全快し、母親の多くの病気も完治した。家族全員が「真・善・忍」に基づいて、自分に厳しく要求し、この家族は近所でも有名な一家であった。しかし中共(中国共産党)は12年来、一家に対して残酷な迫害を行い、新立さんは4年間も放浪生活を余儀なくされた。
2005年6月、新立さんは警察に拘束された。新立さんは残虐な拷問に遭い、公安局の5階から飛び降りて、危篤状態に陥った。新立さんの入院中、家族は面会さえ許されず、病院では治療法がなくなったため、ようやく家に帰された。2008年、新立さんは再度連行され、すでに衰弱していた身体にさらに迫害を受け続けたため、2011年10月25日に亡くなった。
四川省万州区の法輪功修煉者・黄永桂さんは2001年12月、洗脳班に拘束され、転向を強いられて迫害された。30cmに満たない小さな椅子の上に10日間立たされ、下品な言葉で侮辱され、竹で殴られた。洗脳班での迫害は1年9カ月に及んだ。2004年に、黄さんは再び1年間洗脳班で迫害され、その後は長期にわたり監視と尾行を受けた。黄さんは2008年に家財を差し押さえられ、パソコン等を没収された。2009年5月、黄さんは再度連行され、重慶女子労働教養所で1年3カ月間、残忍悲道な迫害を受けた。
黄さんは 2011年1月8日に再び連行され、人事不省になるまで迫害されたにもかかわらず、警官らは再び黄さんを洗脳班へ送り、いわゆる「所外労働教養1年」を宣告した。2012年1月25日、黄さんは長期にわたる迫害の末、ついにこの世を去った。享年60歳。
甘粛省隴西県の劉汝興(劉汝新)さんは、現地の610弁公室、公安局、保衛科などに長期にわたり迫害された。劉さんは2003年7月、甘粛省第一労働教養所で2年間迫害され、2007年8月には不当に懲役3年を下され、天水刑務所に拘禁された。出所後の劉さんは心身共に甚だしく傷つけられ、生活の保障もなく、中共当局からの絶え間ない嫌がらせの下で、2011年12月25日に亡くなった。享年60歳。
劉汝興(劉汝新)さん
黒竜江省ジャムス市の法輪功修煉者・姜静萍さんは2004年10月に拘束された。姜さんは手錠を嵌められて連続して37時間、鉄の椅子と呼ばれる拷問を受け、留置場に20日間拘禁された。同年11月、姜さんは更にジャムス労働教養所で3年の労働教養を強いられた。その期間中、姜さんは肝臓病の症状が現れたため、警官らは家族から3万元をゆすってから姜さんを釈放した。2010年末、姜さんは再度連行され、黒竜江省女子戒毒労働教養所へ送られ、1年におよぶ恐怖と迫害による重圧で心身ともに重大な傷害を受けた。姜さんは帰宅して1カ月後、2011年11月30日に死亡した。享年62歳。
姜静萍さん
大連市の法輪功修煉者・趙飛さんは、かつて3回の労働教養、5回の拘留、1回の洗脳班での迫害を受けたことがある。趙さんは馬三家労働教養所で迫害され、生命の危険に晒されたため、家に戻された。その後も引き続き中共当局から迫害され、2010年9月、裁判所から「審問通知」を何度も受け取ったため、趙さんは圧力を感じて家を出て、やむを得ず放浪生活を送るようになった。趙さんは2011年12月31日、亡くなった。享年54歳。
写真:趙飛さん
後記
中共当局の法輪功への残酷な迫害は今なお継続しており、直接迫害に参与した多くの者は、内心ではこの迫害の罪悪性を早くから熟知している。昨年、ジャムス刑務所は半月間で、相前後して秦月明さん、于雲剛さん、劉伝江さんの3人の法輪功修煉者を虐殺した。その後、遺族はジャムス刑務所を告訴した。中共の高等裁判所はしばらくして「立件して開廷する」と公言しながら、家族と直接会うことを避け、ひたすら要領を得ないままお茶を濁している。裁判所はあえて立件する勇気がなく、真の犯人を法の下で明らかにする勇気がないのである。
(完)