四川省:徳陽刑務所での残酷な迫害の実態
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 【明慧日本2012年4月15日】四川省の徳陽刑務所は、多数の法輪功修煉者を監禁している。迫害手段が非常に残酷であるため、いくら外部に漏らさないようにしても、数人の法輪功修煉者が死ぬまで迫害された事実が暴かれている。さらには、刑務官は公開の場で、「殺さないまでには何をしても学習と言える」と言った。

 パソコン教師の熊正明さんは「自殺」とされる前に徳陽刑務所で監禁されていた。そして、不可解な検死も刑務所と同じ場所の黄許鎮で行われた。明慧ネットはこれまで何度も、同刑務所で法輪功修煉者が迫害されている事実を暴いた。しかし今もなお、刑務所で違法監禁されている法輪功修煉者が何人もいるという。

 徳陽刑務所における迫害手段は以下である。

 まず、監禁隊に入らされ、特訓を受ける。その内容とは、無制限に無理やり走らせる、長時間立たせる、侮辱的にアヒルのように歩かせる、しゃがむ姿勢を続けさせる、中共(中国共産党)の邪説を強制的に教えこんで洗脳し、虐待する。彼らはそれを「学習」と言っている。

 次に、各管区へ行かせ、新たな迫害手段を使う。その管区に配属する目的は、主に囚人を安い労働力として使い、利益を儲けることだ。刑務官はネット上で公開的に「徳陽刑務所には安くて、安定した労働力がある」と宣伝している。一部の不法商人(有名な中国企業も多数含む)は、刑務所の囚人を利用している。作業量は多く、囚人たちも疲れ果てるほどだ。作業環境はとてもひどい。製品は中国だけでなく、欧米にも販売されている。そして、収入は全て刑務官のものとなる。囚人はお金を一切もらえないし、家族が日常生活用品を渡すことも許されず、お金を払って刑務所の用品を買うしかない。しかし、値段が高く、壊れやすい。

 法輪功修煉者は体だけでなく、精神的にも苦しめられている。管区ごとに担当の刑務官がおり、二人の凶悪犯を利用して、残酷な手段を使って法輪功修煉者に強制的に「三書」を書かせ、法輪功への信奉を放棄させる。具体的には、面壁、激しい太陽の下に晒す、真冬に薄い服を着させる、猛暑に無理やり走らせる、強制的に監視させる、殴る、トイレ行かせないなど。

 少なくとも、張志剛さん(4年の不当監禁)、李長利さん(7年)、蒋宗林さん(5年)などの法輪功修煉者が不当監禁された。

 事情を知る人の話では、刑務官・熊某、張健は囚人に指示し、真冬に高齢者の法輪功修煉者に一晩ずっと冷たい水をかけさせ、凍え死にさせたという。また、ある法輪功修煉者は頭を囚人に足で踏まれ、水の中に押さえ込まれて溺死した。これは、ただ刑務所の中の数例であり、まだ多くの残酷な迫害の実態が、情報封鎖ため暴かれていない。

 現在もなお、魏偉さん、楊守民さんら多数の法輪功修煉者が監禁されている。

 特に、李長利さんは小さな独房に監禁され、囚人らに順番に殴られ、いろいろな侮辱的な動きを強要された。李さんの足はびっこを引いて、腰もまっすぐできなくなったうえ、トイレも禁止された。このような状態でも、無理やり数カ月の労働を強いられた。また、唐協文さんは強制的に激しい太陽に晒され、数時間も無理やり走らされた。十年間迫害された廖元富さんは、何度も小さな部屋で監禁され、迫害された。蒋宗林さんは数カ月間、毎日いわゆる「学習」に強制的に参加させられ、「三書」を書かされた。今もなお続いているという。

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2012/3/10/254074.html)     更新日:2012年4月16日
 
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