【明慧日本2012年7月27日】河北省女子労働教養所の4大隊は今月12日が面会日であり、法輪功修煉者・周向陽さんは義理の父と一緒に、妻・李珊珊さんに会いに来た。しかし、周さんは妻との面会を許されず、義理の父が教養所側に強く要求した結果、やっと娘と会えた。
当日の朝8時前、いろいろな所から数多くの人が面会のため、教養所を訪れた。8時過ぎ、教養所の警官・張は教養所の門を開け、面会の受付を開始すると言い、「1回の面会につき、1~2人しか入れない」と言った。そして、多くの人が面会したいため、門の入り口に集まった。警官・張は「下がれ! じゃないと、誰も入れないぞ」と大声で怒り出し、人々は下がるしかなかった。
警官・張
周さんたちの順番になって、周さんが妻と面会したいと言うと、警官・張に「駄目だ」と言われた。周さんの義父が「なぜですか」と聞くと、警官は「駄目なものは駄目だ」と答えた。義父は「私たちは遠い地方から来ました。長い間、娘と会っていないので、会いたいのです」と要求したが、許可されなかった。すると、義父は、理由もないのに面会を許されないのはなぜかと思い、中に入ろうとした。そのとき、警官・張は義父の服をつかんで、他の警官2人も来て、義父の襟をつかみ、ぐっと力を入れて引っ張った。
周さんの義父を掴む警官 |
体を引っ張られる義父 |
警官・張 |
警官・張 |
もう1人の警官 |
周さんは前へ出て、警官の暴力行為を制止したが、警官は無理やり、義父を受付の部屋の中に連れて行った。周さんも入ろうとしたが、警官に止められた。
その後、周さんは再び受付で妻との面会を要求した。しかし、女性警官は「駄目だ」と言った。周さんが「なぜですか」と訪ねると、女性警官は「省の関連規定によると、地元の派出所から法輪功を学んでいないという証明書がないと、面会できない」と言った。周さんが「その規定は法律違反です」と問いつめると、女性警官は「それならどこかに控訴すればよい」と返した。
李珊珊さん |
周さんは設計院のエンジニアで、法輪功を学んでいるとして、2003年5月、警官に身柄を拘束された。その後、周さんは懲役9年の不当判決を宣告され、2004年8月9日に天津市港北刑務所に収容された。刑務所で周さんは想像できないほどの非人道的の拷問を受け、2009年4~5月の間に2回にわたって、救急車で搬送された。危篤状態に陥った周さんは2009年7月28日、治療のため、一時出所の措置を受け、刑務所から出られた。
李さんはかつて、夫の案件を各所に訴えたため、1年3カ月間、拘禁されたことがある。李さんは結婚して1年足らずで、夫が拘禁されたが、李さんは7年の歳月で夫の釈放を待ちながら、夫に対する不法監禁を訴えた。李さんが夫の釈放を求める公開書簡には、2千人が支持の署名をした。
2011年、周さんは再び、刑務所に収容され、残酷な拷問を受けた。周さんは迫害に断食で抗議し、再び危篤状態に陥った。李さんは再び夫に対する不法監禁を訴えたため、唐山国保(国家安全保衛)大隊の警官に連行され、省第1労働教養所に拘禁され、その後、省女子労働教養所に移送された。
周さんは妻と面会を許されなかったが、義父は娘と会えた。李さんは「毎日、重労働をさせられている。『転向』をしない私は、警官に毎月、お前の拘留期間を延長させると言われている」と父に話したという。