河南省:鄭州刑務所における法輪功迫害の実態
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 【明慧日本1012年8月15日】河南省の 鄭州(ていしゅう)刑務所は法輪功修煉者を迫害する最も邪悪な施設である。それは新密市の郊外に位置し、北側に座残山 があり、東側は古い団地で、西に行けば鄭少高速に入る道である。

 鄭州刑務所は以前、省司法庁労働改造15支隊であった。七里岡セメント工場とも呼ばれていた。工場の腐敗問題が深刻化し、損失は数億に達し破産した。現在、3千数人が14の監区に分けられて刑務所に拘禁されている。 

 その中の、9監区の1分区はもっぱら法輪功修煉者を迫害する所で、8監区に年寄り・病人・身体障害者を集中させている監区である。他の監区の受刑者は皆、毎日10数時間の労役をさせられ、毎月26、27日間働かせている。労働があまりにも過酷なため、多くの受刑者は自殺・自傷行為・喧嘩・針を飲み込むなどをし、危険な状態にある。  

 現在、約110人の法輪功修煉者が鄭州刑務所に拘禁されている。中でも、20数人の修煉者は「三書」を書かないとして、ひどく迫害され、6~7人が9監区に拘禁され、他の修煉者は各監区に分散させられている。宋旭さん(鄭州在住)は1監区に、李保興さん(懲役15年の不当判決)は6監区に、楊志さん(懲役13年の不当判決)は5監区に拘禁されている。 

 9監区は主に法輪功修煉者を迫害する監区で、いろいろなグループにに分けられている。 

 まず新しく入った修煉者は「更生組」に入れさせ、密告者を利用して、邪悟・騙し・恐喝などの手段を使い、転向しなければ「攻堅組」にあるいは他の監区に送られる。「攻堅組」は長期的に意志を消耗させ、虚しい寂しさ・退屈・無気力感を生じさせる。そして、法輪功を学びたい心理を利用し、妥協させる条件を出していく。修煉者が気づかぬよう立場を変化させていく。修煉者は人情に流され、法輪功に対する態度を曖昧させられる。往々にして、小さな執着をだんだんと広げていき、隙に乗じて最後は完全に妥協させる。例えば、刑務所の決まりを守ることから、修煉しない保証書を書くまで等々。最初は拒否していたことを少しずつ自然に慣れさせ、警戒心を解いていき、だんだんと駄目にしていく手法だ。 

 現在、警官らは意志の堅い修煉者に対してすでにどうすることもできない状態だ。しかし、警官らは修煉者に煉功することを許さず、法輪功の書籍を没収し、受刑者を利用して法輪功修煉者を罵ったり殴ったりする。王法旺さん(教師)は、大組長らに殴られ、腸を蹴られて重傷を負った。梅勝新さん(広東省の修煉者)は突然、原因不明で死亡した。宋旭さんは、地下室で暴行を振るわれた後、受刑者に地面を引きずられた。徐謝恰さんは9監区で迫害された。  

酷刑演示:拖拽

拷問の実演:地面を引きずられる

 いったん迫害が暴露され国際社会に注目されると、刑務所は真相を覆い隠すため、修煉者を他の監区に入れ替えさせる。例えば、宋旭さんを生活監区から1監区に移し、李保興さんを10監区から内管監区に移し、また6監区に移し、ずっと厳しく監禁している。迫害する警官も人事異動した。 

 現在、「三書」を書かない法輪功修煉者・師得利さん(2012年入所)、白宏敏さん(2011年12月入所)、李傑さん(2012年入所)、同瑞卿さん(2012年入所)は9監区に拘禁されている。2階には南陽市の法輪功修煉者が拘禁されている。 

 (注:法輪功修煉者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2012/8/1/261023.html)
 
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