上海市:「母親が迫害されている」ネットに書き込んだ娘が不当逮捕
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 【明慧日本2013年2月5日】上海市金山区の法輪功修煉者・池瑶さんは昨年11月4日、区公安局国保(国家安全保衛)大隊の警官に連行され、いまだに区留置場に拘禁されている。11月30日、逮捕状が出され、区公安局はでっち上げの証拠で池さんを区検察機関に引き渡そうとしている。

 国保大隊の警官は「池瑶が法輪功のことや母親が迫害されたことを、ブログや騰迅QQに書き込んだのを警察が発見し、池瑶を逮捕した」と言った。

 池さんの母親・葛肖天さんは以前、持病が多く、漢方薬を毎日飲んでいたが、1998年5月に法輪功を学び始め、「真・善・忍」に従って自分を律し、健康を取り戻すことができた。しかし、1999年7.20から、中共(中国共産党)当局は法輪功への弾圧を開始した。法輪功の修煉を堅持していた葛さんは、当局に繰り返し連行されるなどの迫害を受けてきた。

 昨年4月10日、葛さんは法輪功修煉者・袁亜輝さんと一緒に外出した際に、路上でパトカー2台から降りてきた警官に連行された。その後、警官は葛さんの自宅の家宅捜索を行い、電子書籍などの私物を没収した。葛さんの拘留証明書の罪名は「国家法律の実施の破壊」と書かれていた。

 警察は、葛さんを連行したことを家族に知らせなかった。家族は葛さんを探し、娘の池さんは区公安局に何度も電話をして尋ねたが、国保大隊の副部長は「私はこの件に関与していない。母親がどこにいるかも知らない」と騙した。その後、池さんは母親が国保大隊の警官に連行されたことを知って、インターネットにその事実を暴露しようとしたが、地元610弁公室の警官に止められ、「母親との面会に行ってよい」と言われた。その時、葛さんが拘禁されてからすでに4カ月以上経過していた。

 昨年9月3日、池さんは留置場に行き、母親と面会した。面会時、母親の手首に傷があることに気づき、聞いたところ、母親は留置場で毎日、長時間手錠をはめられていることを知った。そして、池さんは母親の手首を撮影したが、警官に「削除しろ」と脅迫されたという。

 同年11月4日午後、池さんが外出した時、母親と同様に区公安局国保の警官に強制連行された。その後、公安局  ははh   は池さんの家の家宅捜索を行い、また勤め先の会社も捜索をして、池さんのパソコンなどを没収した。

 11月30日、区検察院は池さんが「インターネットで法輪功のことや母親が迫害を受けたと発信した」ことを理由に、池さんを正式に逮捕した。

 (注:法輪功修煉者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2013/2/2/268673.html)
 
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