環境は自分の修煉状態によって変わる
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文/河北省の大法弟子

 【明慧日本2013年3月30日】この十数年来の修煉を振り返ってみた時、すべてにおいて、師父のご加護と同修の支援によって、私は今日まで歩んで来ることができました。あまり自慢できることもなく、比較的平凡でしたが、修煉の過程の中で、それなりに大変なこともありました。法に照らし、過去の数年間の不足な部分を探し出し、今後も学法し、さらに精進していきたいと思います。

 私が法を得た最初の数年間は、感激のあまり、会う人々に大法の素晴らしさを伝えていました。大法を実証する活動ならば、どんなに大変でも積極的に参加し、一生懸命に真相を伝えました。それが精進していることだと思っていたのです。私は長い間、大法を感覚的に認識していました。

 時間が経過するにつれて、だんだんと気持ちが緩み、学法するにも集中できなくなり、居眠りをすることさえありました。トラブルに遭遇した時でも、内に向けて探さなくなり、三つのことも怠り、心も落ち着かず、着実に修煉していませんでした。長期間にわたって、貴重な修煉の時間を無駄にしてしまいました。その後、私は長い間、修煉が分かっていなかったと気づきました! 過去の正しくない状態を法に照らし、正さなければならないと悟りました。法をよく学び、理性的に修煉を認識する近道などはないと気づきました。

 法の中で悟り、主意識がはっきりするようになり、学法をする時も集中できるようになりました。法をさらに深く理解できるようにもなりました。法に照らして自分を修め、トラブルの時も内に向けて探すようになりました。器も大きくなりました。全てがよい方向に変わっていきました。 

 例えば、去年のある日、学法していた時のことでした。私が他の学法グルーブのことについて話していると、ある同修(普段は仲の良い友達)が突然、顔を赤くして私を非難し始めました。「あなただけが法をよく勉強していて、そんなにすごいの?」まだ他にもいろいろ聞き苦しいことを言われました。私は驚いて、これはいったいどういうことなのか、私が彼女の気に障るようなことでもしたというのかと、心の中でとても不満に思っていました。しかし、思い直して、また考えました。私の心性を向上させるために言ったのではないか、『轉法輪』の中に「しかし、往々にしてトラブルが発生する時、それが人の心の奥深いところを刺すような激しいものでないと効果が上がらず、向上につながりません」と説かれています。そこで、私は内に向けて原因を探し、一言も言い返しませんでした。

 その後、当時の事を考えると、あの頃の私はまだ修煉がしっかりしていなかったので不満に感じたのです。修煉とはこういうことなんですね。私の心性を向上させるために、それからの2カ月の間に同じようなトラブルが二度も起きました。それもみな学法をしていた時のことでした。私が修煉について話していた時、他の同修は静かに聞いていたのですが、また例の同修が突然、怒り出し、大きな声で泣きながら、私に「誰に対して言っているの? あなたの修煉だけがそんなによくできているの。私は家でいじめられ、ここでもいじめられて!」と悔しそうに言いました。そんな彼女を見て、私もとても辛い思いをしました。彼女に何も言っていないのに、何が気に障ったのか、見当もつきませんでした。

 私は修煉者なのに、心の中で同修を恨み始めていることに気づきました。きっと、私に問題があるからでしょう。宇宙の法理と逆方向を向いているのは私だと思い、その問題を見つけ出し、改めなければならないと思いました。師父のお言葉を思い出しました。「したがって今後、何かトラブルに遭遇した時は、それを偶然なことだと考えてはなりません。なぜなら、トラブルは突然現われるかも 知れませんが、決して偶然なものではなく、みなあなたの心性を向上ためのものなのです。あなたが平素から煉功者として自覚してさえいれば、それに正しく 対処することができるでしょう」(『轉法輪』)法理がはっきり分かると、心も落ち着き、穏やかになりました。

 私がこの何度かの心性の試練で悟ったことは、法を多くよく学び、真に修煉すれば、心性もいつの間にか向上するということでした。現在、その同修との関係は良好で、共に学法をし、精進しています。

 自分の心性を向上することができたので、周囲の環境も私の心性に従って大きな変化が起きました。今まで不仲だった家族が、今は何事も相談するようになりました。嫁も私と夫の生活を気にかけてくれるようになりました。冬越しに必要な綿入りの服、靴をも買ってくれました。これらもみな私の修煉状態が変わったからであり、大法の力だと思います。

 師父、大法に感謝いたします。今後、さらに法を学び、真に修煉し、自分を修め、何かがあれば法に照らして対処し、師父の私達への期待を裏切らないようにしたいと思います。

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(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2012/8/11/261347.html)
(English: http://en.minghui.org/html/articles/2012/8/27/135168.html)
 
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