吉林省の法輪功修煉者2人 留置場で不当拘禁
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 【明慧日本2014年4月3日】吉林省農安県の法輪功修煉者・傅貴華さんと孫艷霞さん(共に女性)は昨年6月3日、同県国保(国家安全保衛)大隊の警官により不当に連行され、留置場に拘禁された。その後、公安局側は2人を刑務所に拘禁するために7回、2人の案件を裁判所に送ったが、7回とも「証拠不足」という理由で差し戻された。しかし、傅さんと孫さんは未だに長春市第三留置場に拘禁されている。

 同施設に拘禁されている傅さんは痩せこけ、孫さんは肝炎、肝硬変、卵管腫瘍、心臓病、血小板減少などの症状が現れた。

 傅さんは善良な農民で、法輪功を学ぶ前は糖尿病、高血圧症、偏頭痛、肝硬変による腹水、神経痛などを患い、歩いているときに意識を失うことが多かった。しかし、1996年、傅さんは幸運なことに法輪功を学び始めた。その後、しばらくすると傅さんの病気は完治した。そこで、家族は安心して幸せな日々を過ごせた。

 昨年6月3日、傅さんと孫さんは警官に連行された。警官は2人に「5月13日に長春市緑園区に法輪功の横断幕をかけたことを認めるように」と言って、拷問を加えた。警官は傅さんを暗い部屋に閉じ込めて足を椅子に固定し、棒で全身を殴った。30分ほど暴力を振るわれた傅さんは全身が震え、さまざまな後遺症が残った。孫さんも警官に足を殴られて腫れあがり、あざだらけになった。

 傅さんは留置場で、体力を回復するために法輪功の功法を練習し続けた。そのため、傅さんは留置場で食べ物を買う(留置場で与えられる食事の量が少ないため)ことを許されなかった。

 孫さんは迫害されたため、いろいろな病状が現われ、長春市労働教養所病院に入院させられたが、現在、第三留置場に連れ戻された。

 昨年6月から10カ月間、傅さんと孫さんの案件は公安局から検察院へ、検察院から裁判所へと、7回も往復し、公安局、検察院、裁判所の3者によって連合会議も開かれた。結果として、「証拠不足」とされながら、2人は未だに解放されていない。

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2014/3/22/289017.html)
 
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