文/中国の大法弟子 悠然
【明慧日本2014年1月7日】私は1999年初め頃に大法修煉に入りました。大法に対してまだ深く理解しておらず、知っている同修も少ないうちに、邪悪な迫害が始まりました。精進していた同修の大半が連行され、普段よく接触していた同修は邪に悟ったり、修煉を辞めたりしました。私はしっかりと修煉の意志を緩めないこと以外に、何をすれば良いか分かりませんでした。しばらく私は独修状態になり、ただ毎日学法をして煉功しました。同修から転々と伝えられて来た明慧ネットの資料、週刊はめったに見ることができず、連載文章は、前半を読んでも後半が見つからなくて、私はとても焦っていました。
ある日、私はネット封鎖を突破する方法が書かれた1枚のカードを手に入れ、そこに書いてある通りに操作したら、みごとにネット封鎖を突破しました。明慧ネットを見た瞬間、私は嬉し涙を流しました。それから、私は周囲の同修に『明慧週刊』を提供し始めました。真相資料を大胆に配る人がいないため、私は小冊子、週刊、DVD、シールなどを作って自分で配りました。また、あて先の住所を収集して真相手紙も郵送しました。当時、真相を伝えることに関して、何かができればそれをしました。現地の修煉情況を知り、全体のなかで、法を正す進展を追いかけることを、私は望んでいました。
2004年前後、私は一部の比較的精進している同修を知りました。私はパソコンの基礎があるため、次第に技術の仕事を引き受け始めました。資料点の創立、オペレーションシステム(OS)のインストール、MP3プレーヤー・消耗品・テレホンカードの購入、機械のメンテナンス、資料の編集、投稿文章の入力・訂正・整理、ファイルの送信、真相紙幣の製作、「三退」名簿のアップデートなどを担当しました。知らず知らずのうちに、私は現地の皆さんに協調人と目されるようになりました。今日は、大法弟子の間の協力について自分の体得を語りたいと思います。
一、尊敬と応援は調和の基礎である
師父は『学習者の文章に対する師父の評注』で「修煉の道は人それぞれ異なり、法を実証する方法も異なり、異なる社会階層、異なる仕事、異なる環境でみな修煉できます。これこそ大法が修煉者に示した道なのです。大法弟子は一体となっており、法を正す中で行った全てを私はみな肯定的に評価しており、皆大法弟子として行うべきことを行っています。異なるやり方は、法が運行している中での有機的な分担と圓容の方式ですが、法の力は全体として現れてくるのです」とおっしゃいました。
同修たちの性格、趣味、教育レベル、家庭環境、経済条件、心性、恐れる心の程度は、それぞれ異なるゆえに、法に対する理解、法を実証する方法も異なっています。私は皆の願望を尊重して、自分に適する方法で大法の事をするようにと励ましています。毎回彼らに真相資料を届ける時、「前回の資料は全部配ったか、数量を加減する必要はないか」と尋ねます。協調人として細かいところまで考慮してあげないといけません。同修が希望した数量の通りに届けて、励まし、資料が多すぎてプレッシャーになることを避けるように、気を配らないといけません。同修の中には毎週5、6部の資料しか配らない人もいれば、毎週400部、500部を配る人もいます。少ない人に対して非難や差別をせず、彼らの前で誰それが○○部を配ったなども話しません。「ベストを尽くそう。毎日たとえ1人だけを救っても、それは立派な成果だよ」と励まします。多く配る人に対しても崇拝せず、お世辞も言わず、ただ「安定的に大法の事をしよう。しかし仕事そのものに執着せず、歓喜心も起こさないで」と言います。
私たちの資料点の同修の年齢はほとんど65歳以上で、コンピュータの基礎がありません。しかし彼らは常人の観念に束縛されずに、技術を学びたいと言ってきて、私はとても感動しました。年配の同修に教える時、あせってはいけません。マウスの持ち方、電源の入れ方から少しずつ、第一歩を完全にマスターしてから第二歩を教えます。速すぎると彼らは覚えられず、びくびくしたら諦めたいという考えが生じやすいからです。私には仕事があり、大法の事も多いのですが、しかし彼らから電話がかかってきたら、どんなに小さい事でも、私はすぐ手元の用事を置いて、彼らの家に駆けつけます。
同修Aさんは自宅で資料点を創立したいと、ノートパソコンを買ったのですが、家族に反対されて、とても困っていました。彼女の家庭事情を配慮して、私は彼女のパソコンに一番シンプルなオペレーション システムをインストールして、小型のプリンターを買いました。そうすれば、大法資料を作ったとき、家族に発見されないようにすぐファイルを隠すことができます。Aさんはとても気に入りました。
Bさんも家庭資料点を創立したくて、私は設備と消耗品を買って彼女の家に届け、機械の設置も全部しました。しかし翌日、Bさんから電話があって、周囲の同修が連行されたので恐れて、プリンターを返品したいと言いました。私は落ち着いた口調で「しっかり考えてください。もし本当にだめだと思うなら、私は引き取ります」と返事しました。数日後にまた彼女に聞くと、彼女は「やはり我が家に置く」と言いました。
Cさんの家は大型の資料点であり、必要な設備と消耗品はわりに多いのです。彼女の家は遠い郊外にあって、消耗品を買うにはとても不便です。最初、私は一度にたくさんの消耗品を買って届けると、Cさんは「置く場所がない」と言いました。それから、どのメーカーの消耗品を買うか、どれほどの数量を買うかは、全部Cさんの意見を尊重しました。
労働教養所から出所したばかりのDさんは恐れる心があり、同修たちに連絡する勇気がないのですが、大法からも離れたくありません。同修の紹介を通じて私とDさんは知り合い、簡単に交流して、私は彼女の苦悩を理解できました。自分の恐れる心以外に、家庭からのプレッシャーもあり、家族は大法関連の活動をしないように彼女を監視しています。家には一冊の『轉法輪』しかありません。彼女は現地の修煉環境に入りたいのですが、やはり安全などを心配しています。私は彼女のために携帯電話版の電子ブックを作って、すべての経文、明慧ネットの通知文、現地の『明慧週刊』を入れました。そして、彼女と週に1回連絡して、毎週新しい『明慧周刊』を彼女の携帯に入れてあげます。携帯電話で学法できて、便利で家族にも発見されないと、彼女はとても喜んでいます。今、彼女は毎週60部の資料を配ることができ、大量に真相紙幣を使用して、落後した某同修を連れて一緒に資料を配り、とても良く頑張っています。
同修たちの堅い信念と清浄で高尚な境界に、私はよく感動しています。私は彼らと全体を形成して、互いに補完しあい共に高まるという、師父の巧みな按排に感謝します。中国国内の赤色恐怖の下で、同修たちは高齢、家事が多い、教育レベルが低いなどの困難を乗り越えて、しっかりと修煉して法を正す事を行っており、その貴い信念に私はたいへん感動しています。私も同修の立場に立って細心の配慮をして、法理に背かない要求であれば、私はできるだけ応援するようにしています。
(続く)
(明慧ネット第10回中国大陸大法弟子の修煉体験交流会)