【明慧日本2014年4月18日】山西省文水県の法輪功修煉者・韓海明さん(67歳男性)は4日、晋中刑務所で迫害され、左脳から出血したため病院に搬送された。しかし8日、無念な思いを晴らせないまま、韓さんは死亡した。
今月2日と3日、韓さんの家族は韓さんと面会するために晋中刑務所を訪れたが、警官は正当な理由がないにもかかわらず、家族の面会要求を却下した。
韓さんが脳出血を起こして病院に搬送された4日の夜9時まで、家族は韓さんに会うことを許されなかった。翌日の午後2時になって、韓さんの状況が少し安定すると、警官は韓さんの家族が緊急治療室に入ることを禁止した。夜9時頃、警官は意識不明の韓さんに手錠をはめ、足枷をかけた。
医者は危篤通知書を発行し、韓さんの家族に「手術がうまく行ったとしても、韓さんは不具になる」と伝えた。韓さんの妻は「夫を家に帰らせて治療したい」と要求したが、警官は直ちに「絶対にだめだ、彼に息がある限り、帰らさせない」と答えた。警官は、「重病のための服役中の一時出所」の手続きをしたいという韓さんの家族の要求も拒否した。
韓さんは意識がはっきりせず、話すこともできず、常に痛みのためにうめき声をだしていた。左手は常に震えながら何かをつかもうとしていた。左側の頭皮がなくなっていて、血痕があふれ出ていた。頭のほかの部位には打撲の跡があった。右側の手と足は長時間、まったく動かなかった。
7日、刑務所側は手術に同意するように韓さんの家族に強く求めた。手術後、韓さんの状況は少し好転したようだったが、その後、急速に悪化し、何度も除細動器(電気的な刺激を与える)が使われた。その後、韓さんは全身が麻痺し、頭部以下は感覚がなくなった。韓さんは人工呼吸器に頼って、呼吸していた。
韓さんは今月8日早朝にこの世を去った。韓さんの遺体は即時に火葬され、家族はその日に韓さんの遺骨を持って、故郷に帰った。
経緯
韓さんは山西省文水県に在住。韓さんは以前、結核、肋膜炎、肝硬変および他の慢性病を患っていた。韓さんは法輪功を修煉してまもなく、全身の病気が完治した。
韓さんは2011年4月7日、法輪功を学んでいるとの理由で、祁県祁城村で不当に連行された。その後、懲役3年6カ月の判決を宣告され、2012年4月10日に晋中刑務所に拘禁された。そこで韓さんはひどく虐待された。
文水県の警官はネット上で韓さん夫婦を指名手配し、至るところで彼らを探し、人を雇って彼らの自宅を監視させた。韓さん夫婦は連行を逃れるため家を離れた。夫婦は生活に苦しむ両親と3人の子供たちを後にするしかなかった。
(English: http://en.minghui.org/html/articles/2014/4/13/184.html)