【明慧日本2014年8月27日】湖南省岳陽市の岳陽廖さんは、当局により2回にわたって不当に逮捕され判決を下された。岳さんは迫害を受けて危篤になり、医者から2~3カ月の命しかないと宣告された。警官は刑務所中で岳さんが死亡することを恐れ、治療のための一時出所を許可した。しかし、危篤状態で自立能力を失った岳さんに対し、所在地域の610弁公室、派出所、地域組織の役人らは2014年8月13日、岳さんの自宅に押し入り、嫌がらせを行った。
岳陽市梅溪の地域組織の主任・蔡某は8月13日、数人の部下を連れて岳さんの自宅に押し入った。蔡は部屋に入るとすぐに、掲げられていた法輪功創始者の写真を破り、法輪功の関連書籍を探し始めた。その場にいた法輪功学習者・蘆さんは、すぐに蔡に法輪功の真相を伝え、善を為すよう勧めたが、蔡は法輪功の関連書籍など、岳さんの私物を没収した。
その日、岳さんは一晩中眠れず、翌日朝6時頃、自分の私物を返してもらうため、這うように歩いて蔡のところへ向かった。岳さんは正常に歩くことができず、何度も転倒したため顔中が血だらけになった。それを見かけた善良な通行人が、手を添えて岳さんを梅溪橋事務所まで送り届けたが、出勤時間になっていないという理由で、道路の向かい側にある店の前のソファで待たされた。出勤時間になり、岳さんは事務所に入ろうとしたが拒否された。最終的に、彼女はようやく事務所に入ることができ、法輪功の関連書籍等の私物を返却するよう求めた。
しかし、役人と610弁公室主任・方宇などは、態度が非常に悪く、彼女の携帯を調べた上、岳さんの私物も返さなかった。彼らは彼女の面倒を見ている法輪功学習者を逮捕すると恐喝し、岳さんを一方的に追い払った。
岳さんはかつて、真善忍を信仰しているという理由で2回も不当な懲役を下され、7年間にわたって迫害を受けたことがある。その後、岳さんは子宮がんになり2~3カ月の命だと医者から宣告されたため、刑務所は岳さんが獄中で死亡することを恐れ、治療のための一時出所を許可した。去年、岳さんは脳梗塞でトイレに十数時間倒れていたところを、他の法輪功学習者に発見され、病院に運ばれて治療を受けた。
(注:法輪功修煉者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)