【明慧日本2014年10月8日】中共による法輪大法への迫害が1999年7.20に始まりました。それからすぐに虚言による誹謗中傷が一気に撒き散らされ、大法弟子たちが次々と立ち上がって大法を守り、師父の無実を示すことを要求しました。中共が公に大法弟子を連行し、迫害して、私と主人も陳情して真相を伝えたことで留置場に監禁されました。
大法弟子への連行が最も多かった時期、留置場の中は大法弟子で埋め尽くされ、かつては一部屋の中に、受刑者は1人でそれ以外はすべて大法弟子だったこともありました。
警官や他の受刑者に対して、私たちは善意を込めて大法と大法弟子が迫害されている真相を伝え、巨大な恐怖と圧力、甚だしきに至っては暴力と拷問に面しても、同修たちは相変わらず信念を固め、恐れずに学法と煉功を続けました。監禁されている常人も、最初は警官の悪事に協力していましたが、突然連行されてきたたくさんの大法弟子が表した善良さと固い意志に驚き、震撼して目を覚まし、関心を寄せるようになりました。
2000年年末頃、法輪功修煉者を連行するだけでなく、家で集まっているキリスト教信者も連行するようになりました。ある日、痩せていて弱っているおばあさんが連行されてきました。留置場の劣悪な環境になかなか慣れずにいましたが、だんだんと私たちの法を暗記する声の中で、落ち着いてきました。数日後、このおばあさんが私たちに注意と関心を持っているように見えたので、機会を見つけて彼女と話をしました。
おばあさんは黄菊香さんといいます。一生の中でずっと返本帰真の道を探し続けました。親戚の勧めで、キリスト教を信じるようになって、10数年も続けていますが、不法に集会したとして監禁1カ月になりました。
「お嬢さん、私法輪功を聞いたのは初めてだけど、あなたたちが暗記している経文を聞いてとても道理があると感じます。とてもいいですね!」と心から言いました。
私も嬉しくて、「そうですか? 分かりますか?」と言って、おばあさんは、「分かる、分かる! 一つ一つの文字が深く私の心の中へ刻まれたようです。とても震撼しました! 特にあの『博大』、一気に最も根本的な問題を明らかにしました。長年キリスト教を信じてきたにもかかわらず、私が認識したことはただ表面の事と現象に過ぎないと実感しました。どうしても確実に向上できる方法が見つからなくて、あなたたちが暗記した法が、私の心の中でモヤモヤしている部分をすっきりさせてくれました」と言います。
このおばあさんの悟性もいいし、根基もとてもいいので、私も嬉しく思い、更に多くの大法修煉に関連することを話して、おばあさんの心の状態に対して、私が法を探し続けた経験とほかの宗教への認識も少し話しました。おばあさんは相当の震撼を受けたようで、本当に修煉したいと感じているようでした。しかし、すぐに数年来信じてきた法門を切り捨てることもできず、また信仰してきた法門を変えることは裏切り行為ではないかと思う心のしこりもありました。
私はいくつかの問題を伝え、よく考えてみてくださいと言いました。「あなたが修煉する根本的な目的は何ですか? そして今、堅持しているものはあなたの目的に到達することができますか?」「人類の歴史に異なる時期に異なる覚者がこの世に下して人を済度するのですが、もし以前の法がまだ効き目があれば、師父がこの世に下って法を広める必要もありません。覚者は神様であり、人間の思惟状態ではありません。覚者たちが世に下って法を広める共通の目的は、つまり人を済度することにあるので、それなら考えて見れば、あなたの選択に対して、覚者たちは真にあなたが済度されるようにと思っているのでしょうか? それとも常人のようにあなたが覚者への感情に執着し、放下しないで、修煉を無駄にしてほしいと思っているのでしょうか」
おばあさんはじっくり考えていました。
翌朝、おばあさんは嬉しそうに、私に「昨日の夜、夢を見ました。夢の中で、私は広い海の中で小さな船に乗っていました。突然、荒波が向かってきて、小船がもうすぐだめになるところに、とても大きな船が穏やかにそばに寄って来ました。見てみると、乗っているのはすべて大法弟子なのです。あなたたちが私に手を振って、私を大船に一緒に乗せて行ってくれました! 私は分かったりました。これはすなわち私へのお告げで、大法を修煉すべきだと・・・」
数日後、中国共産党は100人以上の武力を備えた警官を派遣してきて、強制的に大法弟子を遼寧省馬三家教養院に移送し始めました。大法弟子たちは抵抗しましたが、警官らは4人で1人の大法弟子を持ち上げました。直ちに「法輪大法は素晴らしい!」「師父は無実です!」と、鬼ですら震撼するほどの叫び声が留置場の上空に響き渡り、天地も揺るがすほどでした。
当時、私が移送されず、警官は私がリーダーだと思い、判決を言い渡そうとしました。同修たちが連れ去られたとき、私も鉄格子を掴んで廊下へ行き、「法輪大法は正法です! 直ちに監禁されているすべての無罪の大法弟子を釈放せよ!」と叫びました。
静けさが戻ったとき、振り返ってみると、すべての受刑者らも涙を流していました。おばあさんは涙で顔も濡れて、私に「本当に勇敢で、偉大です! みんな素晴らしい! この時を永遠に忘れません・・・」と言いました。
それから、おばあさんは公に私たちと一緒に学法、煉功するようになりました。留置場の隊長が発見したときにびっくりして、窓の外で怒りながら「黄菊香! 法輪功をやるなんて、今は1カ月の監禁ですむが、法輪功をやるなら少なくとも三年の判決が下されるだろう!」と言いました。
おばあさんは動揺せず、「恐れません! 隊長、以前は法輪功のことを知りませんでしたが、今は分かりました。法輪大法は本当に素晴らしいです! 私も彼女たちのように大法をしっかり修煉して、大法を実証します! 良くなりたいから法輪大法を学ぶのです。これはどんなに神聖なことでしょう! いつ家に帰れるかは李洪志師父の按配に従います!」と言いました。
隊長は圧倒され、一言も言えず去って行きました。
その夜、おばあさんは夢を見ました。鉄格子の前で、おばあさんは二株の菊を植えました。一株の菊は葉や枝がとても繁っていますが、花がありません。もう一株は茎一本で、葉は一枚もありませんが、枝の上に一輪のきれいな黄菊の花が咲いていたのです!
監禁から1カ月が経ち、おばあさんは予定通り釈放されることになりました。帰る前に、私に「あの夢の意味を私ははっきり分かっています。一本目の菊は私の以前の修煉のようで、年数は長いのですが、枝も葉もいっぱいですが、花は咲きません。つまり何の結果も出ないのです。二本目の菊は、今私が修煉している大法のように、時間が短いので、まだ一枚の葉も出ていませんが、私が続けて修煉していけば必ず円満成就し、花を咲かせて実るということです。これは師父からのお告げだと分かっています。安心してください。この刑務所で難に遭いましたが、やっと一生探し続けたものが見つかったので、まさに不幸中の幸いです! これはいくらお金を使っても買うことのできないもので、この1カ月の経験は私にとって特別なものでした・・・」と言いました。
本当に、このような状況の中で咲いた黄菊の花は、どんなに幸運で立派でしょう!