大連市の教師 懲役3年半の不当判決(写真)
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 【明慧日本2014年10月8日】大連市の法輪功学習者・王仁国さんの妻は先月の初め、夫の同僚から「学校に給料を取りに行ってください」との連絡を受けた。夫の同僚は気まずい表情で次の内容を教えてくれた。「王仁国は学校から除名された。8月末の学校のホームページですでに公表されている。王仁国は懲役を言い渡されたからだ」

王仁国
王仁国さん

 「どのような判決を下されたのですか?」王さんの妻が校長に聞いたところ、校長は「3年6カ月、判決文の中に2014年4月14日から有効と書いてあり、学校は1部受け取ったので、家族も1部あるはずです」と答えた。王さんの妻は驚き、まったくその事実を知らなかった。

 王さんは1996年に法輪功を学び始め、心身とも健康になる喜びを実感した。1999年に法輪大法が迫害された後、王さんは200人以上の学習者と一緒に戸外で煉功したため、強制連行され15日間拘留された。2001年、王さんは派出所から、遠方からの同級生が王さんを探しているとの電話があると騙され、連行された。拘禁されていた間、足が伝染性皮膚病にかかり、20数日後に解放された。

 昨年8月30日の朝7時半、王さんは勤務先の大連税務専門学校から連行され、8時頃、王さんの妻は自宅近くで連行された。さらに家財を押収された。大連市国保大隊(法輪功迫害の実行機関)、610弁公室、砂河口区公安支局と黒石礁派出所が連行に加担した。

 王さん夫妻はそれぞれ私服の身元不明の人たちに尋問され、自白を強いられた。更に王さんの家の銀行の収支明細を詳しく聞き出した。午後4時から夜8時まで王さんは拷問され、罵られる声や、暴行を受けた王さんの悲鳴が防音壁を通して妻の耳に伝わった。

 王さんの妻は当日夜に家に戻され、王さんは大連市姚家留置場に拘禁された。

 王さんの家族は相前後して3回弁護士に依頼して留置場へ行ったが、王さんが重要人物と見なされているため、面会は一切許されなかった。

 今回、王さんが連行された後、勤務先の学校側は何度も王さんの行方を尋ね、王さんに一日も早く仕事の復帰を待ち望んでいた。王さんが迫害され、学校側も大きな損失を受けた。

 今年4月14日9時半、砂河口区裁判所で不正裁判が行われた。砂河口区検察院は「国家政権転覆扇動罪」で王さんを起訴した。王さんは自己弁護し、「私はただ1人の学習者としてするべき事をしただけです。『真・善・忍』に従ってよい人になることは間違っていません。私は罪を犯していません。法輪功は間違っていません」と述べた。

 王さんの家族は何度も裁判官を訪ねて裁判の結果を聞いたが、言葉を濁して答えてくれなかった。6月12日、家族が王さんの服を持って行った時、留置場側は「遼寧南新入監刑務所に移送された」と言った。家族は拘留場所が変わっただけだと思い、遼寧南新入監刑務所を辿り着いた。しかし、また「移送された」と聞かされた。「どこに移送しましたか」と聞くと、「知らない、家に帰って電話を待て、知らせが来るだろう」と答えた。

 家族は待ち続けたが、知らされたのは王さんが公職を剥奪され、判決を下された結果であった。

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2014/9/22/298027.html)
 
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