大連市:少女の父が迫害され死亡 母が不当判決に直面
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 【明慧日本2014年10月1日】遼寧省大連市の法輪功学習者・劉新穎さんは先月29日午前9時半、中山区裁判所で不正裁判を受けた。

 劉さんは大連市産婦人科病院の看護師である。夫の曲耀さんは2001年に大連市労働教養所で残酷に迫害され、性器に電気ショックを加えられてただれ、頸椎が骨折した。その結果、重度の対麻痺になった。13年来、劉さんは夫を介護し、娘の面倒をみた。その期間、さらに何度も不当に連行されたという。

 15歳の娘は想像もできない苦難に遭った。

 10カ月で強制的に断乳

 曲さん夫婦は1999年7月、法輪功の無実を訴えるため上京した。大連空港で強制連行されて留置場に拘禁された。その時、娘はわずか10カ月だったが、強制的に断乳されたため、毎日泣いていたという。

 親が労働教養処分に

 2000年1月、曲さん夫婦は再度上京して陳情に行ったが、警官に連行・殴打された。9700元(およそ15万円)の罰金を科されたうえ、2人とも3年の労働教養処分に処せられた。娘は再度、親と離れた。

 曲さんは大連労働教養所で洗脳・残酷な拷問を受けた。重度の対麻痺になってから、ようやく担架で家に運ばれた。当時まだ32歳だった曲さんは毎日ベッドで横になるしかできず、寝返り、痒いところをかく、食事、大小便など生活のすべては妻の介助が必要であった。

 母が行方不明

 2012年7月6日午後2時、秀月街派出所の警官は劉さんを連行し、自宅の鍵を没収した。さらに、劉さんの自宅に押し入り、パソコン、携帯電話、法輪功の関連書籍などを押収した。

 13歳の娘は、家に帰っても母親が見つからなかったため一晩中泣いた。警官は劉さんの行方を家族に知らせず、劉さんの父が派出所、中山分局、留置場の間を繰り返し訪ねても様々な理由で拒否された。劉さんは派出所で24時間拘禁された。

 父が他界、母が連行される

 今年2月19日、曲さんは13年間の苦難を耐えて他界にした。しかし、劉さんもその後、再び連行された。

 3月21日朝8時ごろ、劉さんは家から出かけたとたん、マンションの下で見張っていた秀月派出所の警官に連行され、留置場に送られた。劉さんの健康診断が不合格であったため、留置場は劉さんの受け入れを拒否した。中山区裁判所の裁判官は劉さんの居住地を監視するための手続きをしようとしたが、劉さんはサインを拒否した。

 再び1人に

 先月23日夜、娘が家に帰ると、部屋中が荒らされ、パソコン、法輪功の関連書籍、法輪功創始者の写真とほかの私物などがなくなっていた。娘はすぐ母親が連行されたと気づいた。

 今回は劉さんの5度目の連行となる。劉さんは健康診断が不合格であったため、一時、大連210病院に運ばれた。一方、中山区裁判所は劉さんに対する不当裁判を企んでいる。

 15歳の娘は毎日空き部屋で母を待っているという。

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2014/9/29/298315.html)
 
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