青海省の夫婦 拷問され夫は死亡
【明慧日本2014年9月24日】青海省の元小学校教師である法輪功学習者・趙宗華さんは17日、突然自宅に侵入してきた警官に、パソコン、プリンタ、携帯電話など一部の家財を押収された。
趙さんは拘禁されて「トラの椅子」の拷問器具で拷問され、その後、二十里鋪拘留所へ送り込まれた。一方、法輪功を学習していない趙さんの息子も迫害され、拘禁されている間、トラの椅子の拷問でさんざん苦しめられた。
拷問の再現:トラの椅子
趙さんの夫・魏海明さんは妻が拘禁された後、勤めていた学校での授業を停止され、給料も差し止められた。さらに、掃除係に変えられ、教師の資格をはく奪された。
2007年12月15日、魏さん、趙さん夫婦は自宅から公安局まで連行された。魏さんは拘禁中、断食で迫害に抗議したが、命の危機に晒された。
2008年2月頃、夫婦は勤め先の学校に給料を差し止めされた。その間、趙さんは労働教養処分を受けた。4月16日、大通県裁判所は夫婦に対して不校正裁判を開いた。7月頃、再び秘密裏に裁判が行われ、2人は懲役5年の不当判決を下された。そして、魏さんは青海省門源刑務所へ、趙さんは青海省女子刑務所へ移送された。
拘禁中、魏さんは肉体的にも精神的にも苦しめられていた。出所してから意識がはっきりせず、昨年7月頃に死亡した。享年58歳。