消極の中 旧勢力の按配した道を歩まない
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文/中国・瀋陽市の大法弟子

 【明慧日本2014年10月18日】姉と私の不和は既に4年も続いていました。数日前も、私は同修に聞きました。「私はどうすればいいでしょうか? 姉の事は本当にお手上げです」。彼女は気性が激しく利己的で、内に向けて探したことがないと言っても過言ではないと思いました。

 一年前、ある同修は私に、「彼女を修煉者だと思わなければ、失望もしないでしょう」と言いました。「どのように彼女を修煉者だと思わないのでしょうか。できません!」と私は思いました。しかしその一年後の今、私は依然として姉の事で悩み、つい数日前、耐えきれず姉に言いました。「私は今後、あなたを修煉者だと思わない様にします」。予想外に、彼女は怒りませんでした(実際のところ、私は外に向けて求めることを諦め、彼女の事に執着しなくなったから、彼女も素直になりました)。しかしその後、私は自分の発言はやはり法に沿っていないことに気づきました。

 特に主人(同修)が2カ月前に不当に連行されてから、私は気持ちが沈み、例え姉が他人と喧嘩しても、私は気にしてならず、その時いつも姉に、「ちょっと性格を変えてみたらどうですか?」と言いました。こんな簡単な一言で、姉の不満を買ってしまい、彼女は大声で、「私の性格のどこが良くないのですか? 彼の問題ですよ」と延々と弁明しました。こんなことが起きる度に、私はますます分からなくなりました。「彼女はどうして、ますます内に向けて探さなくなるのでしょうか?」

 しかし、ここ数日、私は突然ある道理が分かってきました。私は自分の消極的な思考を無くさなければならないということです。これらの消極的な思考で、私は息苦しくさえ感じていました。

 この道理が分かってから、私は彼女についての消極的な考えも無くし、絶えず行っていた「善意の助言」もしないように努めました。私が助言する度に、彼女は雷のように怒っていたからです。長い間、私は彼女の事を理解できずに苦しみ、彼女への執着を放棄してから、長い間姉との間で形成された恩怨もなくなりました。

 近年、瀋陽市の同修が不当に連行される度に、私たちが同修に対して抱いた考えはどのようなものだったでしょうか? クレームばかりではありませんでしたか? 内に向けて自分の不足を探してみましたか? これらの消極的な考えが同修を救援することの妨げとなり、ついには同修達が邪悪によって不当判決を言い渡されることにもなりました。

 こうして、私達はちょうど旧勢力の罠に入ってしまった気がします。数日前、救援活動に参加している弁護士が国保関係者から聞いた話では、10月にはまた当局は活動を行います。これを聞いた際、私は落ち着くことができませんでした。魔難に遭った同修は人づてに話を伝えてきました。「邪悪にこれ以上迫害されないよう、そして更に他の同修も不当に連行されないようにしましょう」。彼の心情は理解できます。しかし、いかに消極の中で旧勢力の按配した道を歩まないようにできるのか、じっくり考えるべき問題だと思います。

 特に、明慧ネット2014年9月19日掲載の同修の交流文章『観念を変え、共に内に向けて探し、危篤中の同修が三日で関を乗り越えた(中国語)』を見た後、私は同感でした。

 文章はこうでした。「大法弟子は不当に連行されたり、病業の仮相に悩まされたり、経済的魔難に遭ったり、あるいは妨害によって正々堂々とできない時、全ては邪悪の迫害を受けているのであって、形式が違うだけです。魔難の中にいる同修は師と法を信じ、正念を強めなければならず、内に向けて探し、向上を図らなければならず、同修の助けに頼ってはいけません。難の中で同修の正念が強ければ、自分自身で関を乗り越えることができ、あるいはちょっとした同修の助けで乗り越えることができます。しかし、私達が全体で協力しなければならないとき、大体の場合、魔難にいるその同修自身の修煉状態が良くなかったり、あるいは時間が長引くにつれて周囲の同修のマイナス思考に多く影響されるようになったりします。もしかしたらこれらの問題は、周囲の同修の密接な関わりによるものかもしれません」。

 「……また、修煉の中で、常人の観念を変えることも非常に重要だと改めて思いました。周囲の同修は普段、明さん(同修)に対して寛容で、擁護しています。たとえ多少の意見の相違があっても、トラブルにはなっていません。しかし他空間では、それらの意見が黒、あるいは灰色の山となって、迫害を受けている明さんの肉体にどんどん重荷を増やしています。皆が一生懸命に発正念をしてもそれを解体できず、どれだけ恐ろしいことでしょう!」修煉者の良くない考えや観念は、自分自身を妨害するばかりでなく、他の同修にも害を与えます。

 個人的な認識ですが、妥当でない部分があれば慈悲なるご指摘をお願いします。

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2014/10/10/298720.html)
 
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