海外の大法弟子:嫉妬心を取り除く
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文/海外の大法弟子

 【明慧日本2014年10月2日】師父は「嫉妬心という問題はかなり重大です。なぜならそれは、われわれが修煉して圓満成就できるかどうかという問題に直接かかわってくるからです。嫉妬心を無くさなければ、人の修煉した一切の心が脆弱なものになります。ここには一つの決まりがあります。すなわち人間は修煉の中で、嫉妬心を無くさなければ正果を得られないもので、そうしなければ絶対に正果を得ることはできないのです」[1]「悪者は嫉妬心によって、私のため、怒りのために、自分が不公平だと言います」[2]と説かれました。

 私は海外のあるメディア会社で広告セールスの仕事をしています。すべてのセールスマンは業績指標があり、毎日の業績状況表は日々マネージャーとセールスマンにメールで送られます。それによって、私はとても大きなプレッシャーを感じました。最近気づいたのですが、同修が常に広告の契約を結んでいるのを見ると、私は心の底から会社のため、同修のために喜ぶのではなく、色々な理由を見つけて、自分が広告の契約ができていない口実として、ひいてはとても恐ろしい念を持っていました。それは他の同修も私と同様に契約できないことを望む心でした。私はこの考えに気づいて、実にびっくりしまた。これほど長年修煉していたのに、どうしてこれほど悪い念を持っているのでしょうか? すべての悪いものは嫉妬心に由来しており、嫉妬心は本当に万悪の源であると私は悟りました。そして、私は必ず嫉妬心を自分の空間場から掘り出し、根こそぎ根絶することを決心しました。

 一、嫉妬心がもたらした悪念

 私たちのチームにいるある同修ですが、私は以前しばらく彼女と一緒に仕事をしました。しかし、どうしても仲良くできなかったため、解散しました。今、毎回彼女のことを考えると私は非常に怒ります。彼女が契約を結んだのを見ると、メッセージを送って、お祝いしますが、心の底ではバランスが取れていませんでした。彼女が契約できず、できれば会社に首になったら一番よいと考えていました。どうして、私はこれほど彼女を恨んでいるのでしょうか? 彼女は2回影でチームリーダーに私の悪口を言いました。それにより、私はチームリーダーに叱られました。私たちがクライアントに会ったとき、彼女は何回もクライアントの前で、私の話を中断させ、私を否定しました。私が自分の意見を言い出すと、いつも彼女に否定されました。これも私に怒りと怨恨を覚えさせました。私はもう彼女と協力したくなく、ひいては内心の深いところで彼女がよくできないことを望んでいました。

 私は幼い頃から優秀でした。褒め称えのなかで成長したため、とても強い名を求める心、虚栄心があって、褒め言葉を聞くことがすきで、他人が私の悪口を言うと、特に責任者の前で私の悪口をいうと、強い嫉妬心が生まれ、恨んで仕方なかったです。私は常人のなかでずっと責任者の立場にいて、党文化のなかに浸されて、とても強い性格を形成し、人々はずっと私を「スーパーウーマン」と呼んでいました。私もすでに他人が私に服従し、私を尊重することに慣れて、他人が私の意見を採用せず、私を見下すか、私を尊重しないと、嫉妬心が生まれました。

 私に嫉妬心があったため、私は常に自分が他人より強いと感じて、他人を見下し、私が軽蔑していた人が私より契約を多く結ぶと心が穏やかにならず、多くの悪念が生まれ、相手が契約に失敗するよう望み、そうして自分がやっと喜ぶという、『封神演義』のなかの申公豹と同じでした。

 師父は「一部の学習者は法を実証する過程で人心を持って事を行っており、それによって自分の歓喜心を満たしています。しかし、採用されなかったり、不足を指摘されたりすると、恨む心が生じ、間違ったことを行うことも辞さず、事を乱さなければ鬱憤を晴らせないほどの気持ちになり、私が要求している、大法弟子が互いに協力し合って法を実証し、衆生を救い済度するということに逆行しています。この人心の執着によって、自らの行為またはある事において、自分が反対の立場に立ってしまい、これでもまだ大法学習者の行為ですか? これはまさに邪悪の行いたいことを行っているのではありませんか?」[3]と説かれました。

 師父のこの部分の説法を読み、私はとても驚きました。私が大法弟子の名義で、嫉妬心の制御の下で行ったことは邪悪のやることと違いがありませんでした!

 二、嫉妬心は同修を傷つける

 私は嫉妬心がすべての怒りと恨みの出所であると悟りました。心のバランスが取れなくなり、自分の心が刺激された時は、ほかでもなく自分が嫉妬心に制御され始める時です。この時、もし強い主意識を持って、嫉妬心の出所を探せば、必ず一つ、あるいは複数の執着心が見つかるはずです。

 最近夫は業を滅していて、発正念すると常に掌が倒れ、煉功すると寝てしまい、学法する時も寝ていました。私は見るたびに怒っていました。ある時、私はクライアントと面会する予定でしたが、家を出る前に夫が眠っているのを見て、大いに怒ったため、全身が震えだし、みぞおちが痛くなって、全身から力が抜け、家から出られなくなり、衆生を救い済度することを遅らせました。私が言い出した言葉はとても悪質で、自分では彼を助けていると思っていました。

 夜、夢の中で、大きな口を持った怪獣が血に濡れた大きな口で、もう一匹の小さな動物の頭を噛んで、傷を負わせていました。私が嫉妬心を持って言い出した言葉は同修を助けることができないばかりか、かえって彼を傷つけたと悟りました。

 私は習慣的に常に他人の欠点を見つけています。師父の法を持って自分を照らし、自分を修めるのではなく、同修に要求します。同修が私の要求を満たしていないとき、私の嫉妬心は大いに現れ、怒りと恨みで仕方なく、大いに叫んだりします、非難したり、文句を言ったり、また他人の前で同修が間違っていると指摘し、ひいては皆が同修を非難することを望み、まったく善の心がありません。それでも、自分は同修のためであると思いました。自分が気に入らない同修に対して、凶悪な言葉で悪口を言う時、旧勢力と何が異なるのでしょうか? 旧勢力は彼らの観念でものを測り、自分たちが大法弟子になれなかったのにと思って、心のバランスを失い、大法弟子を一所懸命迫害します。私たちがもし嫉妬心を取り除かなければ、師父の要求通り、旧勢力の按配を否定することができないばかりか、まるで旧勢力を助けて同修を迫害することに等しいです。

 三、嫉妬心は協力を妨げる

 私はメディア会社で仕事を始めて1年以上経ち、数人の同修と一緒に仕事をしたことがあります。しかし、最終的に自分の嫉妬心のため、同修と大いに喧嘩しました。私は同修が気に入らず、とても怒りを覚えて、協力は中止になるざるを得ませんでした。そして、同修との間には間隔ができあがりました。メディアの仕事をするには協力が必要であり、全体をなしてこそ、衆生を救い済度する最大の効果を収められます。しかし、嫉妬心は同修の間で協力できないようにさせ、同修の間に間隔を作っています。

 私は自分より早くメディアの仕事を始めた同修に対して、更に高く要求し、彼らがいくらよくできてもそれは当たり前で、私を手助けするのも当然だと思っていたため、同修から助けてもらっても感謝の気持ちがなく、自分の要求に満たさないとまた気分を悪くしました。

 四、嫉妬心は万悪の源

 最近『共産党についての九つの論評』(以降『九評』と略する)と、ビデオを見た時、突然、自分の姿勢、態度、言動、目つきが『九評』の中の、邪党に洗脳され制御されている人に似ていることに気づきました。同修を助ける時でさえ、批判会を開くようで、人を非難していました。嫉妬心はまた邪党の邪悪さの根源です。師父は「多くの人が私と私の弟子に今回の迫害の本当の目的はいったい何のためなのかと訊ねました。他でもなく、あの太鼓持ちの嫉妬によるものです。あのものの手に権力があるから、このようなことを仕出かすことができました。人類になぜこのようなことが起き得るのかと不思議で可笑しく聞こえますが、これは現実なのです。今回の迫害はあの太鼓持ちが歪んだ嫉妬心に煽られて荒唐無稽にも引き起こしたのです。理由はこれだけです。」[4]と説かれました。

 嫉妬心を取り除かなければ、邪悪な党文化に存在する空間を提供し、すなわち邪悪に操られる最大な口実になり、師父と大法の要求から背いて行ってしまうと悟りました。嫉妬心の根源は私心と尊大です。自分が偉いと感じ、他人を見下す時、自分の名、利、情が傷つけられたと感じた時、嫉妬心は出てこようとしています。ですから、嫉妬心を根絶させるためには、自分の考えをすべて自分で制御すべきです。自分がとても素晴らしい、他人より強いと感じ、他人を見下す時、心の中に何らかの不平、恨みが生まれた時、直ちに発正念して嫉妬心を取り除き、同時に自分のどんな執着心が反応したのかを見極め、嫉妬心を取り除くと同時に、あれらの執着心も取り除かなければなりません。

 すべての同修が警戒心を高めることを望み、一緒にこの嫉妬心を掘り出して捨てましょう。

 法理に基づいてないところについては、同修の慈悲なるご叱正を願います。

 注:
 [1] 李洪志師父の著作:『轉法輪
 [2] 李洪志師父の経文:『精進要旨』「境界」
 [3] 李洪志師父の経文:『精進要旨(三)』「すぐに目覚めよ」
 [4] 李洪志師父の経文:『各地での説法二』「二〇〇二年米国フィラデルフィア法会での説法」

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2014/9/22/297957.html)
(English: http://en.minghui.org/html/articles/2014/9/29/3499.html)
 
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