文/オーストラリア・パースの大法弟子
【明慧日本2014年10月25日】
旧勢力を否定しさえすれば、衆生はきっと明るい未来を選ぶ
現地で最も大きい華人団体のメンバーBさんはもともと私の知り合いで、ふだんから舞踊と音楽が好きです。神韻公演の情報を教えた時、彼女はとても嬉しくて一番高いチケットを4枚予約したいと口頭で私に約束しました。しかし後日、突然キャンセルしたいという電話をかけてきて、「神韻を観に行ってはいけない、行った人は法輪功の一員として見なされ、今後帰国する時に面倒なことに遭う」と中国領事館から警告されたと言いました。彼女はもうすぐ中国に里帰りをするので、恐れていました。その後のある日、彼女と同じ団体に所属する数人の華人が我々の事務室に来て、9枚のチケットを購入しました。彼らのチケット発券処理をした後、私はすぐにBさんに電話をかけて、「あなたの同僚が神韻のチケットを買いに来ましたよ。あなたも遅れを取らないようにね」と言いました。最後に、彼女は最も高いチケットを買いました。
西オーストラリア州立劇場の前で宣伝チラシを配った時、ある若い中国系の若者に出会いました。彼によると、彼と彼の母親はすでに神韻を知っていました。しかし、母親が所属する某華人団体は中国領事館から「神韻を観に行かないように」との連絡を受けていたそうです。それにしても、母親はすでにチケットを購入して、絶対観に行くそうです。
公演の前日でさえ、私は最も高価なチケット6枚を売り出しました。買ったのはすべて華人です。
今日になって当時のことを思い出すと、少しどきどきはらはらしますが、しかし当時は特別に何も思っておらず、ただただ神韻公演に対する邪悪な妨害要素をすべて取り除こうと、堅く思っていました。その単純な一念が、大法に溶け込んだ状態に符合したのかもしれません。分かりやすく言うと、妨害は見たところではどれほど邪悪でどれほど怖く見えても、我々が本当に内心からそれを全面的に否定すれば、旧勢力はまたどんな力と手段があるのでしょうか?
師父は『二〇〇四年シカゴ法会での説法』で、「もちろん、旧勢力が按配したこの全てを私たちは認めておらず、師父である私も認めていません。大法弟子も当然認めていません。(拍手) しかし、旧勢力はなんといっても、やりたいことをやりました。大法弟子は今まで以上に良く行い、衆生を救い済度する中で自らを良く修めるべきです。修煉の中で魔難に遭ったら、自分自身を修め、自分自身を見るべきです。これは旧勢力が按配した魔難を認め、それらが按配した魔難の中でいかに良く行うかのことではなく、こういうことではありません。私たちは旧勢力そのものが現れたこと、それらが按配した全てまで否定しており、旧勢力の存在自体を認めていないのです。私たちは根本から旧勢力の全てを否定しています。旧勢力を否定し排除する中で皆さんが行った全てこそ、威徳あるものです。それらが作った魔難の中で修煉するのではなく、それらを認めない中で自らの道を正しく歩むのであって、旧勢力そのものによってもたらされた魔難の現れを消滅することさえ認めないのです。(拍手) この角度から見れば、私たちが直面しているのは旧勢力を全般的に否定するということです。旧勢力の瀕死のあがきを私と大法弟子はまったく認めないのです」とおっしゃいました。今回の神韻宣伝を通じて、私は師父の説法をいっそう深く理解できました。
考えを清浄にした時、修煉は本当にとても単純なことになります。師父は『各地での説法七・米国西部国際法会での説法』に「もし困難の前で、念が非常に正しければ、邪悪の迫害や妨害を前にするとき、あなたが言った、正念の強い一言は邪悪を直ちに解体することができ、(拍手) 邪悪に利用された人がすぐに逃げてしまい、邪悪のあなたに対する迫害はすぐ消え、邪悪のあなたに対する妨害を即刻になくすことができます。正しい信念というこの一念だけですが、この正念を守りきることができる人は、最後まで歩むことができ、大法によって造られた偉大な神になるのです」とおっしゃいました。
同修の皆さん、その正念をしっかり守って、師父に従ってより多くの衆生を救い、共に偉大な誓約を果たしましょう!
(完)
(English: http://en.minghui.org/html/articles/2014/10/23/146508.html)