河南省:北京APEC前 主任看護師が連行
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 【明慧日本2014年11月25日】河南省新郷医学院の付属第三病院の主任看護師・潘銀娟さん(52歳女性)は今月3日午後、仕事中に新郷市洪門派出所の警官に連行された。潘さんを連行した理由について、警官は「もうすぐ北京でAPECの会議が開かれるためだ」と言った。

 潘さんを連行した洪門派出所の警官は、潘さんから潘さんの自宅の鍵を没収し、潘さんの家に行き、家宅捜索を行った。警官はパソコン、携帯電話、タブレットPC、プリンタを含むすべての電子機械、預金通帳、証明書類などを押収した。

 1999年7.20、中国共産党当局は法輪功への弾圧を開始した。潘さん夫婦は法輪功を学んでいるとして、給料の差し押さえ、出勤停止処分、電話の盗聴、尾行、家宅捜索などを受けてきた。

 2009年、病院側が潘さんに看護の仕事を辞めさせ、強制的に病院のクリーニングの仕事をさせた。

 2011年7月7日、潘さんは同市610弁公室の警官に鄭州市晩晴山荘洗脳班に送り込まれた。

 2012年5月上旬のある日、紅旗区610弁公室の警官10数人は仕事中の潘さんを連行しようとしたが、潘さんはその時、心臓病の症状が現われ、病院の救急科に運ばれたため、連行を免れた。

 潘さんの夫・李富軍さんは新郷医学院の基礎部の元助教授で授業が一等賞を受賞したことがあった。李さんは協和医科大学(北京市)で研修するとき、『法輪功の健康効果―北京市の一万例の調査報告書』という研究課題に参加していた。1999年10月、李さんは法輪功への迫害停止を求め、北京に行ったが、連行されて懲役4年の実刑判決を下され、刑務所に収容され、大学側に解雇された。2003年10月、解放された李さんは何度も校長に訪ね、仕事の復帰を求めたが、許可されなかった。仕方がなく、李さんは家を離れて南の方で仕事を探した。

 情報筋によると、潘さんは現在、新郷市留置場に拘禁されており、家族との面会を禁じられているという。

 (注:法輪功修煉者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2014/11/6/299951.html)
 
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