【明慧日本2014年1月14日】北京のある街道弁事所の従業員の話によると、刑務所、労動教養所から解放された法輪功修煉者の具合が悪くなったり、半年後に突然死亡したりするのは、薬物を投与されたためだという。
北京女子労動教養所の90%は、不法に拘禁された法輪功修煉者である。さらに、刑期を減刑するという特別待遇を餌に、受刑者らに法輪功修煉者を迫害させる。単独で迫害を受ける修煉者の食事はロビーに配置するよう、警官が受刑者に手配させる。そのうち、麻薬常用者・楊美輝、姜秀傑の2人は、まさに薬物投与者である。
労動教養所の仕事は大変な上、心理的ストレスもある。そのため、多くのお年寄りの修煉者は身体の状態が悪くなり、心身共に疲れ切っている。「具合が悪い」と言うと、警官らの企みどおりになる。なぜかというと、これを理由に警官らは正当な理由として修煉者を病院へ連れて行き、長期にわたって薬物迫害を加えることができるからである。また、薬を服用しない修煉者を単独管理している。ある警官は「修煉者は『自分は薬を服用していない』と思い込んでいるが、実は毎日の食事の中に混ぜているのだ」と公然と言った。
元気だった法輪功修煉者・崔佩英さん(50代)は収容所から出所後、2011年8月19日に死亡した。
法輪功修煉者・成鈺静さん(30代の大学院卒)は詳細不明な薬物を投与され、精神異常になった。
2010年12月上旬、法輪功修煉者・ヤン林霞さん(63)は、警官の大隊長・李守芬から貰ったいわゆる高血圧の治療薬を持って詰問した。「これは血圧の薬ではないです。2年間ずっと白い薬だったのに」。警官・李は見もしないで「おれは隊長だ! お前の目で何が分かる? 間違いなくお前の薬だ」と反駁した。しかし、ヤンさんは黄緑色の薬を服用してから血圧が高くなり、心臓病の症状も現れた。ヤンさんは虚脱症状を起こし、病院に搬送された。ヤンさんの身体は悪化し、心臓の検査を要求したが、医務室および労動教養所の関係者は責任を負うことを恐れ「血圧に問題があるだけだ」と主張した。月末の解放まで、ヤンさんは薬を服用しなかった。警官側も例外で薬を服用することを強制しなかった。現在、ヤンさんの状況は分かっていないという。