北京市:障害者女性 強制連行され不当拘禁
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 【明慧日本2015年1月22日】北京市大興区の障害者である魏玉紅さん(47歳女性)は、610弁公室、公安局、観音寺派出所から各1人ずつの計3人に大興留置場まで強制連行され、現在に至るまで5ヵ月間、不当に拘禁されている。

 魏さんは3歳から重いてんかんを患っていた。一日に何度も発作が起き、方々に治療方法を求めても見つけることができなかった。また、魏さんは中国の検査で「二級」の重度知能障害であり、認知や行動の能力の重度な欠陥を持っていた。三度の結婚をしたが離婚し、孤独な日々を送っていた。

魏玉红残疾人证书
魏さんの障害者手帳

 1997年、魏さんは法輪功を学び始めると、患っていたてんかんは病院に行かずとも治った。自立生活ができるようになり、知能においても大きな改善が見られた。自分の力で仕事を見つけ、アルバイトや廃品拾いをして生計を立てられるようになった。また性格も善良で楽観的になり、親族や友人、ひいては社会にかけてきた負担を減らすことができた。

 2014年8月初、魏さんは法輪功を修煉していることを理由に観音寺派出所の留置場まで連行された。

 中国の障害者保障法では、「障害者たちの、合法的な権益や人格の尊厳を侵してはならない。知能的、精神的障害をもつ人に対して、いかなる組織、家族も含めて非合法に拘禁してはならない。これに反した場合、法に従い刑事責任を負わなければならない」と規定されている。

 大興区610弁公室のリーダー、国保大隊の隊長、観音寺派出所の警官(魏さんを強引連行したメンバー)は、魏さんが知能障害を持っていることや、自分の受けた迫害を人に告げることができないことを知ったうえで、長期にわたって魏さんを釈放せず拘禁し、迫害を続けているという。

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2015/1/12/303070.html)
(English: http://en.minghui.org/html/articles/2015/1/21/148048.html)
 
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