北京市の法輪功学習者 3年前に労働教養所で迫害死(写真)
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 【明慧日本2014年12月16日】北京市順義区の法輪功学習者・張友維さん(男性)は2011年、同市天堂河労働教養所の迫害により、意識不明となったことがある。そのため、教養所側は張さんに「重病のための服役中の一時出所」 の手続きをさせ、張さんを帰宅させた。しかし、回復できなかった張さんは数カ月後、妻と未成年の息子、高齢の両親を残して死亡した。享年47歳。

生前の張友維さん

 張さんは同区・労働局所属の会社に勤務していたが、法輪功を学んでいるとの理由で不当に解雇された。張さんは法輪功を学ぶ前、肝臓の病気や胃病を患って痩せ細り、弱々しかったが、1996年に法輪功を学び始め、健康を取り戻した。「真・善・忍」の教えに従って自分を律した張さんは、たばこを吸うことも、お酒を飲むこともやめ、優しい性格になった。

 しかし、1999年7.20、中国共産党政府は法輪功に対する弾圧を開始した。張さんは法輪功迫害の停止を求めて天安門広場に行ったが、警官に身柄を拘束されて1カ月間拘禁された。

 2001年9月2日、張さんは地元で法輪功の資料を配った際、仁和派出所の警官に連行され、泥河留置場に拘禁された。留置場で張さんは殴打され、吊るし上げられるなどの迫害を受けた。その後、張さんは労働教養2年を宣告され、市大興団河労働教養所に拘禁された。

 教養所で、張さんは独房に拘禁され、スタンガンで電気ショックを加えられるなどの迫害を受け、心身ともにダメージを受けた。

拷問のイメージ図:吊るし上げられる

 2009年5月14日、光明派出所の警官は突然、張さんの自宅に押し入って家宅捜索を行い、張さんを連行した。その後、警官は張さんの自宅に法輪功の関連書籍と資料があるとの理由で、張さんに労働教養処分を下した。

 同年6月、張さんは北京市新安労働教養所に拘禁されたが、その後、天堂河労働教養所に移送された。張さんが教養所でどのような迫害を受けたのかは不明である。

 2011年中ごろ、張さんの家族は突然、労働教養所から通知をもらった。教養所側は家族に「『重病のための服役中の一時出所』の手続きをするために来い」と言った。家族は教養所へ行き、全身が腫れ上がり意識不明状態の張さんの姿を見た。帰宅して数カ月後、張さんは無念な思いを晴らせないまま、死亡したという。

 (注:法輪功修煉者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2014/12/14/301490.html)
 
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