遼寧省の元がん患者 迫害され死亡(写真)
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 【明慧日本2014年11月25日】遼寧省東港市の法輪功学習者・任淑ブン(67歳女性)さんは、東港市孤山公安分局の警官の嫌がらせを繰り返し受け、強制的に採血され、指を指されて出た血で強制に拇印を押されるなどの迫害を受けた。それで心身ともに苦しめられた任さんは10月1日5時、無実が晴れないままこの世を去った。

任淑雯
淑ブンさん

 8月21日午前、孤山公安分局の警官3人は任さんの自宅に不法侵入し、任さんに採血と拇印を押すことに強要した。警官は「拇印を押せば、これから、自宅で法輪功を学べばよい」と言ったが、任さんは拒否した。

 8月23日、3人の警官は再び、任さんの家に押し入った。任さんは不在だったため、警官は任さんの娘に会いに行った。警官は娘に「お前の母親は拇印を押せば、お前の母親の名前をブラックリストから除名してやる。母親の居場所に連れて行ってくれないか」と言った。娘は警官の言うことを信じ、警官を連れて母親の所に行った。警官は部屋から母親を連れ出し、母親をパトカーに乗せた。車の中で警官は娘に話したことをもう一回任さんに言いながら、針で任さんの指を刺し、出た血で数枚の紙に強制的に拇印を押させ、署名もさせた。

 しかしその後、任さんは咳きが止まらなくなり、呼吸困難に陥って、手足に力が入らず、食事も喉を通らなくなった。9月30日夕方6時ごろ、任さんは孤山第二病院に運ばれ、「肺がんが再発して肝臓に移転した」と診断され、翌日の朝5時に死亡した。

 任さんは1996年に法輪功を学び始めた。法輪功を学ぶ前、任さんは末期の肺がん患者だった。法輪功を学んでから、任さんは「真、善、忍」に従って自分を律し、知らないうちに元気を取り戻した。しかし、法輪功を学んでいるとの理由で、任さんは当局からさまざまな迫害を加えられた。

 2007年8月1日昼の1時過ぎ、東港公安局、孤山公安分局の警官など20数人は法輪功学習者・孫淑英さんの家に駆けつけ、よじ登って孫さんの家の2階の窓ガラスを割って不法侵入した。そのとき、孫さんの家を訪ねていた任さんら学習者数人が全員警官に連行され、孤山公安分局で尋問を受けて夜に帰らされた。

 しかし、帰宅した任さんは疲れを感じ、病院で肺がんと診断された。そして、任さんは子供たちに入院させられ、化学療法を受けたが、効果はなかった。

 地元の法輪功学習者たちは任さんのことを知って、任さんの家に行き、励ました。それから、任さんは法輪功を学び続け、再び健康を取り戻した。任さんの子供たちと隣人たちは法輪功が起こした奇跡を目の当たりにした。

 しかし、警官による任さんへの嫌がらせは続いた。8月23日、強制的に採血され、拇印を押された任さんはかなりショックを受けたため、再び肺がんになり、死に至ったという。

 (注:法輪功修煉者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2014/11/4/299884.html)
 
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