四川省広安市の法輪功学習者に不当な審判
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 【明慧日本2015年4月19日】四川省広安市の法輪功学習者・鄧徳玉さん(70)は、法輪功に関する資料を配ったことを理由に、2月10日午後3時頃、華エイ市裁判所で不当な審判を受けた。弁護士は鄧さんに対して無罪の弁護を行った。

 法廷では、裁判長を始め、裁判に携わるすべての人は自らの名前を明示する勇気がなく、卓上には役職名のみを記したプレートが置かれているだけだった。法廷の出入り口には、専門の警備担当者が立っており、傍聴人は全て身分証明書の提示を要求され、鄧さんの親族も証明書の所持者のみが入廷を許可された。所持していなかった数人の親族は、裁判所の門外へ追いやられた。入廷者全員に対して、携帯電話の持ち込みは禁止され、また、専門の器具で検査された。

裁判官は傍聴人に対してびくびくしながら、「携帯電話を持っていませんか? 廷内では録音、録画を禁じています」と言った。中国共産党のいう「法に基づいた裁判」とは、人に顔向けできるようなものではなく、暴露されるのを恐れているのである。

 鄧徳玉さんはすでに70歳を超えているが、法輪功を学習しているために、心身共に健康である。法輪功が中国共産党に迫害されている真相を人々に伝えたことを理由に、不当に警察に拘束された。

 鄧さんは法廷で、「私は真・善・忍の基準に基づいて良い人を目指しているだけであり、どんな罪があるのですか?」ときっぱりと言った。実際に裁判が行われるまで、鄧さんは調書には一切署名しなかった。検察官は思いがけず、鄧さんが頑として罪を認めないため、刑を重くし、最初の判決で懲役5~7年の刑を課した。弁護士は「刑が重過ぎます。私の依頼人は無罪です」と言った。そこで、検察官は刑を3~5年に改めたが、再度弁護士に反論され、最後には日を改めて再審することにした。検察官は華エイ市検察院に勤務する30代の長髪の女性であった。

 裁判中、検察官は7部の人的証拠資料を提示した。全ての資料に鄧さんの写真が添付されており、各資料に関して偽りの証人がたてられていた。これらの証人たちは公安当局が特別に外部から探してきた人物である。そして鄧さんが真相資料を配っていたということを「犯罪の証拠」とした。

 この件に関する裁判は入念に考慮されていたが、午後3時の開廷が3時半過ぎにまで延期された。事件の経過や証拠資料を一つ一読み終えた頃には、午後6時が過ぎていた。そこで、裁判長は弁護士に端的に話すように要求し、弁護士に充分な弁護の時間を与えなかった。弁護士は、ただ当事者は無罪であることしか主張できず、直ちに鄧さんを解放すべきだと訴えた。

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2015/2/16/304711.html)
 
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