大丈夫と思えば大丈夫になる
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文/河北省の大法弟子

 【明慧日本2015年5月1日】17年間の修煉過程を振り返ってみると言いたいことは沢山あります。私は師父の慈悲なる加護のもとで今日まで歩んできました。本当に感慨無量です。法を得てからの幸せ、喜び、病気もなく身体が軽やかになった幸福、北京で大法を実証した時の壮観な光景、夜を通して他空間から聞こえてきた大法の音楽。迫害が始まってから15年の間、苦しみもあり、恐怖もあり、迷ったこともありましたが、師父に対して固く信じ、大法を固く信じたため起きた神の奇跡もあります。ここでは、その奇跡の中のささやかな一部を述べたいと思います。

 一、大丈夫と思えば大丈夫になる

 昨年、同修Aから電話があり「真相が書かれた紙幣を使用したところ問題が起きた」と婉曲に(通話が盗聴されているため)伝えてくれました。この話を聞き、私が真っ先に思いついたのは、師父が全てを決めるということでした。私は電話で彼女を慰めて、「大丈夫です。問題は起きません」と言いました。受話器を置いてから、私はすぐこの事に対して発正念をするための文言を整理し、印刷して皆に配りました。全体で発正念をして協力し合い、この迫害を解体しました。

 まもなく同修Aがやって来ました。話の経緯は下記のとおりです。彼女の嫁が幼稚園にいって、真相が書かれた紙幣で子供の月謝を支払い、幼稚園の先生が受取ったお金を銀行で入金しようとしたところ、その紙幣を押収され、公安に通報されました。間もなくして、沢山の警官が幼稚園に取り調べにきました。幼稚園のオーナーは大法の真相をわかっているので、あまりにも多くの保護者から月謝を受け取っており、誰からその紙幣をもらったのか気付けなかったと答えました。警官は幼稚園の子供と親の名簿を写して帰りました。私は同修Aに「怖がらないで下さい。真相が書かれた紙幣を使用することは、師父も認めて下さっている人を救うプロジェクトなので、間違っていません。これは私たちにこのことにおいて漏れがあったため起きたことであり、あなた一人の問題ではありません。しかしあなた自身も厳しく内に向けて探すべきです」と言いました。彼女は「いけません、彼らは名前も全て写していたから調査に来ると思います」と言いました。私はきっぱりと「大丈夫です! 大丈夫です! 大丈夫と思えば大丈夫です! 調査にはきません! 調査にはきません! 彼らが調査することを許しません!」と言いました。表面上、私は同修にこう言っていましたが、実は邪悪にいい聞かせていたのです。この件は師父と大法に対する私の信念への厳しい試練だと思いました。私の言葉には漏れがあってはならず、その言葉は確固たる正しい信念を顕していました。

 こうして師父の慈悲なる加護のもとで、同修たちの正念の協力の下で邪悪の迫害は解体され、警官は大法に罪を犯さずに済みました。

 二、真相を伝え

 数年前のある日の朝、警官が新しく就任した派出所の所長を連れて、我が家にやって来ました。ドアをノックする音を聞いて、二階にあがって窓から下を見ると、警官が見知らぬ私服警官を連れてきていました。私が窓から大声で真相を伝え始めると、警官はあわてて「新しく就任した所長があなたに会いにきました。今後の仕事の便宜を図るために会いに来たので、早くドアを開けなさい」と言いました。私は「あなたと私たちとの間には何ら恨みもありません、あなたと私たちを対立させているのは、他でもなく共産党なのです。しかし法輪功には敵がいません。私たちが真・善・忍にもとづいて良い人を目指している事は間違いではありません。皆さんのために教えますが、やはり迫害に絶対参加しないのが最もよい選択です。みなさん帰って下さい」と言いました。彼らは見物人が多くなって収拾がつかなくなることを恐れてあわてて帰って行きました。

 この日の午後、私は新しく就任した所長に電話をしました。「もしもし、こんにちは、張さんですか?私は〇〇です」相手は「はい、そうです」と答えました。私は「今日は私の息子の誕生日である事をあなたは知っています。あなた達が来たことが、家族にどれほどの恐怖をもたらしたか、あなたにわかりますか? もしあなたが所長という身分でなければ、あなたが我が家に来ると、子供はあなたの事を叔父さんと呼び、私も大歓迎するでしょう。しかしあなたは子供にこのようなプレゼントを持ってきました。考えてみて下さい。誰がこのようにさせたのでしょうか。私はあなたのために言いますが、法輪功に対する迫害に参加しないでください」と言いました。彼は電話の中でずっとあやまっていました。それから彼らは再び我が家に来ることはありませんでした。  

 三、16時間の包囲が解消された

 2011年5月のある日、朝6時を過ぎた時、一群の警官が猛烈にドアをノックし、我が家を包囲しました。当時2名の同修と私、そして私の夫(常人)が家にいました。その時自分の正しくない念が、この迫害を招いたと分かりました。私たちは発正念をして私たちの一切の正しくない要素を取り除き、旧勢力の全ての按排と迫害を解体しました。警官は外でドアを激しく叩きながら、夫に「早くドアを開けろ!」と叫びました。しかし私の夫はベットで昼までぐっすり寝ていました。

 私はできるだけ早く同修を我が家から安全に離れるようにしました。いかなる損失もあってはいけませんでした。我が家は2階建てです。私は屋上から隣の家に行き、隣人に同修が彼の家の庭から外に出るようにしてもらえないか相談しました。隣人は承諾してくれて、しかも手伝ってくれました。なぜなら私は隣人ととても仲がよく、彼らはみんな法輪功の真相を知っており三退もしているからです。こうして私は夫と二人の同修を無事に見送りました

 しかし私は行きませんでした。私は彼らを見送ってから家に戻ってきました。その時、私は心がとても穏やかで、師父の話を聞くのが最も安全だということをはっきりと知っていました。この数日間の私の状態をふりかえると、助けてくれる人が誰もいなくて自分一人で大法の書籍を作っていました。また沢山の他のプロジェクトにも私は参加していて、忙しさのあまりトイレに行く時間さえ節約していました。皆が急いで書籍をもらおうとしていましたが、誰も私の大変さを理解していませんでした。しばらく書籍をもらえなかった同修は、また勝手気ままな事を言い、私の弁明も聞いてくれませんでした。切羽詰まった私は「あなたがこのように騒げば、私にトラブルをもたらします」と言いました。この話をした翌日の朝、警官たちがやってきたのです。私は自分の漏れがあまりにも大きいとわかっていました。厳しく内に向けて探さず、他人に要求し、他の人を責めていました。トラブルというのは迫害を意味するということをはっきり知りながら、旧勢力の迫害を認め、同修を責めていました。私は発正念をし、人を責める心、顕示心、あせる心、仕事をしたがる心などをとりのぞき、旧勢力の一切の按排と迫害を解体しました。そして衆生が犯罪を犯すのを許しませんでした。また迫害に加担した警官には慈悲をもって対応し、夜には彼らに善をすすめる手紙をかきました。私はひそかにドアを開き、その書いた手紙を家の外の壁に貼りました。彼らに悪人を助けて悪事を働かないようにすすめ、中国共産党は功労者を見捨てるから被害者は最終的に彼らになるだろうと伝えました。

 同修たちも協力して発正念をしました。夜になると婿(常人)が外で警官たちが頻繁に交代しているのを見ました。明らかに邪悪は耐えられくなって、23時になる前に撤退しました。こうして師父の加護のもとで、また同修の皆さんの発正念の協力のもとで、16時間の包囲は解消しました。あれほど勢いの強かった迫害が跡形もなく消えてしまいました。教訓は深刻なものでした。

 修煉は厳粛なものであり、私は、いつも師父に心配をかけていて、とても恥ずかしく思い、とても後ろめたく感じました。それから、私は正念を強くさせ、いくら忙しくても焦ることなく、多く学法し、しっかり法を学ぶ事を堅持して、今まで穏やかな状態で歩んできました。師父の慈悲なる加護と苦度に感謝します。同修たちの無私の協力に感謝致します。

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2015/2/25/305579.html)
(English: http://en.minghui.org/html/articles/2015/3/7/149231.html)
 
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