中国臓器狩りのドキュメンタリー映画 ピーボディ賞を受賞
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 【明慧日本2015年5月7日】オーストラリアのSBSテレビ局は、4月23日に米国で第74回ピーボディ賞の受賞作品が発表され、ドキュメンタリー映画「人狩り(Human Harvest)」(旧題・ダビデとゴリアテ)が受賞したと伝えた。米国放送界の最高栄誉賞であるピーボディ賞は、放送界のピューリッツァー賞とも称されている。ドキュメンタリー「人狩り」は現在、同局で放映され、反響を巻き起こしている。

 同ドキュメンタリー映画は、カナダの人権派弁護士のデービッド・マタス氏と元カナダ国務省アジア太平洋地区担当大臣のデービッド・キルガー氏の調査・記録である。

デービッド・マタス氏

デービッド・キルガー氏

中国に行き、腎臓の移植手術を受けた女性患者。自分の手術は成功したが、そのために一人の法輪功学習者が殺害されたことを知り、非常に苦しんでいる

映画「ダビデとゴリアテの戦い」のポスター

 同ドキュメンタリーの主要な出資機関である、カナダメディア基金は4月23日朝のニュースで、ドキュメンタリー「人狩り」がカナダにとって栄誉ある賞を獲得したことを称賛した。

カナダメディア基金は4月23日の朝、ニュースでドキュメンタリー映画「人狩り」の受賞を公表

 ピーボディ賞は毎年1千以上の作品から選考されており、必ず審査員17人全員の同意を得て決定される。今回の審査員にはタイムズウィークリーの編集長、大学メディア学院の院長、CNNのコメンテーター、CBSのベテラン製作者、著名な記者など、映画、テレビ、ニュースと学術界の権威ある人達が含まれている。このようなことから、ピーボディ賞は放送界で最も獲得し難い賞の一つと認められている。このピーボディ賞について米国で最も信頼できるニュースキャスターのウォルター・クロンカイト氏はかつてこう論評したことがある。「あなたはエミー賞をいくつか受賞したとしても、受賞したピーボディ賞を大切にするでしょう」。米国の著名なテレビ番組の司会者・スティーブン・コルベア氏はピーボディ賞を受賞することは、まるでピューリッツァー賞とエミー賞とオスカー賞を合わせて受賞したほどの栄誉に値すると語った。

 同ドキュメンタリーでは、カナダのデービッド・マタス氏と同国のデービッド・キルガー氏が困難に満ちた努力を重ねて行った中国における生体臓器狩りの調査と、中国で臓器移植を受けた患者を独自に取材した一部始終が描かれている。

 同ドキュメンタリーの中で、取材に応じた中国の医師が、生きている政治犯の身体から臓器を摘出した事実を暴露した。この事実はこの映画にとって力強い証言となった。これは犠牲になった人の悲惨さや、生きている人から強制的に臓器を収奪するという悪魔のような移植システムを明らかにした。

 「人狩り」最も権威ある賞を獲得

 同ドキュメンタリーは昨年11月、カナダのハミルトン映画フェスティバルで「最優秀ドキュメンタリー賞」を受賞し、12月8日には全世界オンライン映画フェスティバルで優勝し、そして本年、ニュース・ドキュメンタリーのマイケル・サリバンフロントライン(Michael Sullivan FRONTLINE)賞を獲得し、ソーシャルメディアに大きな衝撃を与えた。中継放送の視聴率は記録を破り、オーストラリアの各界を驚かせた。今回はまた、米国で最も権威ある賞、ピーボディ賞を獲得した。

 同ドキュメンタリーの監督・李雲翔(leon Lee)氏は語った。「これほど栄誉ある賞を獲得できたことは、同ドキュメンタリーの記録した事実がすべての審査員を震撼させたからだと思う。こんなに大きな犯罪行為が、長く継続し、どれほど多くの人に苦難をもたらしたのか。その凄惨さは審査員の想像を遥かに超えているだろう。このドキュメンタリーはデービット・マタス氏とデービット・キルガー氏、及び生体臓器狩りに反対する数人の医師が長年調査した真実をドキュメンタリー形式で現したものである。

 一方では、人々はこのようなことを信じることができず、また一方では、これらの証拠と事実を目のあたりにすると信じざるを得ない。なぜなら、審査委員には『The story that matters』という審査基準があるからで、つまり『事実は問題を証明する』。これがこのドキュメンタリーが受賞した理由である」

 来る5月31日には、ニューヨークのウォール・ストリートで授賞式が行われ、その光景がテレビで中継される。授賞式には全世界のメディア業界の重要人物が出席する。監督の李氏は「私はこのドキュメンタリーが注目されて、臓器狩りという恐ろしい犯罪行為を暴露する手助けになるよう希望する」と述べた。

 ドキュメンタリーはオーストラリアの各界を驚かせた

 本年4月7日、オーストラリアの公共放送局・SBSは、夜9時30分から10時のゴールデンタイムに、同局の看板番組である報道特別番組「DateLine」で「人狩り」の一部の内容を放送した。同ドキュメンタリーは中国共産党が不法に法輪功学習者から臓器を摘出し、利益を貪っている驚くべき実態を暴露した。

 同ドキュメンタリーはオーストラリアの各界を驚かせた。同国の主流メディアは次から次へと本件について報道した。これらの報道はオーストラリア社会の各階層の注目を浴び、人々は次から次へと法輪功学習者の臓器を非合法に盗み取っては暴利を貪る中国共産党の犯罪行為に対して驚き、非難した。

 また、同ドキュメンタリーが4月7日にSBSで放送された後、オーストラリアの主流社会に波紋を呼んだ。翌8日、『シドニー・モーニング・ヘラルド』、チャンネル9、ニューズ・コーポレーションネット、『ディリーメール』は、SBSが7日に放送したドキュメンタリーに関して報道した。多数の主流メディアのウェブサイトは人目を引くタイトルで、このドキュメンタリーの情報とその詳細な内容について盛んに報道した。

 同ドキュメンタリーの中の拷問は受け入れがたく、これを観たすべての人々は大変驚いた。人々はソーシャルメディアに相次いで書き込み、中国共産党の暴行に対する憤りを表明した。SBSはこの番組を放送する前に十分な宣伝を行い、この事件に関心を持つ人々はソーシャルメディア上で互いに情報を交換し、SBSとドキュメンタリーの制作チームに敬意と感謝の意を表明した。

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2015/4/24/307955p.html)
 
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