執着心をなくし 師父の按排に従う
■ 印刷版
 

文/中国の大法弟子

 【明慧日本2015年6月29日】2013年の9月、弟から電話が来ました。80歳近い父がすでに4日間何も食べず、牛乳しか飲まなくなったので早く戻ってきてほしいとのことでした。口では承知しましたが、実際は、たくさんの真相資料を作らなければなりません。弟の家は私が住んでいる県から100kmほど離れており、往復するには時間がかかります。どうしようかと心では悩んでいました。この際、師父の按排に従い、自然に任せようと、悩むのをやめました。翌日、実家に帰ってみれば、父は普段通りにご飯を食べ始めました。家族の皆が驚き、私を見て喜んでいるのだと言いました。私は父親に耳打ちし、「心の中で、法輪大法は素晴らしい、真・善・忍は素晴らしいと言いましたか」と聞いたところ、毎日、心の中で言っているよと答えてくれたので安心しました。この命は師父の按排です。父にはよい未来が待っています。その晩、翌日の帰宅を決め、母も弟も同意してくれました。

 2013年の11月、夫が病業の難関に遭い、脳卒中の症状が出ました。娘も出産直前で、姑がいないため私の世話が必要でした。当時、何人もの同修が家に来て法を勉強し、発正念をし、内に向けて探さなければならないと注意され、急かす心があるとも指摘されました。娘の世話をしなければならないため、夫に早く乗り越えてほしいという人心が出たのでしょう。師父の按排に従って、この心をなくさなければなりません。そして、すぐに夫は別の学法チームに行けるようになりました。12月に娘が出産し、娘の家に1カ月ほどいました。その間私は娘婿の親戚に真相を伝えました。赤ちゃんが満1カ月になれば自分は帰ると娘に言いました。娘はさびしがりましたが、衆生を救うことの大切さを知っていましたので、頷いてくれました。

 しかし、あと2日で満1カ月というとき、弟から電話があり、母が転んで体半分が動かないという事でした。夜に弟の嫁から、満1カ月たったら、母の世話をしに帰ってきてほしいという電話がかかってきました。弟1人では無理なようで、彼女もレストランでアルバイトをしており世話が出来ないとのことでした。私の夫もまだ治っていないと言ったところ、彼女は「お兄さんは歩けないのですか?」と言いました。ここまで話したとき、自分は修煉者で、これ以上は言い争えないと思い、了承しました。しかし、娘と娘婿は「どうして何でもかんでもお母さんを呼ぶのですか?」と不機嫌になりました。赤ちゃんがもうすぐ満1カ月になり、二つの命がかかっているのですと反論されました。「なんであろうと、おばあちゃんが病気にかかっているので一度帰らなければならない」と、子供たちに言いましたが、心も限界で夜も眠れなくなり、自分の内を探りました。私には利己心があり、家族に執着する部分があります。自分の容量を広げなければなりません。三つの事に関しては誰も邪魔できません。衆生を救う責任を理解し、これ以上、家族愛に嵌っているわけにはいきません。母も常に「法輪大法は素晴らしい、真善忍は素晴らしい」と念じているので、大丈夫です。

 私は1日かけて、真相資料などを印刷して準備しました。皆にいつ帰ってくるのかと聞かれますが、私は相変わらず「師父の按排に従う」の一言でした。家に帰ろうとしたその日の朝に、奇跡が起きました。母の足に感覚が戻っただけでなく、力も入ったのです。医者も不思議に思いました。私も母も師父が助けてくださったと分かっています。「師父に何度も助けていただいたことを決して忘れません」と、母は言いました。

 何日か滞在している間、昼は弟の手伝いで、年越しの準備をし、夜は法を勉強し、真相資料を配りに出かけました。配り終えたころ、弟から明日帰っていいと言われました。私は朝の時間を利用して残りの真相資料をすべて配り終えました。裏道を抜けると、ちょうど目の前に駅があり、そろそろ帰るべきだという師父からの啓示だと思いました。

 増えたインク

 少し前、プリンターのインクに黄色が足りず、チューブに空気が入っており、洗ってもとれません。修理のできる同修に直してもらい、インクのゴムも変えました。しかし、四つのゴムしか残っておらず、一個足りません。焦らなくていい、これは偶然ではないと同修にも、自分にも言い聞かせました。最後に私に試してほしいといった同修に従い、印刷し終えていない資料を印刷し始めました。一冊終わり、見てみれば、大丈夫そうなので、装丁しようとしました。すると、資料の中から何かが落ちました。なんとそれは、真新しいインクのゴムチューブだったのです!

 それを持って、私の目から涙があふれました。同修も感動し、今換えたものはずっと前に他の同修が換えたもので、かなりの時間が経っていたと教えてくれました。しかし、今日つけてみれば、そのインクはまだみずみずしかったのです。

 師父は我々のすぐそばにおられ、私たちの事を見ておられるのです!

 再び師父に感謝いたします! 同修に感謝します!

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2015/6/18/311051.html)
 
関連文章