心が動じることなく 堅固にして迫害を否定する
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文/中国の大法弟子

 【明慧日本2015年5月31 日】私は大法を修煉して17年になる医師です。今日まで無事に歩んでこられたのは、すべて師父と大法を正しく信じたおかげでした。

 2000年に師父は『最後の執着を取り除こう』の経文を発表され、私は繰り返して勉強しました。「一つの心も動じなければ、すべての動きを制することができるのです」の法が、自分を導き執着心を取り除き、迫害を否定できると悟りました。この法の助けの下で、私は一つ一つの迫害を否定して、難関を乗り越えてきました。このことを師父に報告して、みんなさんと交流したいと思います。

 一つの心も動じなければ、邪悪の迫害を否定することができる

 迫害が始まったばかりのころ、師父はまだ発正念の法を説かれませんでした。ある日の夜、2人の同修が会社に来て私に、「今夜、邪悪が大規模に大法弟子を連行するそうなので、私たちをここに少し避難させてください」と言いました。私は話を聞いて、そういうことは不可能だと言いました。彼らがなぜと聞くので、私は「あなたたちから話を聞いて、心もとても穏やかで、少しの動揺もありません。師父が説かれた『一つの心も動じなければ、すべての動きを制することができるのです』[1]のように、われわれの心が動揺しなければ、邪悪がどうして来る勇気があるでしょうか?」と私は言いました。少し交流して、彼らは家に帰りました。その夜、地区では何も起こりませんでした。邪悪が噂を立てて、人心を試しているのが私に分かりました。

 しばらくの間、邪に悟った人たちに真相を伝え、彼女たちを救いたいと思いましたが、彼女たちに通報されました。初め誰かが私の後を付けていたのを知らず、真相資料を配っていました。そのためよく遠回りして家に帰って、或いは会社へ行きました。自分の心に不安があるときや、頭に雑念が強すぎるたびに、常にそれを制御し、排除しました。数回異常な音と行動(彼らが故意に注意したのかもしれず、或いは師父が私を守るためだったかもしれません)が耳と目に入ったことで、自分の後を付けた警官を発見して、監視されたことを確信しました。私は心で、「私たちは互いに相手に干渉しません。あなたはあなたの事をやればいい、私は私の事をやります。師父は『一つの心も動じなければ、すべての動きを制することができるのです』[1]と説かれたと思いました。

 私は引き続き自分がやるべき事をやりました。会社の上司が「ある警官が、あなたは結構聡明で、尾行をまくため、遠回りして家に帰った」と教えてくれました。私は笑って、「彼らは分からなかったのでしょう。私は真相資料を配るためにわざと遠回りしたのです」と言いました。念が正しかったので、神は悪人に錯覚を起こさせて、迫害が消えました。

 一つの心も動じず、家庭の魔難を制御する

 修煉の過程で、家庭からの魔難は乗り越えにくいものでした。邪悪な迫害が始まってから、妻はいつも離婚しようと言いました。彼女の家での振る舞いはいかなるものか想像できます。 泣く子と地頭には勝てず 、内に向かって探しても根源が見つかりませんでしたが、最終的に師父の法を正しく信じて自分の心を落ち着かせることで乗り越えることができました。念が正しければ、奇跡が現われてきます。例をあげます。

 10年ほど前の大晦日の夜、私がベッドでテレビを見ているとき、妻が突然台所から入ってきて、気が狂ったように私を罵り、顔に唾をはき、手で私を殴ったり、スリッパで頭を叩いたりしながら、「大晦日の夜に叩かれたり、罵られた人は、一年中叩かれ、罵られるようになる。今夜はあなたを叩いて、罵って、一年中うまくいかないようにしてやる、あなたは私をどうするの?!」と言うのでした。

 私は怨む心が出てきて、心に怒りが充満して、彼女を罰しようとした時、突然「自分は修煉者だ、大晦日だとしても修煉しないでいいのか? 自分を放任してよいのか?」という考えが頭に浮かびました。いかなる時も心性を守らなければなりません、心を静めて、落ち着いて、師父は「一つの心も動じなければ、すべての動きを制することができるのです」[1]と説かれました。この念が出た瞬間に頭の中のすべての雑念がなくなって、心が静かで山のように高く、穏やかで、堅固で打ち破ることができないようになりました。その一刻、世の中のいかなるものも私の心を動揺させることができず、目の前のテレビが消えて、自分が法の中に融けたように、一つの偉大な美しい神聖な境界に入ったようで、妻はすぐに逃げていきました。その時頭の中である声が師父の法を暗記していました。「忍とは意気地がないことではなく、ましてや理不尽な待遇を耐え忍ぶことでもありません。大法弟子の忍とは高尚なもので、偉大で堅固にして破壊しえない金剛不動の生命の現れであり、真理を堅持するための寛容であって、まだ人間性があり、まだ正念のある生命に対する慈悲であり、救いです」[2]。私は師父のこの説法に感嘆しました。世間のいかなる言葉でも当時の感受を形容することができません。われわれ修煉者は正念が生じれば、師父がすぐに助けてくださり、魔難が消えていくのです。

 2014年7月、妻が再び私を罵り、私が学法煉功、真相を伝えることを妨害してきました。私は内に向かって原因を探しましたが、心は穏やかで、思想に異常な波動もなく、強い執着心も見つかりませんでした。しかし、妻になぜ再び異常な状態が現われたのでしょうか? きっと邪悪が彼女を利用して悪事を働こうとしていると思い、正念を発して、彼女の背後の邪悪を取り除く事を決めました。夜、私がベッドに座って、初めて真剣に彼女に対して正念を発しました。頭に、「あなたは本当に人間性がない。自分の妻をも害することができる」との意念が現われてきました。私は、決して妻の背後の邪悪要素に法を破壊させない、誰かが悪事を働けば誰かが責任を取る、彼女が悪事を働くことを許したら彼女を害してしまうので、必ず全力で邪悪を取り除く」と思いました。翌日、妻は通常の状態に戻りました。本当に一つの正念が動じなければ、万の魔の妨害と破壊をも取り除くことができるのです。

 私たちはよく自分を修煉して、更に堅固に迫害を否定し、衆生を救い済度しましょう!

 師父に感謝いたします!

 同修に感謝いたします!

 合掌

 注:
 [1]李洪志師父の経文:『精進要旨(二)』「最後の執着を取り除こう」
 [2]李洪志師父の経文:『精進要旨(二)』「忍の限界」

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2015/5/21/309754.html)
 
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