文/江西省の大法弟子
【明慧日本2015年7月10日】
三、黙々と円融する
今回の悪の妨害と迫害の中で、ある同修は不当に労働教養処分を受け、ある者はに刑罰を下され、さらに多くの同修が家探しをされ、大法の書籍を失いました。大法書籍がなければ修煉できなくなるので、私は機会を探して師父の経文と資料を必要としている同修に送り、互いに交流して励ましました。
一時私は日夜監視されていました。私は「あなたたちは日夜私を監視して何をしているの? 私は法輪功を学んで病気がなくなり健康になりました。それだけじゃありませんか?もともと私は全身病気にかかっていて、何をするにしても何もできませんでしたが、見てごらんなさい。私は今体が丈夫になり、何でもできるようになりました。これは国にとっても、自分の家族にとっても良いことではありませんか? 『真・善・忍』に従って良い人になるのは悪い事ですか? 現在の社会では、あれほど多くの悪い人間がいるのに、あなたたちは関わろうとせず、かえって時間を無駄にして私たちを監視に来ていますが、私を含め修煉者たちは殴られても殴り返さず、罵られてもやり返さない良い人ですよ」と、監視している人に私は真相を伝えました。
それは誰もが持っている善良な一面で、事実の前で警官たちも言葉がありませんでした。
私は機会がある時には、連行された同修の家族を訪問し、同修の家族に真相を伝え、同修の家族が修煉者にもっている恨みを取り除き、同修の家族の善念を呼び起こし、同修が大法を学び始めた後の自身と家庭にもたらした良い所を家族たちに思い起こさせ、連行された同修を多く訪問するよう家族たちに勧めました。「うん、そうだね、あなたたちは皆『真・善・忍』に従って良い人間になり、悪い事をしていないのに抑圧され、官僚の汚職腐敗については何も言わないのに、さらに民衆を抑圧するなんて、本当に無茶苦茶な事をしやがって」と、真相を理解した家族はみな感激しながら言いました。
私もできるだけ時間をさいて同修の家族と一緒に私の夫と同修たちを訪問に行き、洪吟(二)の『別哀(哀しむ別れ)』を暗記して夫と同修に聞かせ、刑務所の中でも正念を確かなものにして、大法と師父を固く信じるよう励ましました。
ある同修は不法に懲役4年の判決を受けました。その同修の奥さんは子供と共に、家で一日中思案が浮かばない状態で、一日三度の食事は一元で買える一皿のハクサイの漬物を買って生活していました。その奥さんの家はその奥さんの夫が主婦の役割をしており、その奥さんは家の中の事をしたことがなかったのです。夫が禁固刑となり、日々をどのように過ごせばいいのかわからなかったのです。
私はその奥さんを訪ね、「私の家に来て私と一緒に仕事をする気はありませんか?」と、相談しました。私は月給をその奥さんに払う事にしました。その奥さんは私の申し出に応じました。その奥さんの子供も一緒に連れて来てもらいました。こうすれば私たちは毎日一緒に生活し、一緒に仕事ができるからです。私は毎日市場へ売りに行くので、その奥さんには子供と一緒に家にいてもらい、できる事をやってもらい、どれだけやらなければならないとかいうことは決めませんでした。
すぐに、その奥さんとその奥さんの夫の双方の母親が私たちの事を知り、家に来ました。その奥さんが事件にかかわり合いになる事を恐れたのです。「私はあなたたちを理解しています。あなたはとりあえずお帰りください、来たい時はいつ来ていただいても結構です、私の家の門はあなたのためにずっと開けておきます」と、私はその奥さんに言いました。それからしばらく経ったある日、その奥さんは本当にまたやって来ました。私はいつも、私自身と、私が知っている同修の修煉に関する話をその奥さんに紹介すると、黙って聞いていました。何日かたってから、その奥さんは大法について知る事ができて、大法修煉に入ってきました。毎日師父の説法を聞き、夜は私と一緒に学法、煉功、発正念をしました。
数年の間に、私たちは家族のようになりました。奥さんの夫が刑期満了で家に帰って来た時、奥さんはすでに正々堂々とした修煉者になっていました。
2005年の年末になり、連行された同修が次々に家に帰りました。私の夫も帰ってきました。当時、大法書籍と資料は非常に不足していたので、何人かの同修が資料拠点を立ち上げ、同修のために書籍と資料をプリントし、同修たちをできる限り早く向上させ、大法の進展に追いつかせました。
私たちは集団で学法すべきだと、ある同修が提案し、私に按排できるかどうか尋ねました。あたりに目を配れる、私の家の環境だけが集団学法に向いていたので、「私の家で学法するのがいいですね?」と同修と相談しました。毎週1回、みんなが一緒に学法し交流しました。「皆さんにとって最も最も重要なことは、学習者が妨害されず、安定した環境を作り出すことです。これは皆さんの最大の責任です。在席している皆さんにとっても同じです。皆さんの輔導站、輔導点が妨害されることなく、学習者を率いて修煉することは、皆さんの最大の責任です。もちろん、これらのことは最初、私が行ったのですが、現在皆さんがやっています。なぜならば、皆さんは既に大法の中の一員だからです」[4]と、師父は説かれました。
ある日、家の中の多くの場所に優曇華の花が咲いている事に私は気づきました。ふさふさとして純白な小さい花は、透き通ってきらきらと輝いていていました。隣近所から、親類や友人がみな、三千年に一度咲くというこの佛の国の聖花を鑑賞しに来ました。さらに、優曇華の花を見に来た宗教の居士たちは珍しさに感心し、「あなたの家は本当に清浄で、あなたの家は本当に徳の高い佛さまが来臨していらっしゃる。あなたたちが伝える真相は本当で、あなたたちが修煉している大法は本当の正法です」と、みんなが言いました。私は心の中で本当にうれしくなり、同修たちも心強く感じ、「師父が修煉の道でさらに精進するように私たちを励ましてくださっているのだ」とわかりました。
至らないところがあれば、同修の皆さんの慈悲深いご指摘をお願いします。
合掌。
(完)
注:
[1] 李洪志師父の著作:『スイス法会での説法』
[2] 李洪志師父の著作:『轉法輪』
[3] 李洪志師父の著作:『各地での説法三』「二〇〇三年米国中部法会での説法」
[4] 李洪志師父の著作:『長春輔導員法会での説法』
(明慧ネット第11回中国大陸大法弟子の修煉体験交流会)
(English: http://en.minghui.org/html/articles/2014/11/9/146776.html)