パソコンを修理する事は心性の修煉でもある
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文/中国の大法弟子

 【明慧日本2015年7月13】私は今年45歳になりました。今、ある役所で働いています。1996年に法輪大法を学びはじめました。以前、私はコンピューターの事は分からなかったのですが、今は同修から「エンジニア」と呼ばれています。私は師父の御加持により智慧を開かれ、コンピューター技術を速く簡単に身につけました。実は大法弟子は法のため貢献する考えと衆生を救い済度する願いがあれば、師父はその能力を与えて下さいます。法の中にすべてがあるからです。

 観念が少なければ速くなる

 修煉の中に偶然なことはなく、すべては心性を修め正しく悟ることと関係があります。私は同修にパソコンを修理する過程で、この事は単なる技術的な問題だけではなく、心性を修めることでもあると悟りました。以前、私は50歳ぐらいの農婦の同修のパソコンを直しました。修理した後、試してみると、彼女が操作した時は反応が速く、私は操作すると反応が遅かったのです。私は「原因は何だろう?」と考えました。そして「ああ、観念だ」と気づきました。同修の思想は純粋で、観念が少なく、明慧ネットに繋いで、真相資料を作って人を救いたいということだけを考え、そこには観念の障害がなく、邪悪も妨害できないので、反応が速いのです。逆に私は考えが複雑で、これが原因ではないか? あれが原因ではないか? と潜在意識の中で多くの観念が渦巻いていました。それが邪悪に利用され妨害をもたらした原因だと思いました。

 

 最後に私は彼女のパソコンにプリンターソフトをインストールして、彼女に「帰って試してみて下さい。問題があればまたやり直します」と言いました。彼女は「大丈夫です。問題があるはずがありません」と言いました。それを聞き、私は突然悟りました。同修の正念と比べて、私の考えは人間の観念でした。師父は「物事の善し悪しは人間の一念によるものであり」[1]と説かれました。このことによって、師父は私の頑固な観念を気付かせて下さったのだと思いました。

 彼女のパソコンを直してから、私は「問題があったら私に電話して下さい」という事は言わないようになり、邪悪に乗じる機会を与えず、直したらもう問題がない、同じトラブルは起きないと信じるようになりました。

 多くのトラブルは私たちの取り除いていない人心により、無意識に求めたものです。修煉は厳粛なものなのです。

 釣った魚を与えるのではなく、釣り方を教える

 パソコンを修理する過程で私は気付いたことですが、多くのトラブルがパソコン自体の問題ではなく、同修の誤った操作により起きた問題か、あるいは手引きを調べれば簡単に解決できる問題がほとんどです。しかし、簡単と言っても、パソコンが分からない同修に限って簡単ではないと思いがちで、そんな同修たちには自ら試して解決するという考えがありません。

 私はパソコンの知識に疎い同修が、「高い技術」に対する恐れる心、また技術の同修に頼る心を抱くことは理解できます。しかしそれはやはり人間の観念が作用しており、「トラブル」を大きく見てしまっており、自分を見下しています。私は明慧ネットで次のような文章を掲載したことがあります。ある同修はパソコンのことについて全然分からなかったのですが、師父のお告げの下で、少しずつ勉強して、印刷や資料制作などの事もできるようになりました。師父を信じ法を信じる正念、人を救う願望があれば、どんなに難しくても出来るようになるのです。

 これらを悟ってから、私は同修に機械を修理するだけではなく、交流を通して、思想の中にある「高い技術」を恐れる観念を排除し、明慧ネットで技術に関する資料の調べ方を教えました。そしてマニュアルをダウンロードし、簡単なトラブルなら自分でマニュアルを調べて解決するように手伝い、技術同修への頼る心を取り除かせました。

「釣った魚を与えるのではなく、釣り方を教える」と言う言葉がありますが、そのようにすれば、私たち一人一人のできる事は資料拠点の仕事だけではなく、技術同修の仕事にも広がります。

 正念

 同修のパソコンがまた調子悪くなって、起動するとギーギーと音がし、プリンターの調子が悪くなりました。私は同修に「再起動しましたか?」と聞いて、同修は「シャットダウンしてから再起動をしていません」と言いました。私は彼女にパソコンを起動してみて、同じ問題がまた起きるかどうかを見て下さいと言いました。私は同修のパソコンには問題はなく、邪悪が妨害しているではないかと感じました。私は発正念をしてパソコンの中の邪悪の要素を解体し、大法に同化する正のエネルギーを充実させました。三日目、私は同修に連絡して、パソコンの様子を見に行こうかと伝えたら、同修は「もう来なくても大丈夫です。パソコンは正常です」と言いました。

 また、ある同修が引っ越しする時、冷蔵庫と洗濯機を実家にしばらく預かってもらっていたところ、その後、同修の母親から、預けた家電は全部壊れて、修理を頼みましたと言われました。すると同修は冷蔵庫と洗濯機に「私はあなたたちを要らないのではなく、しばらくここに置いておくだけです。あなたたちは『法輪大法は素晴らしい』と覚えておいて、大法に同化して済度されるようにしてください」と言いました。その後、修理屋さんが来て調べてみると冷蔵庫と洗濯機には問題がないと言われました。そして今もこの冷蔵庫と洗濯機は正常に動いています。

 この二つの件から私は、私たちの周りのすべての事に対して善と正念を以って対処し済度すべきで、実はトラブルが現れるのは、私たちの正念を修煉することのを助けているのではないか? と悟りました

 内に向けて探したら顕示心を見つけた

 一度、同修のパソコンにシステムをインストールした後に、どうしてもパスワードを入力できませんでした。私は家に帰って調べてみると、自分が持っていったノートパソコンの中にダウンロードした動画のファイルを見つけました。私は思いました。そのときはなぜ見つからなかったのか? なぜ思い出しもしなかったのか? どの心がこの事を引き起こしたのか? 私はじっくりと考え、内に向けて探しました。すると、それは顕示心であると突然悟りました。パソコンを修理していると、様々な同修に褒められる事があり、知らず知らずのうちに顕示心が現れ、それを放任してしまい、膨張させてしまいました。私は必ずそれを暴露します。同修に次に会ったときに、自分の体験を話しました。私は「この心は私ではなく、私にはその心は要らない、今日それを暴露して解体します」と言いました。それからは順調にパスワードを入力することができました。

 修煉の中に偶然なことはなく、修煉する心があれば、その事の背後にある執着心を見つけることができます。

終わり

 私は正念を持って周囲の事に対処し、人間の観念に左右されず、邪悪の念に操られません。そして大法の威力を表し、力強く法を実証します。そのようにして私は衆生を救い済度でき、大法の世間での輝きを確立することができるのです。

 注:
 [1] 李洪志師父の著作:『轉法輪

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2015/7/3/311814.html)
 
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