村の書記と幹部・楊さんの話
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文/中国の大法弟子

 【明慧日本2015年7月27日】中国の元国家主席の江沢民は1999年7.20、嫉妬により法輪功に対して迫害を開始、法輪大法の師父を誹謗中傷しました。数千万人の法輪大法の修煉者たちが中国共産党の迫害の対象になりました。

 警察署の警官は私の村に度々来て、大法弟子に嫌がらせをしました。村の書記はこの迫害に対して憤慨し、村に来た警察署の署長に「私は煉功をして難病も治り、法輪功のどこがよくないのでしょうか? あなた方は電話をかけてきたり、探しにも来ないでください。あなた方はそんなに暇なんですか?」と聞くと、警官はもう本当に来なくなりました。警官は上層部に言われると、見回りの振りをするだけで、何もせずに帰って行きました。

 この村の書記は大法弟子に対して好意的であり、弾圧が始まると、大法弟子をずっと護ってくれました。『共産党についての九つの論評』が発表された後、書記本人とその家族全員が中国共産党の組織から脱退しました。

 書記は現在すでに晩年に入っていますが、健康で、バリバリと畑仕事をこなし、まるで若者のようです。彼の息子は畑仕事の名人で、娘はいい大学を出て、街で立派な仕事に就いています。書記とその家族はみんな幸せに暮らしています。

 楊善(偽名)さんという村の幹部がいます。1999年、私たちが村の役場に監禁された時、楊善さんは大法弟子の私たちを心配して、ちょくちょく訪ねて来ては何か困ったことはないか、様子を見に来てくれました。時にはトランプをしたり、お茶を出したりしてくれました。

 迫害が一番ひどい時期、村民委員会は上部からの要求で私たち大法弟子をすべて呼び出して、村政府に監禁し、監視していました。ある日、楊善さんが見張り番の時、私は一晩家に帰ってよく眠りたいと言うと、彼はすぐ応じてくれました。

 2002年、警察署と公安局は大法弟子を逮捕しました。私は警官に真相を伝えました。すると、脅迫され、身の安全のため私は家に戻れなくなり、やむを得ず放浪の旅に出ました。その時、私は県政府の街にいましたが、市公安局はその街を全面捜査して、私を逮捕するよう命令しました。迫害の真相を知っている公安局局長は、村の治安を担当している主任の楊善さんに密かに知らせ、その街から早く出られる方法を彼に考えさせ、私に教えるように伝言しました。

 2006年、やっと村に帰った私に、楊善さんは「いつも心にかけて、心配していたけれど、仕事上会いに行けなくて、すまなかった」と謝りました。私は「楊善さんのその気持ちだけで、充分嬉しいですよ」と答えました。彼は「あなたは元々良い人だし、法輪功を修煉してからさらに良い人になりましたね」と言いました。私は彼に、「引き続き大法弟子を護ってくださいね。そうすれば、必ず福報がありますよ」と言うと、彼は「何も求めていません。ただあなたたちのような良い人を、助けたいだけですよ」と言いました。

 2008年のオリンピックの期間中、中国共産党は全国的に大法弟子を監視するようになりました。楊善さんも上層部から私を監視するように任命・派遣されましたが、その圧力に耐えられませんでした。彼は夜も昼も私を監視し、疲れ果てて、体力を消耗し、人相もひどく悪くなりました。私は彼の親戚の大法弟子に、彼に真相を伝えて、彼を助けてあげてくださいと頼みました。真相が分かった楊善さんは、自ら明慧ネットで法輪大法の師父と大法弟子に「厳正声明」を出しました。その後、楊善さんはとても早く元の優しい顔に戻りました。楊善さんとその家族は、全員が共産党の組織から脱退しました。妻は大法弟子から貰ったお守りを喜んでいつも身につけ、家族もそれぞれ身につけています。

 ある日、省の公安庁から大法弟子捜査の命令が出ました。楊善さんはその情報を得て、親戚を通して私に証拠になる大法の書籍を片づけるようにと知らせてくれました。その後、数十人の警官が家宅捜索しても、証拠の品は何も出てきませんでした。

 またある日、私の親戚の大法弟子が連行された時、楊善さんは私に早く逃げるようにと、私の別の親戚を通じて伝えてくれました。

 去年、地元の警官による法輪功に対する迫害が突然ひどくなり、楊善さんに私を監視するよう命令を下しました。彼は「彼女を見張る意味は何もない。彼女は絶対に悪い事をしません。私はそれを保証します」と言いました。楊善さんの話を聞いた警官は、諦めて別の村へ向かいました。

 楊善さんは数年来、大法弟子をずっと護り続けて、たくさんの福報を得ました。一年に2級も続けて昇進しました。彼ばかりでなく、家族にも恩恵があり、妻は仕事がますます順調になり、息子は理想的な大学に合格しました。

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2015/7/10/312104.html)
(English: http://en.minghui.org/html/articles/2015/7/22/151666.html)
 
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