「福が大きく、運の良い」銭さんのお話
文/中国の大法弟子 林静
【明慧日本2015年7月15日】2013年8月9日、雲南省安寧市草舗のある工場で、亜鉛を精錬する炉が突然爆発し、工場の屋根を吹き飛ばしましたが、炉のすぐそばで作業していた銭さんは無事でした。
当日の昼、銭さんは炉の傍で作業していました。突然、大きな爆発音と共に炉が爆発しました。炉から少し離れていた数人の作業員は、矢のように工場から吹き飛ばされました。しかし、炉のすぐ傍にいた銭さんはびっくりして、縮こまり、工場の隅っこにしゃがみました。様々な大きさの亜鉛の塊が周辺に飛び散り、工場の屋根を貫通したものもあれば、落ちて来るものもあり、沸騰した炉の水は四方八方へ跳ね上がりました。爆発が完全に止まってからも、いまだショック状態の銭さんは、工場から急いで外へ出ました。
作業員たちは銭さんを囲み、傷の状況を見ました。しかし、不思議なことに、銭さんはは右腕に米粒の大きさの火傷を負っただけでした。皆は驚嘆し、「銭さんは福が大きくて、強運だ」と言いました。彼ははっきりと分かっていました。大法の師父が救って下さったのです。
事情はこうでした
銭さんの奥さんが法輪功を習い出した時、彼は恐ろしい剣幕で怒り出し、「平地哨村のある人は法輪功を修煉することで刑務所に入れられた。お前もそうなりたいのか?」と怒鳴りました。法輪功修煉者が家を訪ねる度に、銭さんは暗い表情でした。しかし、修煉者たちは根気よく真相を伝え、奥さんも明慧ラジオを聴く時に、わざと、音量を上げて聞いていました。徐々に銭さんは大法の真相を知るようになり、奥さんの修煉にも反対しなくなりました。
ある日、奥さんが持っている綺麗な大法のお守りを目にした銭さんは、自分もほしいと言いました。その後、いつもお守りを身につけていましたので、この度の爆発でも、銭さんだけは助かったのです。
法輪功修煉者達が見舞に来た際、銭さんは右腕を出して、米粒ほどの火傷を指差しながら「ほら見て、800度の炉の水がここに跳ねただけで、全然痛くありません。法輪大法は本当に不思議です! 本当に不思議で、素晴らしいです! 私の命の恩人です!」と言いました。