師父は、私の心性を一歩一歩高めてくださった
■ 印刷版
 

文/中国の大法弟子

 【明慧日本2015年8月3日】今年5月、同修が江沢民を告訴することで交流会を行うと知らせてきました。恥ずかしいことですが、そのとき、江沢民を告訴することは、明慧の同修がやる事であり、危険な環境にいる私には、関係ないと思い込み、交流にも参加しませんでした。そのうち自分も参加しなければならいと認識した途端に、また恐れる心が出てきました。再び自由を失い、目の前の幸せな家庭のすべてを失うことを恐れて、数日間不安な思いで過ごしました。ある年配の同修は私と交流して、「これは天象です。法を正す進展が、すでにここまできたのです」と教えられました。しかし、私の心性はやはり向上せず、心が落ち着きませんでした。ある日、私は朝食を作りながら、善を勧める手紙をどう書こうかと考えていたところ、師父は手紙を書く慈悲の心と知恵を与えて下さいました。私は感動のあまり、ポロポロ涙をこぼしました。

 告訴状を書くと決めて、本当に書こうとしましたが、現地の警官らに迫害されるのではないかという恐れる心と以前迫害を受けた時の恨む心が再び出てきて、どうしても書けませんでした。集団学法の時、師父の『二〇一五年ニューヨーク法会での説法』を学んで、落ち着きを取り戻しました。師父は江沢民を告訴することは、迫害を停止させ、人を救う慈悲なる行為が、なぜ迫害を招くのか、招く道理がないと教えてくださいました。ある年配の同修の純粋で簡単明瞭な告訴状は、私の参考になり、大きな力になりました。これは師父の按排だと思いました。私は順調に告訴状を書きました。迫害を受けた時期や詳細に関しても、師父は異なる人を通して、当時の記憶を思い出させ、それらを書く知恵を与えてくださいました。6月3日、私は同修に手伝ってもらって、文章を整理して印刷しました。恐れる心は相変わらずまた出てきましたが、以前とはずいぶん弱まっていました。しかし、同修に頼る心が生じて、私の代わりに郵送してくれたらと思いました。でもすぐにこれではいけないと思い、これ以上同修に迷惑をかけてはいけないと思い直しました。

 自分の心性を更に向上させる必要があるため、師父は引き続き高める機会を与えてくださいました。そのころ、明慧ネットは次々と同修たちが告訴状のことで迫害を受けたと報道していました。現地の郵便局の中に一つだけ、告訴状を受け付けてくれる所がありました。印刷した告訴状を持って家に帰る途中で、私もその郵便局に出そうかどうかを迷っていた時に、新しく出来た速達便を扱う店が目に入りました。私が恐れる心を抑えると、一人の若者が最高検査院の住所を書いてくれ、「郵送される途中で開封され、検査される危険性がある」と教えてくれました。私は、「大丈夫です。何も隠す事はありません。届いてくれれば、それでいいのです」と言い、見る人が多ければ、それだけ真相を分かる人も多くなると思いました。

 私の告訴状は、順調に最高検察院に届きました。その後同修から最高検査院は郵便局の郵便物しか受け取らないので、身分証明書のコピーとサインと拇印が必要と聞いて、私はすぐ告訴状を少し修正して、コンビニにコピーをしに行きました。そこで関心を持っている店員にそれを見せてあげました。私はこれは江沢民を告訴する事がよい宣伝になるだろうと思いました。

 郵便局に向かう途中で、ちょうどある同修に出会い、すでに告訴状を出したことを知りました。それで同修は私と一緒に来てくれることになりました。彼女は外で正念を発してくれ、私は1人で郵便局に入り、宛先を書きながら強い正念を発しました。

 3日目の昼頃、私は年配の同修の家に法を勉強しに行きました。学法が終わり、自分の告訴状は目的地に届いた知らせがまだ来ていないと言うと、同修は「もし届かなかったら、あなたはどうしますか?」と聞かれたので、私はすぐに「北京へ告訴状を持って行きます」と答えました。同修は、「私も一緒について行くから、必ず知らせてください」と言いました。同修は北京へ行く電車代も用意して、残りのお金と大法の本を全部親戚に預けました。私は、ここはあなたの家なのに、誰が勝手に入ってきますか? その心配はないでしょう?」と言ってあげました。

 家に帰って携帯を見ると、「最高検査院に届いた」との知らせが来ていました。その時間帯はちょうど同修と交流した時間帯でした。これは偶然ではないと分かり、師父に感謝しました。それから多くの同修の告訴状が郵送する途中で止められましたが、一部の心性の高い同修の告訴状は、届いたとの知らせをうけました。ある夫婦の同修は、4回も郵送しましたが、届いていませんでした。これはやはり自分の心性に問題があると悟り、この同修は「北京に直に告訴状を届けに行きます」と言いました。不思議なことに、そう決心した途端に、告訴状が届いたという知らせが来ました。最近郵便局はまた、告訴状を受け付けなくなりました。

 地区の同修は告訴状が止められたことについて交流しました。江沢民を告訴する進展は、私たちの心性と非常に深く関係があります。江沢民を告訴することは、真相を通して衆生を救い済度するためであり、正念を発して、個人の心性を向上させなければなりません。恐れる心、焦る心、告訴状を速く書き終えたい心、顕示心、安逸心、歓喜心、などなどを全部取り除き、告訴する過程を通して、心性を向上させるべきです。先にあげた多くの人心と執着があってはいけません。師父は修煉者に江沢民を告訴することを利用して、多くの執着心を放下させ、円満成就するための最後の機会を与えて下さっていると私は悟りました。師父は『轉法輪』の中で私たちに「其の心志を苦しめることこそ本当に次元を向上させるための鍵です」と説かれています。この告訴状を郵送することで、自分をはじめ、どのぐらいの同修が本当に悟ったでしょうか? どれだけ自分の観念を変えられたでしょうか? どれだけそれを自分を高める機会と見なし、向上したのでしょうか? 私は、この師父の教えを心にとめて、これからもなお一層修煉に励み、最後の一歩まで、師父について行きたいと願っています。

 次元に限りがあるので、不足のところがあれば、ご指摘願います。

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2015/7/25/313028.html)
 
関連文章