若返りした北宋の道士
文/宋合
【明慧日本2015年8月21日】甄栖真は北宋の道士で、作詩に優れています。彼はあちこちに周遊しては、薬で病の人を救いますが、見返りを求めないため、人々にとても好かれています。
甄栖真は75歳の時、ある男に出会って、男は甄栖真に「あなたの姿や容貌は、李筌のように一般人を抜きんでています。年を取っていますが、道を修めて、仙人になることがまだできますよ」と言いました。そこで、男は甄栖真に体を煉る秘訣を伝授して、「道を知るのは簡単ですが、実際に煉るのは大変難しいのです。努力してくださいね」を言い残しました。甄栖真は2、3年かけて、毎日、毎日勤勉に煉って、だんだんと若返り、高いところに登る時には、体がとても軽くなって、まるで自分が飛んでいるようです。
西暦1022年の秋、甄栖真は「今年の末に、私はこの世を去ります」と言いました。その年の12月、彼は本当に亡くなりました。長い年月を経っても、彼の遺体の容貌はまるで生きているようです。彼は「屍解」の方法を通じて、仙人になったと伝えられています。
(『宋史第462巻 列伝第221 方技 下』)