【明慧日本2015年8月31日】中国内外の法輪功学習者および家族は13日まで、中国の最高検察庁に元国家主席・江沢民を告訴し、江沢民の罪を立件するように要求した。告訴者は14万6千人以上に及んでいるという。
告訴状の一部は先月「セキュリティ検査」という名目で「北京郵政速達仕分けセンター」に留まっていたが、最近、その一部は最高検察庁に発送された。先週、最高検察庁に到着した8,072通の告訴状のうち、2,396通が「北京郵政速達仕分けセンター」に1週間~1カ月ほど留まっていた。
5月末~今月13日まで、146,783人(122,417事例)の法輪功学習者および家族が、最高検察庁・裁判所・公安部などに提出した告訴状の控えを受け取った。今月7日~13日までの1週間で、12,397人(10,820案件)が江沢民を告訴した。インターネッ ト封鎖などの原因で、実際の数字はこれより上回ると思われる。
江沢民告訴者の推移
中国以外の25カ国と各地区の1,648人の法輪功学習者は、中国の法曹機関に江沢民に対する刑事告訴状、あるいは訴状を提出した。
6月末から、週ごとに最高検察庁に到着した告訴状の推移
明慧ネットの統計により、受け取りの控えを集計したところ、現在、中国最高検察庁、最高裁判所、公安部門、中央紀律委員会はすでに68,452通以上(82,662人)の江沢民への告訴状を受け取り、明慧ネットの告訴状の総数の55%を占めている。
これまでと変わった警官たちの態度
江沢民告訴の潮流の中、6月17日、中国共産党の610弁公室は、江沢民告訴に対して、各地の関連部門に「最重要視し、厳しく取り締まる」と通知を下した。しかし、警官を含む多くの人たちが、これまで以上に法輪功のことを理解してくれるようになった。
14日 午前、遼寧省撫順市新賓県の法輪功学習者・劉悦さんは地元派出所の警官から電話を受けた。警官は「訴状を書いたか?」と聞いた。 劉さんは「はい、書きました」と答えた。劉さんは警官に「江沢民が我が家にどんな災難を招いていたか知っていますか? 私の告訴状を見てくれましたか?」と聞いたが、警官は「告訴状は私の手元にある。私はただ、告訴状を書いたかどうかの事実を確認するだけだ」と言った。「実は、私はこの辺の告訴状を書いた人みんなに電話をしたが、告訴状を書いていないと言う人は1人もいない。私は本当にあなたたちのことを、立派だと感心している」と素直に話してくれた。
河北省邯鄲(かんたん)市の法輪功学習者・党鮮霞さん、張冬青さんは、市民に法輪功が迫害されていることを話して回ったため、叢台(そうたい)西派出所の警官により不当に連行され、同市留置場に15日間拘禁された。12日、9人の法輪功学習者が、留置場まで党さんと張さんを迎えに行ったところ、2人は昼ごろ満面の笑顔で出てきた。2人は留置場で人々に法輪功のことを話し、40数人の人たちが法輪功は無実であることが分かり、三退した。その中には、留置場の警官2人も含まれている。
7日、河北省三河市の裁判所は、4人の法輪功学習者に対して不正裁判を開廷した。法廷で弁護士は「廊坊洗脳班はどんな国家機関に属していますか?」と質問した上で、法律に基づき無罪の弁護をし、学習者たちの解放を求めた。10日、4人のうちの楊建坡さんが解放されるとき、警官に「私を逮捕することは、間違っています」と言うと、警官は「ごめんなさい、ごめんなさい。間違いました。謝ります」と言った。
4日、山東省平度市・610弁公室の警官は、柳林村に在住の法輪功学習者・隋守忠さんの自宅に不法に押し入り「お前が江沢民を告訴したのか?」と聞いた。 隋さんは「告訴しました」と答えた。隋さんは「私が法輪功の『真・善・忍』の教えに従って行動することは間違っていません。私は大金を拾っても、紛失者を探し当てて、返しました。法輪功を学んでいるおかげです」と話した。すると、警官は何にも言わずに、隋さんの家から立ち去ったという。
世界各地からの声援
カナダの国会議員ピーター・ケント氏は「人々が法的手段を使って、正式に江沢民を告訴することは良いことです。多くの人たちが16年間にも及ぶ法輪功迫害を知らないのです。これらの訴訟情報はまず裁判所を通して、次に中国共産党中央委員会に伝わります。そして、それから民衆の元に伝わります。法輪功迫害は深刻な人権侵害・殺害・強姦・違法監禁・私財押収、これらはみんな、酷く厳しい酷刑にあたります。中国でこの案件の立件を期待しています」と述べた。
国際人権機関の創始者・イスマイル・シャフィーユ氏は、「中国の未来は、国民の手に握られています」と話した。
オーストラリアの弁護士・ロバート・ダブラー氏は「中国人は自国で、江沢民を告訴すべきです。どんな人も法律を無視してはいけません。現在の江沢民告訴の潮流はとても尊いことで、私は大きな一歩を踏み出したと思っています」と述べた。
中国の各省市 告訴状件数の概況
明慧ネットの統計によると、13日までに江沢民告訴者数は1,000人以上で、38の省市にのぼる。
以下の通りである。
天津市(3,552人)
北京市(3,199人)
重慶市(2,653人)
河北省:保定市(4,843人)、石家荘市(4,427人)、唐山市(3,056人)、張家口市(2,424人)、衡水市(1,992人)、秦皇島市(1,781人)、邯鄲市(1,704人)、廊坊市(1,558人)、邢台市(1,386人)、滄州市(1,358人)
山東省:煙台市(4,692人)、潍坊市(3,226忍)、青島市(2,631人)、聊城市(1,740人)、威海市(1,602人)
吉林省:長春市(4,677人)、吉林市(2,398人)
黒竜江省:ハルビン市(4,622人)、大慶市(1,771人)、ジャムス市(1,368人)、綏化市(1,260人)、鶏西市(1,161人)、牡丹江市(1,000人)
遼寧省:大連市(4,176人)、朝陽市(3,600人)、瀋陽市(2,787忍)、大连(4,176人)、朝阳(3,600人)、沈阳(2,787人)、葫芦島市(2,347人)、撫順市(2,143人)、錦州市(2,143人)、本渓市(1,213人)
四川省:成都市(3,171人)、徳陽市(1,089人)
内モンゴル:赤峰市(1,336人)
湖北省:武漢市(2,337人)、黄岡市(1,469人)
(English: http://en.minghui.org/html/articles/2015/8/16/152087.html)