【明慧日本2015年10月23日】貴州大学教師の趙躍さん(57歳女性)は法輪功を学んでいるとして、さまざまな迫害を受けた。そして、8月19日、趙さんは最高検察庁に法輪功迫害を引き起こした江沢民を侮辱罪、誹謗罪、権力乱用権、ジェノサイドなどで告訴し、その刑事責任を追及するようにと求めた。
趙さんは1995年から法輪功に出会い、法輪功を学び始めた。それから、趙さんは「真・善・忍」に従って自分を律し、道徳の向上ができ、利己心などの執着心を取り除き、患っていた病気が完治した。
以下は趙さんが受けた迫害の一部である。
1999年7月20日、江沢民が法輪功への弾圧を開始した。2000年1月、 趙さんは天安門広場に行き、警官に「法輪功学習者か」と聞かれ「はい」と答えたので、公安局天安分局に連行された。趙さんは天安分局で猛打され、片腕を肩から、もう片腕を腰から背中に回され、手錠で繋がれた。それでも屈しなかった趙さんを見て、警官は棒で頭、背中、両腕、両足などを激しく打った。警官はさらに、スタン ガンで趙さんの意識がなくなるまで、電気ショックを加えた。
2000年12月27日夜、貴州省貴陽市国家安全局の警官らは趙さんの自宅に不法侵入し、家宅捜索をした。警官は、法輪功関連書籍、法輪功創始者の説法のテープとDVD、などの私物を押収した。
2000年のある日、趙さんは電車に乗って、隣に座っている親子としゃべったが、中国共産党の法輪功に対する誹謗中傷宣伝を信じていた母親は、趙さんが法輪功を学んでいると知った途端、趙さんから逃げるように離れた。
2001年3月、趙さんは労働教養所に送られ、2年間拘禁された。
2004年4月末、洗脳班に拘禁された趙さんは、いわゆる洗脳教育を拒否したため、洗脳班から直接に労働教養所に移された。洗脳班で趙さんは6人によって、毎日24時間監視された。秋から冬までシャワーを浴びることも着替えることも許されず、トイレに行くのも制限された。寝ることを許されない日々、真冬に薄着で外に立たされることや、軍人のように起立させられることもあった。そのため、趙さんの足が腫(は)れて爛(ただ)れた。
拷問の再現:猛打されている様子
拷問の再現:両腕を背中に回され、手錠で繋がれる
拷問の様子をイメージした絵:数人がスタンガンで、電気ショックを加える
2001年3月、趙さんは退職させられたが、年金はほとんどもらえなかった。この16年来、趙さんの夫も迫害を受け、昇進させないなどの迫害を受けた。
趙さんは「私は告訴人として、法輪功迫害は江沢民が首謀者であることを、特に強調したいのです。法律に基づき、江沢民の責任を追及し、制裁すべきです。江沢民が犯した罪で、私個人と家族に、肉体的にも、精神的にも、巨大な痛手、巨大な損傷を負わせました。法輪功迫害を一日も早く終わらせなければなりません」と強く述べた。