飲食店経営者:着実に心性を修める
■ 印刷版
 

文/山東省の大法弟子

 【明慧日本2015年11月5日】 私は師父が『轉法輪』の中に説かれた漸悟の状態で修煉する大法弟子です。修煉を始めたころは学法煉功も行っていましたが、多くの場合はただ表面上の形式だけにとどまり、真に大法の厳しさや素晴らしさを体得できなかったので、修煉そのもの、またはどのように修煉するかについてはよくわかりませんでした。真に修煉することは起こったトラブルや真相を伝える中または病業が現れたときに徐々にできるようになりました。

ビジネスの中で名利心、嫉妬心を取り除く

 2005年法輪功を修煉していない夫と私が営んでいた飲食店が2年あまりの努力により、だんだんと景気がよくなり、常連客が多く、口コミによるお客さんも訪れて、商売がますます繁盛しました。

 夫は喜んで、だんだんといい気になり、よく友達を店に連れてきて飲んでいました。最初のころは私の説得を聞き入れましたが、そのうちひどくなって、私の話に全然耳を貸そうとしないどころか、店の仕事はまったく手伝わず、一晩中友達とマージャンをやって家にも帰って来なくなりました。昼間は彼らを連れてきてただで飲み食いさせていました。

 ある日、お客さんが非常に多く、他のお客さんに料理を先に出したため、夫が連れてきたお客さんの料理が最後になりました。夫は私がわざと自分たちを冷遇したと、私を指さしながら大声で罵り、事情を説明しようと思うと、彼がお客さんの前で私を殴り始めました。その瞬間、屈辱を感じて涙が抑えきれずに流れてきました、店員は皆夫を責め始めましたが、夫は全く聞こえなかったようでした。それを見て、私は店を飛び出し、泣きながら自転車をこいで家に向かいました。心の中では自分が損得を気にかけないようにしてずっと耐えているにもかかわらず、いったいどうしてこんなことになってしまったのかと自分に問いかけましたが、その答えがわかりませんでした。

 おかしいことに、頭の中でははっきりと家に向かっていたのに、自転車を降りてみると、なんと同修の家の前にいました。これは師父が私を導いて下さったとわかりました。私は最近起きたことを同修に話しました、同修はまず私を慰め、だんだん落ち着いたのを見て、「私たちは常人ではなく修煉者ですよ。修煉者は如何なることに対しても師父に教わった法理に照らし合わせたほうが良いですよ」と優しく言ってくれました。それを聞いて私はとても恥ずかしく思いました。

 確かに最近は店が忙しいため、学法も煉功も怠けて、名利心が膨らみ、夫に対しても気配りできず、お金を稼ぐことばかり考えていました。これはまさに旧勢力の按配ではありませんか? 夫は友達を連れて来て、ただで飲み食いし、みんなの前で私を罵ったり殴ったりして、私の面目まるつぶれになったのも私の名利心を取り除くことに手伝ってくれたのかもしれません。彼に感謝すべきです! 

 私は大法の中で自分を修めるべきだと思い、彼に対する怒りや恨みも消えました。このトラブルも簡単に解決しました。

 夫もだんだんといろいろなことを通して、彼の友達は誠意を持って自分と付き合っているのではなく、ただで飲み食いするのが目的だとわかったようで、彼らとは付き合わなくなり、本来の自分に戻り、三退して真面目に働き、法輪大法の素晴らしさをさらに実感しました。

 これは師父が夫のやったことを利用して、自分の膨らんでいる名利心を取り除くためにされたことだとわかり、慈悲で偉大なる師父に感謝しています。

 このことがおさまったかと思うとまた店舗の契約に関するトラブルが起きました。賃貸契約は3年で、もし3年後に継続して使用する場合は他のテナントより優先してさらに3年の更新ができると書かれていました。大家さんも自分がこの店舗が使用することはなく、何年借りても問題ないと言ってくれたので、店を開業する前にたくさんの資金を投じてリフォームしました。契約満了2月前に、大家さんが契約の更新で訪ねて来て、もし3年の更新をする場合、家賃を上げなければならないと言い、とても高い金額を提示してきました。夫と私はどうしても受け入れられず、他の物件を探そうとしました。夫はリフォームの一部の費用を返金するよう大家さんに要求すると、大家さんは「別にこっちから店舗を貸してあげないのではなく、あなたの方から家賃が高すぎると言って自ら契約の更新を諦めたのに」と不機嫌になりました。しかし、私たちが引っ越した数日後、大家さんと彼の娘婿が看板を出して、同じく飲食店を開業しました。

 それを見て、私ははっと気づきました。大家さんと彼の娘婿は、私の店が大繁盛していたのを見て嫉妬し、わざと家賃を上げて追い出そうとしたのでした。夫は我慢できずに、その大家さんのところに行って話をつけようとし、かっと頭にきて人を雇ってその店を壊してしまうとまで言い出しました。私は師父が『洪吟』に書かれた人間としていかに身を保つかに関する経文を教えると、彼は自分が悪いことをする念を諦めました。

 これは師父がこのことを利用して、私のお金に対する執着や嫉妬心を取り除いて下さったと分かりました。

真相を伝える中で心性を高める

 真相を伝える過程は心性を高める過程でもあります。心性の低い人あるいは共産党が作りだした党文化に毒害された人にあった時、怒ったり、恨んだりしないで、一回目に真相が分からなくても、次回会う時にまた教えてあげればよいと思います。肝心なことは自分が心の中に善なる念と真摯な態度を持つことです。相手は私たちが本当に自分のために考えてくれ、私たちの慈悲な心を感じ取ることができれば、その人は救われます。

 私はこのような人にあったことがあります。私は中国共産党の幹部たちの汚職腐敗のこと、階級闘争の理論を用いて人間性を捻じ曲げること、それによって人々の間に思いやりがなくなること、経済の高速な発展のために、自然環境、生態バランスを壊したこと、それによって自然災害や人災が絶えないこと、歴史を改ざんし、無神論を宣伝しわが中華民族の5000年の伝統文化が壊されたこと、その結果、今の中国人が道徳をもって自らを律することなく、さまざまな社会問題が起きていること、そして今は貴州県に「中国共産党亡」の文字が刻まれた大きな石が現れたことは、天がこの全人類に災いをもたらした悪魔を壊滅することをあらかじめ示していると伝えた時に、彼は「物事を成し遂げる者は王となり、それができない者は敗者であり、共産党がいくら悪くても、天下は共産党が勝ち抜いて手に入れたのだ」と横暴な態度で反論しました。

 私は彼の態度に影響されずに、共産党がどのようにして力をつけて大きくなったのか、日本軍が中国を侵略した時に、国民党が率いる軍隊が8年にわたり、全力で戦っていましたが、共産党はこの隙にひそかに装備を整え、軍事力を拡大し、戦後も旧ソ連軍の政権の助けの下で政権を盗んだことを教えました。そして私の周りにおきた善には善の報い、悪に悪の報いの事例を話し、法輪大法は佛家修煉大法であり、人の道徳性を高めて、病気の治療や健康保持、福報を得ることができるなどを教えました。

 最後に、彼はやっと真相がわかり、共産党や関連組織から脱退しました。

 病業によって作り出した虚像の中で正念を堅持する

 病業の関門を乗り越えるのは心を修める時でもあります。私は2回病業によって作り出された虚像に遭ったことがあります、夫は毎回早く病院へ行くよう急かし、きつい言葉も言いましたが、私は自分が修煉者であり、師父が守ってくださるから、大丈夫だと答えました。大法を信じ、師父を信じて心が動じなければ、旧勢力が私を迫害する事はできないと思いました。

 病業の現れがもっとも激しい時は、かえって多く深く潜んでいて普段はなかなか気付かない良くない心を見つけました。例えば顕示心、歓喜心、負けず嫌いの心、仕事への執着心、家族への情に対する執着、時間に対する執着などなど、執着心を見つけて発正念をしてそれを取り除くと、病業が消えて心性も上がりました。

 これらのよくない心を放下する過程は自分の本当の家に帰る途中のような感じがして、ひとつの執着心を放下する度に、自分を束縛する荷物が下ろされて、体が軽くなり、足取りが軽快で力強くなり、周りの景色もきれいになっていきました。

 師父への感謝の気持ちは言葉に言い表すことは出来ませんが、着実に修煉に精進し、偉大で慈悲なる師父へ恩返しができればと思います。

 次元の限りがあり、適当でないところは同修の慈悲なるご指摘をよろしくお願い致します。

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2015/9/25/316238.html )
 
関連文章